ご縁
この世の中、運命とか神のお導きとかいろいろ言葉があると思うが、私はその類義語にあたるであろう「ご縁」がとても好き。
運命だ!って思える運命的な出会いがあったわけでもないし、
神のお導きだ!って思える神々しい出会い、出来事なんてものはなかった。
でも、ああ、これはご縁だなって思えることはたくさんあった。
例えば、大学受験のことだ。
私は第一志望だった国公立大学に落ちて、結局私立大学に行くことになった。私の高校は自称進学校だったのでまあ周りには賢い国公立大学、私立大学に行く人が多かった。そんな中でなんとも中途半端な大学に行くことになった私は浪人するかをずっと悩んでいた。
でも、あの辛い一年がもう一回は嫌だ!と思い、大学に入学した。
入学当初は、ああ、やっぱり浪人しとけばよかったかな、、 第一志望の大学に行けてたらどんな生活だったかななんていうタラレバ話を脳内で繰り広げていたのだが、ある友人との出会いがこのタラレバ話に終止符を打った。
その友人は穏やかでとてもいい子だった。
この子とは大学卒業してからも関わっていく子だと思った。なんてったってすごく居心地がいいし、波長があったから。
某有名YouTuberの人が言っていた言葉を思い出した。自分がその道に進む選択をした理由は
会わなければならない人がいるからだ
という言葉だった。それはいい意味なのか悪い意味なのかわからない。
人生の師になる人なのか、はたまた反面教師になる人なのか。
一生の友となる人か、自分に人を疑えという学びを与えてくれる人なのか
それはわからないが、会わなければならない人がいるからその道に行くのだと言っていた。
私が私立の大学に進学したのはきっとその友人に出会うためだ、それがご縁なんだって思った。
アルバイトをする時でも面接で落とされても、クヨクヨしない。それは多分ここで働いてても楽しくなかったのかもしれない、ご縁がなかったんだなって思えばなんでも乗り越えられるから。
これから就活が始まってメンタルブレイク三昧だとは思うが、本当に就活はどんだけ準備してても落ちる人は落ちるし、受かる人は受かる。それはもうご縁の有無としか言いようがないと思っている。
なにを甘っちょろいことを考えているんだこの20代がよ!!なんて思われてしまうかもしれないが、思い出してみてほしい。
これまでの出会いとかは自分が色々選択してきたから出会えた人。違う選択をしていたら、今出会ってる人とは多分繋がれなくて、違う人と繋がっていた。そう思うと人生の選択とご縁ってほんと、奇跡でありすごいよね。
こういうのを運命って呼ぶ人もいるが、
私はこの一連の出来事を
ご縁
と読んでいる。
いいご縁も悪いご縁も必要なご縁。
これまでのご縁、これからのご縁、全てのご縁に感謝を込めて。
私と出会ってくれた数多くの人たちに感謝して生きて行こうと思った。
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