知財業界での教育

まいどです。
この記事は毎年恒例の弁理士の日記念ブログ企画に向けたものです。
https://benrishikoza.com/blog/benrishinohi2024/
(週末イサキが爆釣で朦朧としながら捌いていたから、7月1日に間に合わなかったけどな^^;)

さて、わたしは前職、発明者として、明細書もどきをたくさん量産して事務所の方に整えていただき出願していました。「特許書いてたよ!」とか、転職活動の面談でアピールしてたのは恥ずかしい思い出ですな。
さて、5年以上前に転職して知財業界に入り、事務所に来てからは中間処理がメインでした。周りには少なくともキャリア5年以上の弁理士や技術者が一緒にお仕事をしていました。
わたしは当初素人丸出しだったのですが、特定の方が指導してくれるわけではなくて、5人くらいの方が入れ代わり立ち代わり「ああしたらよい」「こうしたらよい」「ああしなさい」「こうしなさい」「こんなんダメ」て感じに指導してくれました。
おかげで、いろいろな見方に触れられたと言えばよく聞こえますが、Aさんが言ったとおりにやるとBさんには修正されるという毎日で、いったい何が正しいのかわからない日々でした。そんな日々が1年以上続き、上長からは「歩みが遅い人はいるけれど程度問題ってものがある」と嫌味を言われました。この上長も、言ってることが日によってコロコロ変わるし、直接の上長の顔色ばかり窺っている最低の人間でしたし未だにそういう人です。
個人的には、最初は1人の信頼できる人のみに体系的かつ納得感のある指導を受けて、自分なりの「型」を確立してから、他の方の意見を聞くのがよいと感じています。多くの方から (しかも皆さん超優秀) 指導を受けるには早すぎたように思います。
後は、いろいろコメントいただけるときには、「これは明らかに、〇△□に鑑みると間違っている」「これは趣味の問題だから好きにして」的に、必須とオプションとを明示してくれたらよかったと思いました。
今では偉そうに他人のチェックをすることも増えたので、そういうところは心がけているよ。
ここ数年はオンラインとかで受けられる「○○講座」が充実しているし、様々な実務家がSNSで色々発信してくれてるからそういうのを頼りにしてもよいですよね。
でも、基本は法文だったり審査基準だったりするから、そういう基礎をベースに地道に経験を積むのがよいんじゃないだろうか。もと上長くんに散々バカにされて遠回りしたかもしれないけれども、何とか楽しくやれているし、ここに至るまでに貴重なお友達も少しずつできてきたから、まあ結果オーライかしら。それなりに仕事を積み上げてたまに遊んでると人間関係が広がって悪くないな。
というわけで旬の魚釣ってみんなでまた宴会やりたいでござるよ。
ほんじゃーね。また来年な。

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