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I/O design:P1/D2
2020年2月25日 06:20
高い高いシンラの木は、森の中で一番高い木でした。夕焼けの匂いはふんわりとした風と一緒にやってきました。人が温まるための火を焚き始めた匂いや、風の方向が変わると包み込むように薫る海風などは、いつもシンラを切なくさせました。シンラはそんな静かな時間を渡り鳥のブルームと一緒に過ごしたかったのに、今日は朝から夕方までたくさんの鳥たちがやってきて賑やかでした。シンラの巣にいる、美しい渡り鳥のうわさ