デイケアの効能

ひきこもりの当事者を持った御家族の方々は「自分の子供が自分で自活してくれたらどれだけいいだろう」と一度はお考えになるはずです。

デイケアに通ってリハビリをする障害者を こういった御家族の皆様はある種の憧れを持って見ておられるのではないでしょうか。

デイケアシステム、というのは退院した患者がデイケアセンターに通う中で社会性や健康を取り戻し、一般的な生活や就労につなぐリハビリとしての機能があります。

精神障害者は多くの場合、大変孤独です。

しかし、デイケアセンターに登録して通うことにより、社会性を取り戻す手助けをしてもらえるという点でデイケアシステムは大変優れたリハビリテーションシステムです。

デイケアの中では病気や障害を隠す必要はありませんから、登録した障害者はこころの底からくつろぐことが出来ます。

昼には弁当も出ますし、併設してあるクリニックや病院に医師が常駐していますから、急変にも対応してもらえるなど、至れり尽くせりです。

一緒にリハビリしている同じ障害者の中にはアパートを借りて自活していたり、病院が下宿や寮を敷地内に持っている場合もありますから、ひきこもりから脱出できる可能性も高くなります。　

いちばん大きいのは側に仲間が居るということ！

同じ境遇の仲間の励ましや仲間と共有出来る情報というのは大変貴重なモノです。

精神障害者のリハビリテーションにはデイケアの利用をぜひオススメします。

寄せ場心得　～閉鎖病棟にありがちなこと～