【ゴルフ場クラブハウス】津久井湖ゴルフ倶楽部
神奈川県にある津久井湖ゴルフ倶楽部のクラブハウスをインテリアプランナー的視点で見てみましょう。
1. 外観
クラブハウスは、古いものを改修して使用している。
耐震的に問題があり補強工事をしたが、以前は2階がレストランとして使われていたが、現在では別にレストラン棟を建築した。
のどかなイメージの山小屋風のつくり。
エントランスには特に重厚感がなく、車寄せを作ってはいない。
クラブハウスからレストラン棟に行くのに、一度外に出なければならないが、通路には屋根が設置されているので、雨でも濡れずに行ける。
クラブハウスも1Fのみを使用し、レストラン棟へのアクセスも平らなので、階段がなくて便利。
新しく建築したレストラン棟は、モダンなダークグレーの外壁。
シンプルな外観となっている。
2. 内装
ロビーは、シンプルな作りで古い感じは否めない。
スペースはそれなりにあるが、ショップも充実しておらず、スペースがある割には、プレイヤーが集うサロンがないのが残念。
プレー後の入浴等でそれぞれが待ち合わせをしたい場合に、座る場所がない。
更衣室のロッカーは木製で趣があるが、室内にソファが少ないので、プレイヤー同士がロッカー内でコミュニケーションを取る時に椅子が足りない。
(ロッカー内に小さいキャスター付の腰掛があり、これに座って靴を履いたりする)
ごくごくシンプルなロッカー室だが、雨漏れなども見られる。
元々男性の浴室として使われていたようで、脱衣所は広く、洗面スペースも広いが、大衆浴場のようで、しゃれた感じは全くない。
浴槽は、男性用だったこともあり広いが、シャワースペースも半分以上が漏水のために使えない。
大きな浴槽と洗い場だけでなく、個別で使える機能的なシャワーブースが欲しい。
アメニティやシャワーヘッドを女子受けするように工夫するゴルフ場もある中、かなり残念。
インテリア的に見ても、特に工夫のない、田舎の大衆浴場みたいだ。
レストラン棟のインテリアは、シンプルで機能的。
大きな窓を配し、コースの様子や季節になれば桜も見られる。
景観を大きく取り入れた点はとても良い。
インテリア的には、木目の格子を多用しているが、シートもので高級感はない。
照明器具や壁クロスなどにアクセントを加えたら、もう少し個性と高級感を出せるだろう。
3. 総括
歴史が古く、増築や改築を繰り返しているので、まとまりがない。
古い割には、名門コースにあるような趣もない。
ただし、広さや清潔感はあり、機能面では十分ではあるが、もう少し、プレイヤーがわくわくするようなすてきなインテリアがあったら、良かったと思う。
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