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PSR40,50銘柄の株価妥当性考察

はじめに

PSRの上昇が続くこの頃なのでこの記事で考察を書いていこうと思います。継続的に書き足していきます。

PSR40のシミュレーション

有名どこでいうと$ZIや$FVRR, $API, $OKTAなどがPSR40台です。
ここではPSR40のシミュレーションを行うことでPSR40とはどういうことなのかを考えます。

Finvizで調べるとPSR40台の過去五年の平均売上成長率は40-60%程度であることがわかります。なのでここでは年間成長率は真ん中の50%としこれを5年間維持するものとします。
そして単純化しますが5年後にMSFTと同等の指標に切り替わるものとします。
この仮定で5年後の株価をシミュレーションすると下表のようになります。

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まとめると、PSR40の会社は、5年間50%成長を維持し、5年後に現在のMSFTと同等の利益率、成長率、期待値(PSR,PER)となるのならば、年間で6.8%のキャピタルゲインが期待できることとなります。

このようにみると、上記条件を満たせる企業であれば、例えPSR40であってもそれほど悪くない投資に思われます。

最近のグロースにおける高PSRに関する考察

①成長率が高いか
②成長率を維持できるか
③将来的に利益率を上げていけるか
この3点がグロースの評価基準だと思う。
PSR40,50,それ以上の銘柄が本当にこれら検討したうえでの株価なのか甚だ疑問

今以上のプラスイメージで耳目を呼べるかのみで株価が動いてるような気がするなのでときおり(決算の前後)で数字見て我に返って下落したりするのではないだろうか

高PSR企業例

・テクノロジーセクター
SNOW, TTD, NETなど
ソース:Finviz

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参考:AAPLのPSR推移

コロナ以降に急速にPSRは上昇し2007年以降の最高値に達している
売上、利益共に成長率は鈍化しているにも関わらずPSRは最高値の状態
背景にあるのは低金利などによる金余り
AAPLのPSRソース
参考情報:金余り相場

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