見出し画像

ND倍率とは?日本株と米国株の強さを比較する

日経平均株価は2024年2月に史上最高値を更新し、ダウ平均株価との比較指標であるND倍率は1倍を超えました。ND倍率は、日経平均株価をダウ平均株価で割った値で、日本と米国の株式市場のパフォーマンスを比較するために使用されます。ND倍率が上昇すると日本株の好調、低下すると日本株の出遅れを示します。歴史的には、ND倍率が1990年に14倍を超えた後、2003年に0.9倍まで下落し、近年は1.0~1.5倍の間で推移しています。

日本の株式市場を評価するもう一つの指標であるNT倍率(日経平均株価をTOPIXで割った値)は、日経平均株価とTOPIXの相対的な強さを示します。NT倍率が標準値の10~15倍を上回っているか下回っているかは、相場の状況を判断する上で注目に値します。

さらに、S&P500種株価指数とTOPIXを用いたST倍率も、日米の相対的な株式パフォーマンスを示す指標です。 ST倍率が2倍前後で推移していることから、米国株が日本株を上回っていることがわかります。日経平均株価が過去最高値を更新した一方で、TOPIXはまだ回復しておらず、今後の動向に注目が集まっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?