長楽区市場監督管理局が福州市初の知的財産分野における失信案件を処理

長楽区市場監督管理局は、権利者の合法な権益を保護し、国家、省、市の知的財産保護強化の方針を徹底的に実施し、市場監督の総合行政執行機能を十分に発揮しています。

2023年11月2日、国家企業信用情報公示システムは、福建明某盛建築工程有限公司を重大な違法失信リストに掲載することを公示しました。

長楽区市場監督管理局の執行隊は、通報に基づいて、管轄内のあるリハビリ医療センター（第一期）プロジェクトの建設現場で、金強クリーンボードの偽造品を大量に発見しました。これはプロジェクトの施工側が福建明某盛建築工程有限公司（以下、明某盛公司）から購入したもので、明某盛公司は登録商標の偽造犯罪を構成し、違法経営額は154.86万人民元を超え、刑事事件の追訴基準を大幅に上回っていました。長楽区市場監督管理局は直ちに立件調査を行い、この案件を公安局に移送し、刑事立件調査を開始しました。

本件において、明某盛公司は違法に運営し、登録商標専用権を侵害する粗悪品を販売し、施工側が省の重点民生保障プロジェクトにこれらの粗悪品を使用する結果となりました。これは「著名」商標登録者の合法権益を著しく侵害し、さらに市民の生命健康の安全を脅かすものでした。長楽区市場監督管理局は、明某盛公司を公安局に移送して刑事責任を追及し、違法所得48.75万人民元を没収し、619.45万人民元の罰金を科す行政処分を決定しました。

事件の解決後、同社は行政処分の決定に不服として行政訴訟を提起しましたが、一審および二審の裁判所は原処分を維持しました。長楽区市場監督管理局は、長楽区人民法院に強制執行を申請し、同法院は強制執行を許可する行政裁定書を発行しました。現在までに、この関連事件で5人が刑事拘留され、4人が逮捕されています。

この記事は、2024.W23（2024年　第23週）の毎週知財新聞から抽出したものです。