- 運営しているクリエイター
2021年2月の記事一覧
フレンチ・ディフェンス④ タラッシュ・バリエーション(3. Nd2)〜ギマール・バリエーション(3. ... Nc6)
こんばんは、イオリです。
前回までの3回に分け、フレンチ・ディフェンスのポールセン・バリエーション(3. Nc3)を見てきました。
(参考図:3. Nc3まで)
参考図までの手順:1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nc3
ここから黒が3. ... Nf6とすると、クラシカル・バリエーションになります。
3. ... Bb4とすると、ワイナウアー・バリエーションでした。
私のnoteについて
イオリと申します。ここでは、チェスの遊び方を発信していこうかと思います。
私の目標としては、今まで機会があったらやってみたいなと思っていて、これを読んで「今日始める人」が、趣味として、あるいはその先のレベルまで楽しむに十分な知識がつけられるような、そんな記事を作って行けたら、と思います。なので、超基本的なことから最新形、まだ結論の出ていない形、或いは古すぎてもはや誰にも省みられなくなったものま
チェスを始めるに当たって①:基本事項
イオリです。今回は、これを読めばチェスが始められるようになる記事のpart1です。駒の並べ方、動かし方、棋譜の読み方などについて簡単にまとめていきます。
(図1:初期配置)
図1に示したのは初期配置です。チェスではチェッカー模様に塗られた8×8マスのチェスボードと、白黒互いに6種類16個のチェスピースを用いてゲームを執り行っていきます。何色でもいいのですが、白と黒が多いです。極論、互いのピ
チェスを始めるに当たって②:ルールと特殊な動き方
イオリです。この記事では、実戦のルールや特殊な動きについて説明していきます。前回のノートと合わせて読んで頂ければすぐにでもチェスを始められる内容になっているので、宜しければこの期にチェスという沼に友人を引き摺り込みたいと思っている方や、一緒に1から勉強する友人が欲しいという方など、フォローと拡散をして頂ければと思います。
前回の記事では、チェスに使う道具やマス目の呼び方、各チェスピースの動き
ピースの動き、棋譜の読み方の復習-有名棋譜を用いて-
こんばんは、イオリです。
前回、前々回でチェスのルールやピースの動き、代数式の棋譜の記法などについて触れて参りました。
本稿では、有名な過去のゲームの棋譜を用いて、それらの復習や実際のゲームの流れ、また鑑賞に耐え得る芸術品としてのチェスゲームについて説明していけたら、と存じます。
本日取り上げるのは1928年、ドイツはメルボルンのクリスマス・トーナメントの1ゲームです。黒を持ったAH
フレンチ・ディフェンス① クラシカル・バリエーション(3. Nc3 Nf6)
イオリです。
オープニングのセオリーで何か取り上げて書きたいな、と考えたのですが、最初はせっかくなので前のノートでGundersen-Faul戦の棋譜で取り上げた「フレンチ・ディフェンス」について書いてみようかと思います。
結構広いバリエーションがあるので、幾つかに分けることにはなると思いますが、今日はまず3. Nc3の流れを扱います。
(図1:フレンチ・ディフェンス(1. e4 e6)
フレンチ・ディフェンス② ワイナウアー・バリエーション(3. Nc3 Bb4)
イオリです。本稿は前回の続きで、フレンチ・ディフェンス(1. e4 e6)を見ていきましょう。
①と銘打った前回は1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nc3に3. ... Nf6とナイトを跳ねるクラシカル・バリエーションを解説しました。
(参考図:3. ... Nf6まで)
ここで黒の3手目にはNf6の他にBb4、deなどの選択肢がある、という話をしたように思います。
今日見て
フレンチ・ディフェンス③ 3. Nc3〜ルビンシュタイン・バリエーション(3. ... de)〜フォート・ノックス・バリエーション
イオリです。
この記事では1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nc3から始まるラインの分岐の続きを解説していきます。
前々回の記事で見てきたように、3. Nc3 Nf6はクラシカル・バリエーションというのでした。
(参考図1:Classical variationは3. ... Nf6まで)
そして、前回は3. Nc3 Bb4を見ましたね。これはワイナウアー・バリエーションと呼