【2020/08版】アケコンについて

ちょくちょく話題に上がるアケコン何買えばいいの問題
その解決に役立てばと作成しました。
各製品名をAmazonへのリンクにしてるので参考にしてください。
8/21現在、Amazonだとなんだかよくわかりませんがやたらめったら高騰してるので、レビューを参考に近所のゲームショップや家電量販店、他通販サイトをあたってみたほうがよさそうです…

※記事作成時に新品が小売店に流通してる前提で選んでます。評判が良かった過去モデル(旧パンテラ、TE2+など)は考慮してません。


~10,000円 「お試しならここから~」ゾーン

 ここら辺の物は主に「初めて格ゲーを遊ぶ人」におすすめです。理由としては
  ・安い
 これに尽きます。本格派になるとどうしても後述するような15,000円くらいのモデルからになってしまうため、初めて格ゲーを遊ぶ人にとっては抵抗があるような値段になります。まあ10,000円も大差ないでしょと言われたらそれまでなんですが、このくらいの値段もありますよって紹介です。

 ただ、正直に言ってこの価格帯のアケコンを私は触ったことがないので使い勝手がどうとかは言えません。リンク先のAmazonのレビューや個人ブログを漁ってください…

・HORI ファイティングスティックmini 定価4,980円
 HORIから出てる最安値モデル。コンパクトで搭載ボタンも必要最低限だけと割り切った仕様。ゲーセンで遊んでる人には向いてないと思います。格ゲー初めての人がレビュー見て納得したうえでお試しで買うならいいんじゃないかと。

・HORI ファイティングスティック 定価9,980円
 こちらは業務用に寄せたモデル。部品の換装ができるため、三和電子をはじめとした業務用パーツを組み込むことができる模様。
 一番安く三和パーツを組み込めるアケコンかもしれない… .


10,000円~20,000円 「本格派ならここから~」ゾーン

 ここからのゾーンは「業務用コンパネとおなじ配置」や、「業務用パーツの採用」などの本格派の製品が出てきます。また、タッチパッドなどのなくても最悪何とかなるけどあると嬉しいボタンが乗るのもこのあたりからです。
 ここの物は万人にお勧めできるものが揃っています。必要な機能はすべてそろっているので、迷ったらここ!

・HORI リアルアーケードPro.V HAYABUSA(2017) 定価15,980円
 本格派アケコンの決定版でPS3/360時代からある業務用筐体のビュウリックスをモチーフにしたアケコン。現行のリアルアーケードPro(以下RAP)シリーズはオリジナルパーツの「HAYABUSA」シリーズを採用しているので、業務用パーツにこだわる人は換装しましょう。小売価格に左右されますがレバーとボタン8つ換装しても本格派アケコンでは最安値になる傾向です。
 個人的には一昔前の「隼、玄」パーツのころには考えられないくらい使いやすくなってるので、こだわりがなければそのままで十分使えると思います。
 さすがに新品はないと思いますがまったく名前が同じ旧モデルがあるので注意。現行モデルはヘッドホン端子があって天板が赤ベースに黒の傷模様になっています。

・HORI リアルアーケードPro.N HAYABUSA 定価16,980円
 こちらは業務用筐体のノアールキャビネットをモチーフにしたアケコン。
違いはボタン配置と天板の広さが主だったところになり、RAP.Vに比べて少し重たくなっています。機能面に差はないですが、天面のOPTIONボタンにカバーが付いており誤爆防止になっています。
 ボタン配置の違いは、レバーとボタンの間が広くなっており、左から2列目を頂点に山なりにボタンが配置されているところです。鉄拳やガンダムVSシリーズに採用されている筐体はこちらなのでこだわる人は参考に。


20000円~ 「こだわりの最上位モデル」ゾーン

 ここまでくると付加価値の世界です。前述したとおり、必要な機能はこの下の価格帯でそろっているので自分の満足度を上げるためのモデルになります。
 初めて格ゲーやります!って人は絶対やめないって決めてるなら止めませんが、もし肌に合わなくてやめた際にめちゃくちゃ後悔しかねないのでよく検討することをお勧めします。

