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茎と種だけからのCBD、それってムリでしょ?

ネット上でよく見かける表現「茎と種だけから抽出したCBD」、え〜〜〜〜〜〜〜〜!!! それってムリでしょ、というお話しです。

CBDやヘンプについてネットで検索していると、信じられない情報に出くわすことがあります。たくさんある中で、一番???なことは「茎と種だけから抽出したCBD」。みなさんもネット上で、何度も見たことがある表現だと思います。「このCBDオイルは、茎と種から抽出したCBDのみを使用しています」とか、「茎と種からのCBDは合法」とか。

結論から言います。ヘンプの成熟した茎と種から抽出したCBDのみを使用したCBD製品なんて、ありませ〜ん。

『CBD製品の購入ポイント』の中でも触れましたが、ヘンプの種にはCBDは含まれていません。そして茎にはゼロではないけれど、感知できるほど含まれていません。つまり、茎には製品化できるほどのCBDは含まれていないのです。

藤原紀香さんがCBDを使用している、とネットで噂になりました。藤原紀香はヘンプシードオイルを使用している、ヘンプにはCBDが含まれている、だから藤原紀香は、CBDを服用していると。ヘンプシードオイル、つまりヘンプの種から抽出したオイルには、CBDは入ってません。種にはCBDは含まれていないからです。ですからもし本当に藤原紀香さんがヘンプシードオイルを使用していたとしても、藤原紀香さんはCBDは服用していません。

ではヘンプのどの部分に、CBDが含まれているかと言うと、葉や花(つぼみ)の部分にたくさん含まれています。多いものだと15%、イタリアアルプスで育つ品種には、それ以上含まれているそうです。でも1%しか含まれていなかったりすると、それを栽培したヘンプ農家はショックです。利益ゼロ。諦めないで、次回は15%を目指して頑張ってほしいものです。

ちなみにCBDが0.1~0.3%程度しか含まれていない残念な葉は、ポイされてしまうそうです。ちょっともったいない気もします。集めたら、何か作れそうです。

とにかくCBD製品を作るには、ものすごい大量のヘンプが必要で、CBDが感知できるほど入っていない茎のみが使用されることは、まずない。

実は、「茎から取れたCBDを使ってるCBD製品なんて、有り得ない」とは、裁判所も認めたことなんです。次回は、この裁判事例についてお話します。

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