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水温が上がってしまう事件

ゴールデンウィークが終わり、日中の気温が高くなってくる。
ふと気がついたら、高速道路を走行中、水温計の針が中心より上を指している。
今までそんな事なかった気がするので、たまたまなのかと思っていると、その後も下がらず、じりじりと上昇を続ける。
JA12のファンは電動ファンではなく、エンジンの回転に合わせて回転する。
つまり、エンジンが温まっていない状態でもファンは回り、水温とかお構いなしで常に回り続ける。もちろんエンジンへの抵抗となるので、これを嫌い電動ファン化する人も多いと聞く。JA22の電動ファンを流用するようだ。

さて、そういえばエンジンの冷却水を変えた覚えがない。
10年近く??
早速クーラントを購入し、冷却水の交換を行ってみる

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冷却水の色が、ほぼ茶色
これは錆だと思われる。
ドレンから古いクーラントを出し、ラジエターから水を入れて何度かエンジンをかけて古いクーラントを出し切る。5回くらい同じ作業を繰り返したら、ようやく水に近いものになった。
そこで新しく新品のクーラントを投入。
エア抜きを行うためにしばらくエンジンをかけっぱなしにする。
サーモスタットが開いて、ラジエター に水が回る事で配管に残った空気の泡が少しずつ排出されてくる(ラジエターキャップの部分に空気が出てくる)

作業完了し、走行してみるが、やはり水温が上がる。ラジエターから水は漏れていないし、ホースからも漏れていない。エンジン内でも漏れている様子もない。
考えられるのは、エア抜きがきちんとできていない、サーモスタットが壊れている、ラジエターの冷却効率が下がっているのどれかと考えられる。

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そこでまずは手軽なところでサーモスタットの交換を試す。古いサーモスタットは個人的な感覚だと、そこまで汚れていなそうだ。動作しているかどうかの確認は鍋に入れて煮るとネットにあるが、省略。

その後、2週間程度様子を見る。少し暑い日もあるが水温が安定したように思える。

しかし、高速走行で、5000回転以上を継続すると(ギア比の関係で5000回転で約100km/h)明らかに水温が上がってくる。
これはもう最後の手段のラジエター交換をとるしかないと判断。

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新旧ラジエター

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アウトレット、インレットのホース合計4本も交換する。
作業的には1時間ほど。クーラントをドレンから排出して、入れ替えるのは3回目。
新しいラジエターは若干コアが厚いのでクーラントが少し多めに入るようだ。

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古いホースはカチカチだが、さすが日本製品。ちゃんと機能している。

交換後、真夏日でも高速走行でも水温は完全に安定した。

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