・HORI ファイティングエッジ刃 for PlayStation®4 / PC 定価22,980円
 HORIのフラグシップモデル。機能の違いは方向キーをボタンに設定できるようになったことと、OPTIONをはじめとした誤爆するとまずいボタンを無効にできるトーナメントモードの機能があること。
 本体の大きさはRAP.Nを一回り大きくした感じで、アルミ天板が高級感を演出している…?
 欠点としてはRAP.Nからさらに増加した重量、大きさ、さらに前述のアルミ天板は寒い時期になるととてもよく冷えるといった地味なところまであります。重量、大きさに関しては膝置き時に安定するため、取り回しと安定感のどちらを優先するか、というところで考えるといいでしょう。

・Qanba Obsidian(オブシディアン) 定価22,963円
 こちらはときど氏をはじめ様々なプロやトッププレイヤーが使っていることで有名なアケコン。ファイティングエッジと比べると取り回しやすい大きさで収まっているうえ、三和レバーと三和ボタンが最初から使用されているのが特徴です。
 天板はビュウリクス配置ですが、アタッサのショップにノアール配置の天板も売っているため、お金はかかるがノアール派でも安心して使えます。
 なお、Amazonのリンク張っといて言うのもなんですが国内代理店のアタッサのショップで買うのが一番安いかもしれません。

・Razer PANTHERA EVO 定価27,800円
 PC周辺機器でおなじみのRazerのアケコン。評判の良かった前モデルから、天板の開閉機能を取っ払ってボタンをオリジナルのボタンにした模様。
 結果オリジナルのボタンもいまいちで前モデルのようなものを期待していた層からはあまり評判がよくないです。
 ただ天板の柄を変えるのが容易なため、カスタムする楽しみは一番あると思います。
 悪くはないですが個人的にはあまりお勧めもしません…

・Victrix Pro FS Arcade Fight Stick 定価40,000円
 主要なアケコンの中でも最高級に位置するアケコン。底面に開閉機能、着脱可能なレバー、着脱可能なケーブルと機能面でも他の追随を許さないレベルです。実際に着脱レバーとケーブルはかなり便利で一度使うとなかなか手放せなくなりました。
 難点を挙げるとしたら値段とアルミボディの冷えくらいですかね…


まとめ

 以上が現状の中で勧められるアケコンです。Amazonで検索するとわかりますが、ここに上げてないのもめちゃくちゃいっぱい出てきます。ここに挙げたものは基本的にPS4の認証を通したものなので何も困らず使えるかと思います。
 認証を通してないものは純正パッドの接続が必要になったり、8分で接続が切れたりとやや不便します。また、今まで耳にしたことはないですが、本体アプデで使えなくなるリスクもありますのでご利用は自己責任で。
 各価格帯でそれぞれお勧めを挙げるなら
  HORI ファイティングスティック
  HORI RAP.V
  Qanba Obsidian
あたりになります。これを参考に満足できるものを選ぶお手伝いになれば幸いです。


おまけ マッドキャッツの新アケコンEGOについて

 発売前からイメージ発表以降OEMだなんだと騒がれてましたが、公式から発表された仕様を見る限りこれの完全OEMで間違いなさそうですね…
 正直PSとPS以外の家庭用ゲーム機のマルチプラットフォーム対応の時点でPS4の認証が通らないのは予想できてましたが、案の定OEM元そのまんまの純正パッドが必要なモデルでした。何がダメなのかというとまとめでも触れたように、本体アプデで使用できなくなる可能性があるということです。この手の未承認アケコンにありがちなのが、アップデートで8分ごとにコントローラーが切断されるようになったというものです。
 まとめでも述べたように、まったく使えなくなったということは聞いたことはないですが、8分切断が起こるようになったというのは耳にしたことがあります。もちろん、今までなかったからと言って今後ないと言い切れるものでもありません。
 利点を述べるとしたら、Switch対応であるなどがありますが、それを加味しても20,000円はちょっと高いかなあと思います。

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