11ハウスのルーラーが〇〇ハウスにIN
こちらはKaren Hamazer Zontagさんの「The House Connection」から読み解いたものになります。
11ハウスのルーラーがどのハウスに入っているかを説明しつつ、私の解釈も入れています。
11ハウスは「夢・希望＝未来への計画」と「友人」「社外活動＝仕事終わりの時間・余暇」の領域です。11ハウスのルーラーがどこに入っているかを追うことで、あなたの中のどこで友人の影響が強くなっているか、交友関係からもたらされるメリットが、どの領域に影響があるか、がわかります。
【11ハウスのルーラーが1ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「自分自身」エリアに投資される。
自分と波長の合う人とのつながりが大いにご自身に影響を与えます。自分も友人も等しい存在であり、同じ目線で物事を見ていけるフラットな人。多少、意見の押し付けも出てきますが、基本的には愛想が良いタイプ。
フラットであるがゆえに、社長にもアルバイトにも同じ態度をとって、ちょっと周囲をひやひやさせるかもしれません。そこが気に入られるか、拒否されるか重要なポイントにもなってくるので、相手によって調整したいところ。
友人の影響がダイレクトに入ってくるため、（この星回りを持つ子供がいるおやとしては）意識が高い友人や目標に向かって頑張っている友人がいると、そのうち自分もやる気になっていきます。そのような友達と夢や将来を語り合いながら、未来へと進んでいくのでしょう。
【11ハウスのルーラーが2ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「自分の持ち物＝お金・才能＆資質」エリアに投資される。
友人と「自分の価値観」を共有したいという思いが強くなってくるのがこの星回り。ご自身の才能や価値観を認めてくれる仲間の輪にいたら、ますます「安心感」が育っていきます。似た価値観や展望を持っている仲間なら、一緒に仕事をしたり、事務所を借りて（別々の仕事でも）一緒に働くとよいでしょう。
11ハウスは「みんなのために」を思っている領域になりますから、この星回りの人が「みんなのために」とやったことは結果的に自分の財産（メリット）になるはずです。
同時に11ハウスは「夢・希望」の意味もあるので、先進的な仕事や市場予測など「予測」「未来のための備え」をするようなお仕事から金銭を得られやすいという特徴もあります。
【11ハウスのルーラーが3ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「情報収集・発信」「コミュニケーション」「教育」エリアに投資される。
気の合う人たちとの会話・情報交換が大好きで、意見交換に熱中していく傾向があります。より多くの情報を取得するために友人が欲しい！と思うので、友人の数も多いはずです。他者の話に興味をもてるし、刺激になるし、そうしていくことで、未来へのヒントとなり、可能性をじゅうぶんに保持しながら計画的に進んでいくことができるでしょう。
3ハウスは「精神的な不安感」もつかさどる領域ですが、そこに11ハウスの影響も入ってくるので、不安感を打ち消すために、友人とのつながりから得られる情報やひろがっていく輪の中で自分の意見を固めていく傾向も。
ひとりで生きていくためのライフハックをたんまりと保持している人。またそれを知り合いに伝えて、有益な情報を循環させていくとよいでしょう。
【11ハウスのルーラーが4ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「家・家族」「地元・故郷」エリアに投資される。
この星回りの人にとって、友人の存在は「心の健康」のために必須！です。
気が合う仲間のためなら、いつでも玄関を開けておくタイプですが、ご新規さんにはなかなか玄関を開けようとしません。
「新しい人を受け入れるのは怖いが、より心の健康運がUPするのでは？」という可能性に目を向けて、時にはモデルハウスのように「入っていいよー」という状態にしておくのもよいでしょう。（毎日でなくてよいのです）
「友人」が4ハウスにやってくる＝ひょんなことから同居したりルームシェアすることになる可能性も示唆されています。
地元に「最新モノ」持って帰省する人とか。
【11ハウスのルーラーが5ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「自分の好きなこと＝遊び・趣味」「子供・恋愛」「自己表現」エリアに投資される。
気の合う仲間こそが、自分のテンションを上げる要素であるという人。友達を「推し」にする人もいるかもしれない。
友人に自分の好きなものも好きになってもらいたい！という気持ちがあり、好きな友達と一緒に推し活をするのが夢という人もいるかもしれません。（恋人とのディズニーデートであまり興味のない彼氏に、半ば強制的にミッキーのカチューシャつけたり）「これいいよね！一緒に楽しもうよ！」という気持ちが強いのです。
【11ハウスのルーラーが6ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「労働・義務・奉仕」「健康管理」エリアに投資される。
友人からの意見や助言から、仕事への姿勢ややる気が変わっていく傾向があります。仲間意識の強い人で、仕事においてこの「連帯感」「仲間意識」が感じられるとすごく良いタイプです。小学生時代は大縄跳びで「みんなで一致団結する感じ」がすごく好きだったり、大人になれば部署対抗〇〇などがあれば「頑張るぞ！」とやる気になる人なのかもしれません。
この星回りの人が同僚であれば「仲間のために」仕事をカバーしてくれたりするので、とても心強い。（その代わりあなたも普段から協力的でなければならない）
