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学んで成長して成功しよう

はじめに

本から学ぶ、人から学ぶ、などなど学びの材料は様々あるが、こと投資においては自分の間違いから学ぶことが重要である。何せこの教材は自分だけのモノ、他の誰も持っていないため、自分の強みにつながる可能性がある。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」といったものだが、歴史に学ぶとは昔から名著とされる類の本から学ぶようなことを指している気もするのだが、それも実感なしに身につけるのは相当難しく、まずは愚者扱いではあるが経験から学ぼうということである。これをやることで、経験からも学べない、つまり愚者にも及ばない層よりは、投資家として成長できるからだ。

自分の経験から学ぶ方法

ところが自分の間違いから学ぶのは、言うは易し行うは難しの代表的なものである。間違いから学ぶためには、まずは「自分が間違った」と認識する必要があるが、これが相当に難しい。失敗と認める必要があるのだ、自分の行動を。自分の行動を振り返り、それを失敗と認めるのだ。何も人格を否定しようということではなく、取った行動や判断の間違いを認める「だけ」のことなのだが、簡単ではないし、一人で客観性をもって実施できるようになるまでには、相当の時間というか慣れが必要となるように思う。

ではどうするかというと、投資の日記をつける。値動きのメモというより、自分の売買判断とその時の根拠や心境を日記にしておく。売買の判断、つまり買おうとしたけど買わなかった、売ろうとしたけど売らなかった、そういうものも含め、日記化しておこう。

日記のメリット、使い方

日記を付けるメリットとしてまず挙げられるのは、冷静になれることだ(ある程度は)。熱くなって投資に励むもいいけど精神的に持たないし、私の場合は感情的な投資判断は投資成績が悪くなる。あまり感情的に投資判断せずに、落ち着いて投資判断するためにも、日記をつけるメリットはある。

日記の更なるメリットは、先に書いたように自分の経験から学びやすくなることだ。日記にしておくと、あとで見返して当時の自分の判断を評価できる。特に買った株に利が乗らないとき、どうしてあの時この銘柄を買ったのだろうと再確認することで、すぐに売るべきか・まだ持ち続けるかの判断もつけやすい。そして、当初の買った判断が間違っていたと思うなら、(そして特に買う理由が新たに見つからないなら)売り時である。

つまり、あとで見返して当時の判断を評価するのが日記を付ける目的の一つであるならば、見返したときに評価できるような書き方をしておく必要がある。私の場合それは、買った銘柄の業績に関するメモや競合他社の状況だけでなく、その時のマクロ経済の状況、自分の買い付け余力、含み益/含み損の状況、なども含む。

さいごに

投資家として成長したい、そう思うならまずは投資日記を付けよう。自分の負けパタンや勝ちパタンがそこから見いだせれば最高である。

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