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自己紹介13 シャネルバッグをプレゼントされて別れを決意したとき

私が瞬間惚れした男性のA君。

大好きなA君がもういない、
しかも日本にいないのでもう諦めさっぱりついた!

私は切り替えが早かった、
どこかでそれをもしかして望んでいたのかもしれない
彼が近くにいたら、日本にいたらきっと
会いに行ってた。


そしたら永遠に次にいけないと思う。

神様がこうしてくれたとちょっと感謝すら出た。

ちょうど私が30歳になること、
会社でちょっとした動きがあったの。


なんと、私の人事異動!!

東京から大阪に配属になった。


えーーーーーーー!!!!


私にはこのまま東京で婚活して
そのまま結婚して、理想の家に住んで。。。。

ってことをずっと考えていた、

今更大阪に行って1から知り合い増やしてってなると先が真っ暗。。。

東京でのこの暮らしがすっかり慣れてて私は
絶対移動したくなかった。

でも会社の人事異動って特に介護や、子育てなのの
事情がない限り聞いてもらえないんよね。。。

男性とに出会いがマストなので
辞令拒否!!!

って聞いたことがない。

私は人事の人に相談した。

『どうしても移動したくないです』

と。

一人だけわがままを聞けないとの事で
私は色々話し合った結果

速やかに退職した、

次の仕事も決まっていないまま
とりあえず会社を辞めて東京にいることを選んだ。

当時の私の家の家賃は16万円。

無職ニートが払うにはきつい、、、

始めは失業保険でどうにかなっていたけど
もうそろそろやばい、、、

って時に

一人の彼が現れた。

彼は出会った瞬間からスーパーアタッっく状態で来てくれた。
駆け引き0でストレートに、
結婚前提で付き合いたい!

と。

私はデートを繰り返して様子を見た。
やっぱり好きには慣れないけど
この情熱に感心する。

とりあえず付き合ってみた。

やっぱりお姫様扱いしてくれるから
心地よかった。

私は心から彼を愛してないから
どんどん性格が悪くなり
わがままになっていった。

半年ほど付き合って
ドキドキもなければときめきもない
包まれているような安心感もない
言えば幸福感もない。

でも自信だけはある状態。

なんだろうこの感覚。。。

結婚の話は淡々とすすんで彼はどうしても私と結婚
したいようであっという間に婚約。


あれ、結婚ってこんな感じなのか、?!

私は自分の気持ちが取り残されていく感覚に失望感も感じたけど
彼の家柄、そして経済力、私への尽くしてくれる力は
申し分なかった。

『あれ、私ってこんな条件で決める女だったけ?』

と我に帰りながらもふわふわしていた。

どんどん現実と心がついていけないようになった。

でも結婚でこんなもんだよね。

って。


私は完全に焦っていたの、

もうこの人を逃したら他いないよねー
結婚したいし、
これでいいんだよね、、

これがいいんだよね。

って。

私が仕事を辞めていることはもちろん彼は知っており
無職のニート状況だったことから
彼は私に家賃と生活費とくれていたの。

仕事をしていないから時間があることはバレている

彼は私に花嫁修行的に
料理教室に行ったり、習字にいくことを進めてきた。

私はとりあえず通ったけど
なんかテンションが上がらない。

私は何をしてもなんだかパッとしない
気持ちで毎日を過ごしていたの。。。

ある日、
彼がホワイトデーにと
シャネルの黒いバッグをプレゼントしてくれたの。

私はその時に喜んでみたものの
黒より
赤い方が欲しかったなーー

なんてぼそっと言ってしまったの。

彼は私を喜ばせようとなかなか手に入らない
赤いラムのバッグを外商に探させてゲットしてくれた。

私は物質的なものに単純に可愛いーーーーー

ってなり喜んだけど

めちゃくちゃ自分が嫌になったのね、

なんで私こんなにわがままで嫌なやつなの?!
なんなの?!

私はバッグを手にした嬉しさよりも
もっともっと悲しい気持ちが強く自分を苦しめたの。

なかなか手に入らない

マトラッセの赤いラムの
バッグをいただいた時より

A君にもらった苺の方が

よっぽど
嬉しかった。

私は
男性に〜が欲しいとか言うタイプではないの

そんなこと言う私じゃないのに、

自分のことが嫌いになりすぎで辛かった。

でも周りはそんな男性めっちゃいいし羨ましがられて
私はやっぱりそうかな。。。。


自分がわからなくなったの。

彼といると私は
どんどん自分が醜い女性になる。
何をしてくれても
幸福感を感じれない女性になる。
どんどん
わがままにヒートアップしていく。
してくれて
当たり前の女になる。
自分で
自分を幸せに出来ない

なんと
歯痒くて、でも
うまく
表現できなくて、
婚約してるし、

私は彼に気持ちを伝えた


あなたのことは好きでも

あなたといる時の自分がたまらなく嫌いなの。
私はあなたの人生の責任が持てない。

と。

そしてお別れしました。



さあ、また次も他に男性に出会うかー!!

と多少切り替えようと思っていたら

私の周りはすっかり状況が変わっていて。

私は当時30歳。

ふと気がつけば周りはそろそろ結婚して第一子を妊娠したり
今まで一緒に合コン、飲み会に行っていた女子たちが一斉に
結婚し出したの。

私は焦りと不安にも襲われ

そして以前のように色んな新しい男性と出会うことに
疲れたの。

どんな男性が私に合うのかわからなくなってね
好きな人を選ぶと失敗する
好きになってくれる人を選んでも失敗したし、、



あれ、待って!!

私大好きな人を選んだ時って失敗してない!!

そもそも失敗って思ってない
彼から『付き合う』『結婚する』『好きだ』『大事にする』
そんな言葉がなくても私は自分の素直な真っ直ぐに彼を愛する気持ちで
一緒にいた。
だから幸せだったし
条件なんてなかった。

人から条件を受けてその見返りとしての
お付き合い、セックスになっていたから
途中で自分がわけわからなくなっていたんだ。

『感じる幸せ』よりも『考える幸せ』を重視しすぎた。

私は1週間くらずっと自問自答して自分で腑に落とした。

私はどこかで少しずつボタンをかけちがっていたよう、、

相手の言葉とその先の見返りとしての愛だったり、結婚ということに
意識してしまっていた。

焦りから。

結婚するって相手の人生の責任も持つわけだけだから
自分!自分!じゃダメだった。


私はこの彼に出会えたことですごく大切なことを思い出した。



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