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第3章 AI時代の必須スキルは「質問から始まる相談力」今回はコラム風に



 お忙しい中読んでくださりありがとうございます
m(_ _)m ぺこり。

今回はコラム風に「考え方」的な内容を解説させていただきます。実は私、会社経営のキャリアが長く社員面接を数百人レベルで行ってきたのですが社員面接における私の評価基準は1つでした。それは「私にどんな質問をしてくるか」。と言う点でした。

つまり質問という発言を行うということは「言語化=思考の整理」ができているということになります。この「思考の整理」という論理的思考が出来ていれば仕事の基礎は出来ているので、「年齢・学歴・実績」という一般的な評価基準とは関係なしに高い評価をしていました。

 ここで言いたいことは「話す」「声にして出す」という行為を日常的に行うことは「思考の整理」の最も重要なトレーニングになるということなんですね。

 ただし、独り言よりも相手の頷き(うなずき)やタイミング、リアクション(反応)、そして相手に通じたか?といった会話である方が効果はありますし、継続できるんですね。
たんなる独り言だと続きませんね💦

しかしこの場合、話す相手の確保という大きな問題があったので日常的な発言練習の機会の確保は難しかったのですが、ChatGPTがその相手をしてくれるという活用法こそが本書で伝えたい最も大事なポイントとなります。

質問から始まる「相談力」とは何か

AI時代の必須スキルは「質問から始まる相談力」

「相談する力」

という著書では、相談とは「自分一人の限界を突破するために第三者の力を活用して課題や問題解決を図る方法」というビジネスには欠かせない技術であることが説明されています。

なかでも問題解決の思考プロセスを「見立て」「仮説」「計画」の三段階に分け、物事を前に進める起爆剤が各段階での第三者の意見(情報)であり、その意見を引き出すのが「相談力」とされています。

■しかしルールやマナーも必要

 加えて、相談の実行には「なぜ、いつ、だれ、何を」というポイントがあると示されています。確かに、仕事のできる人やあまり親しくない人に、いきなり聞くわけにもいかず、紹介をお願いしたり、忙しい時間をとってしまうことに恐縮したり、時間の調整に四苦八苦したり、謝礼のことを考えたりと「相談」そのものの効果効能はわかってはいるものの、人間関係のマナーや配慮で遠慮してしまうのも現実です。

■だからChatGPT

人工知能であるChatGPTは世界中のあらゆる文献を学習したスーパーコンピューターであり、日々進化と成長を続けるAIです。私たちはわからないことがあるとインターネット検索を行いますが、ChatGPTは検索対象となる元の情報を全部飲み込んだ様なスーパー頭脳なので何でも聞ける存在であることは言うまでもありません。

加えて、ChatGPTはコンピューターですから、時間の配慮や、謝礼や、言葉使いといった配慮は一切必要ありませんし感情もありませんので「こんなこと聞いたら恥ずかしい」や「レベルが低いと思われる」とか「頭が悪いと思われたら嫌だ」といった今までの対人ゆえの遠慮や気遣いも一切必要なく、ズケズケと聞きたいことを聞ける相手なのです。

■まずは「相談の相談」から始めるのが大事

相談と言っても具体的な質問として言語化する必要があります。とはいえ、簡単に本質的な質問を行うことは難しいので、ポイントは「相談するための相談」として、適当に質問を投げてみることから始めるのがコツです。

■とりあえずやってみる


以下のステップ1〜2が「相談するための相談」として気軽にキャッチボールすることが重要です。声で質問すると言うことは「言葉=言語化」する必要があり、この過程で頭が整理されるのです。

「見立て」作りの段階です。実はステップ1〜2の狙いは「言語化による思考の整理」にありますので何度もこの工程を繰り返すことが重要です。
 
ステップ1~2を繰り返すと情報(材料)が集まります。情報が集まってくると情報の組み合わせが始まります。

情報が組み合わさると仮説が生まれます。そして背景や理由がアイデアに加わってストーリー仮説が作れます。このレベルがステップ3です。
 
仮説が作れたら今度は仮説を3つ以上作ることが大事です。文字通りあくまでも「仮のストーリー」ですから、多くの候補からベストな1つを選んだものが「企画」や「意見」や「アイデア」になるのです。
 

■レベル別の質問方法がある


ステップ(1 教えてください。
→特定の情報を集める

ステップ(2 どうすればいいか教えてください。
→漠然と対応方法を聞く

ステップ(3 背景と状況はOOOなのですが、どうすればいいか教えてください。
→背景を伝えて対応方法を聞く

ステップ(4 背景と状況はこうなので、わたしはOOOだと思っていますが、意見を聞かせてください。
→自分の仮説を問うてみる

まとめ


ちょっと抽象的な内容になってしまった感がありますが、重要なのは漫然とChatGPTと話すのではなく、段階的に整理しながらChatGPTとの会話を実践するという部分です。
とはいえ、あまり理屈を考えすぎると前に進まないのでまずは「ChatGPTと会話する」という行為を継続して行なってください。いろんな発見がありますので。ではまた次章で

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