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仕事明け、朝の祝福

仕事場を出ると、道の先のビルの合間から、朝陽が強烈な光を放っていた。
体に向かって飛んでくる閃光。
まばゆいシャワーを受け、けだるかった体から眠気が飛んでいく。
光の輝きに抱かれて何だか祝福を受けた気分。

慌てて仕事場に戻り、デジカメを取って早足に靖国通りに出た。
急がないと、朝の陽はすぐに昇って遠のいてしまう。

街はすでに活動し始めているけれど、車はまだ少ない。
それをいいことに、横断歩道の真ん中で、
おっきな光に向かってシャッターを切る。

朝の陽は格別な輝きを見せてくれる。
朝方まで起きていることは多いのに、そんなことをすっかり忘れていたっけ。


≪🐟10*0710📒230710≫

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