ずっと水瀬伊織の担当と自信を持って言えなかった話

題名通りである。何故ならば、私は水瀬伊織のためにどれだけでもお金を払えるような財力もないし、出会いすらも覚えていないからだ。

水瀬伊織ちゃんのソロコレクションすら全て所持できていない。多分、聞いたことない伊織ちゃんの歌っている曲もあると思う。(ユニット曲を含めて)私は初めて知ったのが中学生だったからとか、学生だったからとか免罪符を自分につけることはしない。なぜなら私は母に好きに使っていいお小遣いをもらっていたから。だのに水瀬伊織ちゃんに全てを使っていなかったのは紛れもなく、言い逃れができようもないほど私の責任だ。

そんな私にも、ほんの少しだけ誇れることができた。それはミリオンライブ!シアターデイズ4周年イベント(以下周年イベ)だ。周年イベでは各アイドルごとにランキングが設けられており、101〜1000位、1〜100位と違った称号を得られることができる。

1、2周年は1000位以内に順当に入ることができた。3周年は受験に本格的に力を入れるため、たしか、一度もイベント期間中にログインしなかった。

しかし、今年の夏は違った。高校のように束縛される時間が長くなくなった。学校ではスマホが禁止じゃないしWi-Fiだってある。こんなの、走らない理由がない!と短絡的に考えて走るに至った。

周年イベはきつかった。起きている時間はずっと周年イベのことを考えていたし、自由のある時間はずっとミリシタをやっていた。秋には旅行も控えているため、課金をするわけにも行かずにどうにかコミュを解放したりフルコンボをしたりして石を集めながら走った。

結果が、83位。とても嬉しかった。水瀬伊織の担当と大声でようやく言えるな、と思った。

だけど、これではまだまだ彼女の担当であるにはだめだ。「ランクが」「周年イベの順位が」「グッズにかけたお金が」とか、「好きになったきっかけを忘れた」とかそんなのはどうだっていい。ただ、誰よりも君のことを好きであると。水瀬伊織が世界で1番大好きだと、なんのしがらみもなく言えるようになりたい。

だって私、かっこいい君の担当だから。君みたいにかっこいい生き方したい。

それまでは、こんな不甲斐ない私だけど伊織ちゃんの隣にいてもいいかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?