黒板を引っ掻く水流　～感覚過敏という壁～

　こんにちはちゅーるい。いおりです。

　みなさんは感覚過敏というものをご存知ですか？

　感覚過敏とは、文字通り五感、例えば聴覚が過敏になり、音が必要以上にうるさく聞こえて不快な思いをすることです。

　私は視覚、嗅覚、触覚、聴覚が過敏です。空気や机の角がかゆくなることもありますが、これは別の機会にお話しましょう。

　感覚過敏といっても、当事者以外にはぴんとこない話だと思います。

「過敏だと何が困るの？別に我慢すればよくない？」

「やりたくないことから逃げる言い訳だ」

　そう思われるかもしれません。

　でも、人間が空気を吸わずに生きられないように、私達も感覚過敏から逃れることができないのです。

　そんな「見えない壁」があることを知ってほしい。このマガジンを通じて、感覚過敏の大変さを知っていただけたらと思います。

※個人の経験に基づいて執筆しています。全ての感覚過敏の方がこうだというわけではありません。