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午後5時の珈琲時間


おはようございます。

昨日はクリスタルヒーリングを受けてきました。
(これについてはまた改めて書きたいです)

話が盛り上がり、お別れしたのはもう夕暮れ間近。
家に帰る前に、ひと息入れたいなあ、と思い、
思いついたほっこりカフェに向かったら、しばらく行かない間に
別のお店に変わっていました。

代わりにできたカフェは屋外で飲むスタイル。
寒くて無理だ~と思い、大通りに出ました。

思い出したのは大きな交差点の脇に昔からある
小さな本屋さんの3階に、いつの間にかできた
珈琲スペース。
気になっていたんだった!

ちょうど窓には誰も座っていないことが
通りの向こうから確認できたので
歩道を渡り、向かいます。

小さならせん階段を昇った先の小さなスペース。

店主さんと向かい合わせのカウンターには
先客がいたし、わたしは通りをぼーっと眺めたかったので
窓に面したカウンターに座りました。

ぼーっと外の景色を眺めながら待つこと10分くらい。

運ばれた珈琲カップは白地に青い花模様の
想像していたより小ぶりなカップでした。
珈琲だけ飲むのに、ちょうどいいサイズです。

そおっとカップを口に運ぶと、
それはそれはまろやかな味。
最初の一口は大概きつく感じることが多いから
どこに行っても「諦めて」いるのですが、
まるで、昔何度も通った大坊珈琲さんの珈琲を飲んでいるような
感覚に陥りました。




しかも、目の前には通りを挟んで、もう取り壊されて新しいビルになった、かつて大坊珈琲さんが入っていた建物。

デジャブというと大袈裟ですが、まさか、また大坊珈琲さんで飲んでいたような珈琲が飲めるだなんて、と思ってとても驚き感激してしまいました。
大坊珈琲さんは珈琲豆と湯の量で1番から5番まで珈琲に番号がふられていて、わたしは最初から最後まで3番しか飲んだことがなかったのですが、まさに昨日の珈琲は3番のような味わいでした。

BGMは、耳慣れたボサノバ。
「あれ、このCD、持ってたかも!!」
昔擦り切れるほど聞いて、最後は手放して、題名も忘れてしまったCDでした。

大坊珈琲さんの再来(?)とボサノバのCD
これは魔法ですか?


程よい量と少しぬるめの温度、まろやかな優しい口当たりの珈琲をほどなく飲み終え、空間を堪能した後、お会計をして、店主さんに美味しかったです、とお伝えしました。
「よかったら、これどうぞ」と
渡された小冊子をバッグに入れて
「このCDの題名は何でしたっけ?」
と聞いたら
「ワンダーランド駅でっていう映画のサントラです」


そうそう、、そうだった、映画も見たんだった。
映画は覚えてないけど、このサントラが大好きで
とにかく毎日聴いていた日々のことが思い出されました。
ウルウル。


こちらの珈琲は京都のお店の店主さんが週に一度水曜日に間借りされているようで、一瞬の偶然(必然だけど)の産物のような時間でした。

帰りの地下鉄でいただいた小冊子を取り出して
これまたびっくり。
なんと、店主さんと、大坊さんの、珈琲にまつわる対談が載っていました。

僕もまた、大坊珈琲店の味を忘れられないひとり。なぜなら、約25年前に飲んだ「濃くて、甘い」味に受けた衝撃が、今の僕を珈琲に取り組ませているからです。

深煎り珈琲の味2より

内容はとてもマニアックで理解できそうにありませんが、なんという答え合わせでしょう。

ちょっと興奮して帰宅しました。

また、いつかの水曜日、行ってみたいです。

今日もお読みくださり、ありがとうございました。


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