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企業のテレワークの実施状況などを調査してみた (2)

 企業・組織に属する個人(有効回答者数は2,372人(IT企業 1,327人、非IT企業 1,045人)を対象に実施したテレワークに関する調査結果の連載2回目。テレワークの継続意向については次の通りです。


1.2021年1月以降もテレワークを続けたいと考える割合は7割弱

2_図1

 急速に定着したテレワークですが、7割弱の人が継続意向を表明。当初は自宅での仕事環境の不便さが取り沙汰されることもありました。しかし、緊急事態宣言下で他に選択肢が無い中、いざ始めて、慣れてみれば、通勤よりも在宅勤務に利点を感じた人が多かったことがうかがえる結果だと思います。

 次にテレワークに使用している端末の所有元についてみてみます。


2.テレワーク経験があると回答した人のうち、パソコンについては、8割以上が会社支給の端末を使用

2_図2

 一方、会社支給のスマホを使用しているのは45.5%と半数以下

2_図3


2_図4

 テレワークにおいて、PCは会社から支給されていることが多いものの、スマホは半数にも届きません。そして、ネットワーク接続に使用するルーターなどの機器は64.6%が私物を使用している(図4)、という結果で、約3分の2が会社支給されておらず、私物を使用していることがわかります。

 当然ながら、このような私物のスマホやネットワーク機器は、機種選択やサポート契約、セキュリティソフトの利用など、セキュリティの強度に関わることを個人の責任で決めていることがほとんどです。その機器を利用したテレワーク中に、もしセキュリティインシデント(事故)が発生したら・・・。
 次回はインシデントが発生したら個人の責任になってしまうのでは?という不安について聞いた結果などをご紹介します。



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