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光が消えると、夢をみる。

朝型の人間だから日記は朝描きたいのに、感情は夜に溢れる。だから今日もこの時間に日記を書いてしまう。今日は本当はくたくたなはずなのに書き留めたい感情があるからそれにつられて、文章を綴ってしまう。

静岡に来て、おおよそ1年が経った。新卒はこういう子が入るらしい、という人事を聞いた。多分本当はまだ聞いちゃいけないと思うけど。

新卒の特権ももう終わる、この一年、散々駆使したから多分後悔ない。変な感じ、変化に追われてついていくのに必死で仕事をやめたいよりも、やめた方が多分会社のためになるんじゃないかな、とか、わたしを面接したあの偉い人はどこを気にいって、どうして、私に内定を出したのだろうなんて思ってた。もちろん辛いことや惨めに感じることは何度もあった、幾度も帰りのバスで一人でマスクをしたまま、泣いた。

教えれることは多くはないけど、でも新卒の子がいつでも聞きやすい人でいたい。わたしの教育係の先輩がそうであったように。

肺がまだ少し痛む、背中も少し痛い。そういったことだけで色んなことが不安になる。彼がおはようの連絡が少し遅くなっただけで、少しだけ鼓動が早くなる。随分も前に、自分は強くてタフになったと信じていたはずなのに、自分の体調や私たちの置かれている環境や不安な情勢に、わたしは夜ベットで一人で泣いてしまう。静岡の平日の夜はあまりに孤独だ。夜が嫌いになってわたしはもしかしたらこの一年また早起きに精を出していたのかもしれない。でもたまに、こうして眠れない夜がある。それの扱い方があまり分かっていなくて、眠らなきゃ、眠りたい、くたくたなはずなのに、色んなことを考えてしまって、気づいたらそっと涙が出ている夜もある。


祈ることはシンプルだ、宝くじが当たりますようになんて思わない。今までの当たり前だと思っていたことがこれからも続きますように、とか。彼が好い夢を見れますように、とか、おばあちゃんのコロッケを早く食べれる日が来ますように、とか あとはまだ富士山が噴火しませんようにとか。そんなことを。

私たちは緩やかに死んでいってる、全部死への旅。

光が消えると、夢をみる。あなたの肌を触って、鼻にキスをして、明日もまだ、息をしていればいいと願う。明日を保障されている人なんて誰一人もいない、あなたも私も、同じ。 中学生の時散々喧嘩した同じ陸上部だった女の子は高校に上がって白血病になったと誰かから聞いた。まだこの世界にいるのかな。わからない。わかっても何も変わらない。 よく家族で訪れる串カツ屋さんのオーナーがある日、夜眠ったまま、息を引き取ったように。お父さんとお母さんが付き合っていた時から通っていた串カツ屋さんで、私が子供の時から連れていってくれて、大きくなったね、なんて言ってたのに。オーナーは私のお父さんと同じ歳だった。それに、娘さんは私よりも数個年下ぐらいのはず。未だに家族で訪れる。今は奥さんが切り盛りしてる。life goes onだね。何があっても、人生は続いてく。 死の前にしたいことが沢山ある。みたい景色が沢山ある、食べたいものも沢山ある。

だから今日、できることをする。だから、もう苦しまないでね。自分を犠牲にしすぎないで。つまらないプライドは捨てて、意地を張らないで。自分が幸せになることに罪悪感を感じないで、どんどん幸せになってね。明日が保証されている人なんていないから、ベットから出て、未来の自分が誇れることをして。あと、愛を伝える、それもできるだけ沢山。沢山の愛。 おやすみなさい、好い夢を。

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