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経済・株価の先行き考察

アメリカ経済・株価の先行き

S&P500ベースで見るとEPSはコロナ前の水準にまで回復しています。そして21, 22は上昇が予測されているようです。

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出所:野村

予想PERは2012年頃からの上昇ラインに戻っており、1986年以降の最高水準である25を目指しています。

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出所:野村

ですので、企業価値は回復し上昇予測ですが、それを超えるペースで株価が上昇し、予想PERベースでは割高に向かっているような状況かと思います。

しかし、利回りベースで見ると以下のように2002年以降の株式駅利回りは米長期金利の推移を大きく上回っており、現時点での割高感はない状況です。ただし、直近のみ見るとそのギャップは一気に縮小しており、これが現在のハイグロなどの株価下落要因の一つとなっているかと思います。

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出所:野村

株式市場からの資金流出の話も、ツイッター上では見られますがバンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらの予測によれば21年には驚異的規模の資金流入があるようです。事実、現状としてはダウ、ナスダックなどで最高値が出ている状況です。

投資家が現在のペースで株式ファンドに資金を投じ続けた場合、今年の株式市場に流入する資金は1兆6000億ドル(約174兆円)という「驚異的な」規模になる。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらが予測した。
引用:四季報オンライン

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世界経済の先行き

今後の成長率としてはアメリカ、アジアが良いようです。ユーロ、ラテンアメリカなども良い数字ではありますが、2020の落ち込みが激しくそこからの回復に留まるように見えます。

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もう少し細かに見ていくと、アメリカ、中国、インドが今後の成長を牽引していくように見えます。イギリスは予測数値は良いものの2020が悪く、これはコロナのダメージが比較的に大きかった点とブレグジットが効いているのではないかと思います。

このデータは1月時点で、その後にインドのコロナ状況が悪化している点は注意が必要かと思われます。また、日本や台湾でもまた感染の広がりが見えており、経済の再度の悪化の可能性は考慮した方が良いのではないかとも思っています。

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トウシドリの独り言

野村が出していたソフトウェア企業の株価チャートを見ての反省ですが、「ちゃんとチャート見てトレードできてなかったなあ」ととても思いました。これを見ると明らかにハイグロ系のソフトウェア企業は3月上旬あたりではサポートラインを下に突き抜けていて、3月の動きも汚いです。ちゃんとチャートを見ていれば、コロナ相場の終わり、相場の転換点とみて一度キャッシュなりVTIに変える、というのはできたように思えました。

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出所:野村

今回が初めてのトレンド転換に立ち会う経験だったので次はうまくトレンド転換に対処したいなと思います。

野村さんもあげてるこのあたりはトウシドリも注目しているところ。

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出所:野村

依然、米国経済、株価は強く、中国も先行きは良いように思われます。ハイグロは値崩れが起き、長いダウントレンドに入っている可能性もありうると思います。ハイグロ投資家の選択肢は大きく4つかなーと思ってます。

1:ハイグロの復活待ち
2:セクターローテーションに乗る
3:インデックス、大型株などでひとまず凌ぐ
4:株式以外の波を追う

1はなかなかにメンタルが試されそうで、4は学習コストが求められそうですが、自己成長・社会勉強には良さそうです。

2、3をバランスよく実行するぐらいが、学びもありリスクも抑えた無難な選択かと思ってます。

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