見出し画像

【まつわる話】配当株投資のいいところ

2022年に入ってから、世界的に株価は不調です。
ダウ平均は10%以上、ナスダックは20%近く、値下がりしています。

そんな状況でも、私はあまり気にせずに株を買い増ししているのですが、下落相場を経験する中で「配当株っていいなー」と改めて感じる部分がありました。

私が感じる配当株投資の魅力について、お伝えしたいと思います。

◆魅力①:株価に関係なく稼げる

配当は「1株につきいくら」という形で支払われます。
なので、株価が下がったからといって、配当金は減りません。(※1)

ここ最近の下落によって私が持っている配当株の評価額も目減りしているのですが、それでも過去と変わらない水準の配当金が証券口座に入金されると、非常に嬉しいです。

一方で、株価の値上がりを狙うグロース株の場合、下落相場での喜びはほとんどありません。

株価や相場に関係なく確実な現金収入が得られる安心感は、配当株の大きな魅力だと思います。

◆魅力②:株価が上がっても下がっても嬉しい

株価は、そりゃあ上がってくれた方が嬉しいです。
しかし、必ず下がる局面があります。

そんなときでも、配当株であれば「下がっても嬉しい」というマインドになれます。(※1)

なぜなら、株価が下がることで、将来配当金をもらう権利(=株)をよりお安く買うことができるからです。

配当は「1株につきいくら」という形で支払われますので、株価が下がれば下がるほど、株価に対する配当金の割合(配当利回り)が増えます。

お気に入りの配当株の株価が下がったなら、それは株を買い増しすることで自分のポートフォリオの配当利回りを上げるチャンスなのです。

ちなみに「株価の下落を買い増しのチャンス」と捉えること自体は株価の値上がりを狙うグロース株の場合でも当てはまるのですが、グロース株は下落するときはとことん下落します。

最近だと、メタ(フェイスブック)が20%以上、ネットフリックスが30%以上、スナップが40%以上も、たった一晩で下落しました。

個人的には、これだけ急激に下げられると、「買い増しするチャンスだ」と考えるポジティブな感情よりも、下落によるネガティブな感情が勝ってしまいます。

◆魅力③:買い増しするタイミングを決めやすい

投資は長期目線で積立するのがよい、というのは多くの人の知るところかと思います。しかし「いつ買い増しするのか」は難しい問題です。

そんなとき、私は「配当金が出たらその企業の株を買う」というのをおすすめします。いわゆる「配当再投資」ってやつです。

特に下落相場では「買ってさらに下がったらどうしよう」「今は買わない方がいいのかな」と考えてしまうことがあり、特に株価の値上がりを狙うグロース株については買い増しを躊躇してしまいます。

でも「配当金が出たらその企業の株を買う」というルールを設けておけば、下落相場でも感情的にならずに投資を続けることができます。

「株価が下落した時はチャンス」というのは、頭ではわかっていてもいざ行動に移すのは難しいことがあります。

そんなときでも、配当株であれば、ルール、つまり理性に従ってチャンスに飛び込んでいくことができるのです。

◆最後に:まずは配当株への投資から始めよう

もちろんグロース株は、数ヶ月程度で資産を2倍に増やすようなこともできますので、うまくいけばとても楽しい投資になります。

現に私も2020年に、数ヶ月で2倍以上に増やすことができた銘柄があり、当時はとても楽しかったです。(トゥイリオというIT企業でした)

ですが、グロース株は、株価が上がるということ以外で儲けることができません。そして、株価が上がるかどうかは、正直誰にもわからないのです。

配当株から配当を受け取るということは、株価が上がるかどうかよりもずっと確実性が高く、特に初めて投資をする方にとっては投資の成果や楽しさを実感するという意味でよい選択だと思います。

もしも、何を買おうかと悩んでいるのなら、配当株はいかがでしょうか?

※1:「株価が下がったからといって、配当金は減りません」と記載しましたが、業績の悪化によって株価も配当金も下がるというケースはありますので、必ずしも「配当株であれば、株価が下がっても配当金がもらえる」というわけではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?