11ハウスは「未来」の領域であり、そのエネルギーが「労働・義務・奉仕」の6ハウスに流れ込んでくるので、未来的かつ奉仕的なことをしてお役に立ちたいという気持ち→途上国の支援や実際に現地へ赴きボランティア活動のために奮闘することもあります。彼らは、お金のことを考えておらず、ただただ「より良い未来」のために自分を役立てたいと思っているのです。
【11ハウスのルーラーが7ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「人間関係＆パートナーシップ」「契約関係」エリアに投資される。
Karenさんはこのハウスコネクションを「友情と愛情を混同しやすい」と書いていましたが、たいして問題にはならない程度とのことです。なぜなら、7ハウス的な契約関係を結ぶように友人関係も構築していくから、という意味になるからとのこと。
友情はがっちり手を結ぶように、気軽には構築していかない＝結婚するように相手と親密にならないといけないという思いがあるのかもしれません。ここまでしっかりと友人を選んでいくので、この星回りの人にとって友人はただ話を聞いてくれる相手とかではなく、一緒になにか成し遂げていくという希望があるのでしょう。
愛情というよりも「未来をいかに生きるか」というところに目が行きがちなので、ラブラブ夫婦というよりも「同志」的になりやすいところもあります。
【11ハウスのルーラーが8ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「遺伝・継承」エリアに投資される。
気の合う友人とのつながりが、精神的成長・人格変容に大きな影響を与える星回りです。友人から受けるものは、軽い刺激ではなく、意識が変わるレベルのものをもらいやすい。注意点としては、自分の不安を友人にどうにかしてもらおうと思わないことで、自分がそれをやってしまうと、自分も友人から「困りごと」「トラブル」を持ってこられやすいのです。必要以上に友人に心理的依存をしないこと、友人のトラブルの責任を負わないことが重要です。
とはいえ、友情は非常に長続きしていきます。
【11ハウスのルーラーが9ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「思想・宗教」「海外」「高等学校」エリアに投資される。
この星回りの人は、友人と思想や考え方の意見交換を活発にしていきます。ピリッとした空気になってもいいから、ちゃんと「いうべきことは言いたい」ですし、けんか腰でやっているわけではないので、ご自身は「仲を深めるため」に議論しているのです。（友人の中にはそういうピリッとした議論を嫌う人もいるので、注意は必要）
求心力があるため、横のつながり…というよりも追随者＝フォロワーが増えがちかも。
気の合う仲間と一緒に海外旅行をすると、自分の人生哲学のブラッシュアップになるので、とても良いです。図書館で友人と一緒に勉強も最高。
【11ハウスのルーラーが10ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「仕事・キャリア」エリアに投資される。
友人がご自身のキャリア形成を助けてくれたり、援助してくれることがあります。仕事において何かと友人に頼りがちかもしれません。（友人の「濫用」に注意！）
この星回りにおいては、間違いなく友人の存在が仕事でメリットになります。
さらに、仕事において、あなたが自分の「先見性」「ネットワークを生かす力」を出していくと、どんどん仕事がうまくいくようになります。視野の広さを生かして未来を見通す力がありますから、それらをネットワークを通じて他者のために貢献させていきましょう。「みんなのために」という考えを持っておくと◎。
11ハウスは「間接的な関係にある組織」も示しているので、仕事において2-3の会社のアドバイザーになったり、顧問的な存在、栄誉職的なものに就く場合もあります。
【11ハウスのルーラーが11ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーがそのまま「夢・希望」「横のつながり＝仲間」エリアに投資される。
人生において「グループ活動」が非常に大事な人。仲間との関わり合いの中で、彼らを通して自分の内面を知っていく。仲間超大事。
平等意識が強いのに、自分が所属するグループへの思い入れが強すぎて、派閥争いしたり、ほかのグループを敵対視したりしないように注意が必要。
このルーラーが土星であれば、年上の友人の輪が広がりやすいという傾向も。
【11ハウスのルーラーが12ハウス】
「夢・希望」「横のつながり＝仲間」のエネルギーが「内面世界」エリアに投資される。
友情が理想化されていく傾向があり、友人とは「一体感」をもってつながりたいという思いがある。自分自身の「理想像」を通して友人をみるため、彼らの裏切りや嘘には気づきにくく、正当に評価しにくいところがあるかも。
12ハウスは「ボランティア精神」「無償の愛」も示すので、自分の利益よりも友人の利益を優先していく面も。考えたくもないが、うまく利用されないように注意が必要。もしくはその逆で「自分の夢のために友人を利用する」というケースも考えられます。
友人と「見えない絆」でしっかり結ばれるため、それに嫉妬した第三者から故意にどちらか一方に悪口を吹き込まれたり、仲を壊そうとする存在も出てくる可能性があります。（12ハウスルーラーが11ハウスINも同様）
と同時に友人と「見えない絆」で結ばれているので、実際に合わなくてもメールだけのやりとりで何十年つながっていたり！ということも普通にありえるタイプ。
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