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娘(3月末生まれ)の「尊敬するな~」と思うところ

私の娘(9歳)は、3月末生まれだ。

産む前は「早生まれは損」みたいな記事を読んで、ちょっと暗い気持ちになったり。「けど、女子は年頃になったら、早生まれは羨望の的やしな。関係ないわ」なんて持ち直したりしていた。

生まれてから保育園に入るまでは、生まれ月なんて関係ない。ただただ可愛くて成長が嬉しくて。1回だけ行った赤ちゃんの集いで、幸運なことに今も繋がるママ友ができて、ベビースイミングや公園に毎日のように行って、とにかくアクティブで幸せな日々。育休中は毎日が楽しくて、1回たりとも働きたいなんて思わなかった。

そして、1歳半で泣く泣く職場復帰。
別に働くのが嫌いな訳ではない。とにかく離れるのが寂しかったのだ。

入園してみると、クラスで1番生まれが遅かった。

4月生まれの子はなんでも達者で、「やっぱり小さい頃の1年は大きいなぁ」なんて思ったりしていた。

赤ちゃんの頃から活発で外遊びもいっぱいしてきたので、身体能力に関してはあまり感じなかったのだが、やはり内面は幼い。娘なりに周りについていこうと一生懸命なのかな?というシーンを見受けることもあった。

我が子が通う保育園は、運動会の種目に年少~年長合同のリレーがある。

アンカーはタイムを計って1番速いメンバーを決定するほどの本気度。入場行進などは生まれ順なので、ずっと1番後ろを歩いていた娘。そんな娘が年長の年で、見事アンカーに選ばれていた。20名弱の少ない人数の中ではあるが、男女合わせて1番速かったらしい。


周りに常に自分よりできる子がいて、目標を定めることができる早生まれって悪くないよな、と娘を見ていて感じるようになっていた。(性格にもよると思うが)




そして、小学校に入学。

保育園より人数も増えて、世界が一気に広がる。

1年生の時の運動会では1番が取れなかった。サッカーを習っているめっちゃ速い女子なんかもいて、「すごいな~」と目をみはっていた。
その後、2年生の時にそのサッカー女子に追いつき、3~4年生の今は競っているらしい。

「追いついて、追い抜かしていくのが好きやねん」

そう語る娘。
まじかっけー。


3月生まれだからこその感覚やな、これは。
息子(6歳)が4月生まれだからこそ、よりそう感じる。


そんな娘、今年の夏前から陸上クラブに通い始めた。

(↑ここにも書いた。あれから続いている)

陸上クラブに通うくらいだから、そりゃもう速い子が多い。娘は速さレベルでは全然1番ではない。入ったばかりだし、クラブの同じ学年内では真ん中よりちょっと速いくらいかな?というような感じ。

「いや~世界は広いなぁって思ったわ」


その状況を知って悔しさを持ちつつ、爽やかに言ってのける9歳。


なんか、かっけー。

*****

そして、先月、初めて陸上の公式大会に参加をした。

4年生女子はいつも同じ4人のメンバーが参加している模様。自由参加で「1人でも気にしないから出てみる」ということだったので、100m走だけ参加申し込みをしてみた。


当日朝は夫と一緒に行ってもらったのだが、初めは毎回参加しているメンバーに入れず、1人でぽつんとしていたらしい。


そして、昼レース前くらいに私がいった時は、なんとなく混ぜてもらっている様子だった。いつも同じメンバーでリレーも走っている4名。そこに突然やってきた娘。「正直私やったらかなり気まずくて嫌やな」というシチュエーション。そこで普通に過ごしている娘に「すごいな」と尊敬の念を抱く。

初めての公式レースも、あまり練習していないであろうクラウチングスタートをして、立派に走っていた。レース結果は8人中4位。やっぱり陸上公式大会で速い子ってめちゃくちゃ速いなと感心する。というか、子どもが走ってる姿って、胸が熱くなる。

大会終了後、娘に声をかけた。

「どうやった?大会。次も出たい?」

「うん、出たい!次は3位以内に絶対入りたい」

「お~すごいな。楽しかったん?」

「うん。楽しかったで!」

「てか、4人と仲良くなったん?めっちゃ気まずいシチュエーションに見えたけど。すごいよな」

「まぁ~うち、コミュ力高いから!」

おーーーすごい。さすがっす。


4人とも最終的に仲良くなって、楽しく過ごしていたらしい。


娘の負けん気、変なプライドがないところ、目標を定めてそこに向かっていく力。

我が子ではあるが、人として、尊敬しているところ。


生まれ持った気質も大きいとは思うが、3月末生まれだからこそ身に付いた部分もあるような気がする。
損と言われがちな早生まれ。本当にそうかな?なんて娘を見ていると感じさせられる。まぁもう小4にもなると、早生まれがどうとか誰も言わなくなるけど。

*****

娘よ。

赤ちゃんの頃から、たくさんの「できた!」を見せてくれてありがとう。

お母さんは貴女の一生懸命、ぎゃーぎゃー言いながらも折れずにやり抜く姿に、何度も感動をもらってきました。

貴女の9年の人生の中で培ってきた馬力(失礼)があれば、これから先もきっと大丈夫。

早くは行けないかもしれないけど、きっと遠くまで行く力がある。

絶対行きたい場所へ辿りつけると思うよ。

損得ではかれないところに、大切なことってあったりする。
そんなことを貴女の頑張る姿から、教えてもらってるよ。


「話聞いてるか?」と思う時も多いし、大人気なくこっちも言い過ぎて、鬼瓦からのぶつかり稽古みたいになっちゃうこともあるんだけど。

お母さんは貴女のことが大好きで、とっても大切です。

いつも真っすぐな「大好き!」をありがとう。

これからも一緒にいろんなことにチャレンジしていこうね!

お母さんより


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おだんごさんの企画に参加します!

企画の趣旨に共感したのと、おだんごさんが苦手にチャレンジ!ということだったので、ぜひ参加したいと思いました。
文字量が多く、長くなってしまった~。

B賞希望です♡


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