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【ライターを志すきっかけとなったゲーム】ドラゴンクエスト5の魅力5選を紹介!

こんにちは。
都内でひっそりと生きる専業主夫です。


さて、今回は一風変わってゲームの記事です。

私は子どもの頃からドラゴンクエストが好きで、
執筆時点では1~11まで発売していますが、
1~8、11はプレイした経験があります。

中でも「ドラゴンクエスト5 天空の花嫁」
過去作内で最も思い入れのあるナンバリングです。

そして、小学生の頃はこのドラクエ5を題材とした
創作小説を投稿して執筆の楽しさを知ったことから
ライターを志すきっかけにもなったゲームです。

SFC版、PS2版、3DS版と全て保有する私ですが、
最近3DS版を久々にプレイして思い出に浸っている
こともあり、今回はドラクエ5の魅力を5つ
語っていきたいと思います!


魅力① 主人公がとにかく不憫である

目の前で父を殺される主人公

ドラクエ5の主人公はとにかく不憫です。

とある王国の王(パパス)の息子として
生まれた主人公ですが、生まれると同時に、
母親が亡くなってしまいます。
(実際は生きているが、そう聞かされていた。)

月日は流れ、父であるパパスと旅に出た主人公は
小さな村(サンタローズ)を拠点に暮らし、
将来の花嫁候補でもあるビアンカ
いじめられている魔物を助けるために
レヌール城のお化け退治に行ったり、
子どもにしか見ることができない妖精の村を
救い、世界に春をもたらしたりと活躍します。

物語の鍵となるビアンカとネコ

しかし、悲劇は突然起こります。父であるパパスは
隣町の王国からわんぱく王子(ヘンリー)の教育を
依頼されますが、王子が連れ去られてしまいます。

そして、王子を助けにいこうとしたパパスは、
本編の宿敵となるゲマに息子を人質に取られ、
無念にも主人公の目の前で殺されてしまいます。

幼少期で両親を失った主人公。
それだけでも相当に辛いのですが、
悲劇はそれだけでは終わりません。

ゲマに王子とともに連れ去られてしまい、
悪の教団の本部を建設するため、なんと
10年間も奴隷として働くことになります。

その後、なんとか逃げ出したものの、
自分が育った村(サンタローズ)に行くと、
なんと魔物たちに滅ぼされていました。

その後も8年間石にされるなど、
悲惨な目に遭い続ける主人公ですが、
ドラクエのナンバリングを見ても、
ここまでの悲劇の主人公はいません。

しかし、数々の悲劇を乗り越え、
強くたくましく成長していく主人公。

私もさまざまな辛いことを経験しましたが、
両親も生きているし、生まれ故郷もあるし、
使えるお金も時間も十分にあります。
そう思えば、何でも挑戦できる。

現代も生き辛い世の中ではありますが、
不憫ながらも必死に生きる主人公から
「頑張ろう」という勇気をもらえます。


魅力② 親子3代でつむぐストーリー

息子と娘との再会シーン

これもドラクエ5ならではの魅力ですね。

最初は父であるパパスと旅をする主人公ですが、
パパス亡き後は一人で旅をすることになります。

滅ぼされた村の洞窟で、パパスが生前手に入れた
「天空の剣(つるぎ)」を見つける主人公。
世界を救う勇者の装備とされていましたが、
パパスも主人公もその剣を装備できませんでした。

「自分は世界を救える勇者ではない」
と認識させられた主人公は、

悪の手に連れ去られた母を探し出すため、
殺された父の敵を討つため、
伝説の勇者を探すため、

旅を続けることになります。

その後結婚し、息子と娘を授かる主人公は、
息子と娘とともに旅をすることになります。
かつて、父であるパパスと旅をしていたように。

主人公が勇者ではないことも斬新なのですが、
このような世代を超えたストーリーが魅力です。


魅力③ 「天空の花嫁」を選ぶ葛藤

花嫁を選ぶ葛藤

ドラクエ5について話すと、「誰と結婚した?」
と、確実に聞かれるのではないでしょうか?

本作の主人公はストーリーの中で結婚します。
ドラクエに「結婚」という要素を取り入れたことも
ドラクエ5が初の試みですが、何よりもタイトルの
「花嫁」を選ぶ葛藤がリアルに体験できます。

主人公の花嫁候補になるのはビアンカフローラ
3DS版ではデボラという計3人の女性がいます。

フローラとデボラは、パパスも交友のあった
大富豪ルドマンの養女でもあります。

サラボナという町でルドマンに出会った主人公は、
「炎のリング」「水のリング」を取ってきた者に
フローラの婿になること、伝説の勇者の武具である
「天空の盾」を託すという試練を出します。

結婚はともかく、世界を救うためには
天空の盾だけはなんとしても欲しい主人公。
試練に参加することになりますが、その途中で
山奥の村に住むビアンカと感動的な再会をします。

かつては、ともにお化け退治に出かけたビアンカ。
さぞかし、お互い惹かれ合ったことでしょう。

いちいちこちらの心を揺さぶるビアンカ

ビアンカの協力の甲斐もあって2つのリングを
手に入れた主人公は、なんとそのままビアンカを
ルドマンの屋敷に連れていきます。

愛する娘と結婚の話を進めようとしているにも
かかわらず、別の女性を連れてきたら普通は激怒
すると思いますが、ルドマンは娘のために危険を
犯してリングを取ってきた主人公を気に入り、
「君の好きな女性と結婚して良い」
と、主人公に花嫁を選ばさせる展開になります。

ビアンカの気持ちを察し、身を引こうとする
フローラの優しさも相まり、どちらと結婚するか
主人公は葛藤することになります。

もう少し考える時間を与えてほしいものですが、
ドラクエシリーズ全作の中でも屈指の名場面である
結婚前夜
は、ついつい感情移入してしまいます。

ちなみに、私は何度プレイしてもビアンカを
選んでしまいます。思い出補正強し。


魅力④ 魔物を仲間にできるシステム 

ドラクエ5で大活躍するスライムナイト

ドラクエ5では出現する魔物を仲間にできます。

この魔物を仲間にするシステムは、その後
私も大好きなシリーズである
「ドラゴンクエストモンスターズ」
に引き継がれることになります。

第一作の「テリーのワンダーランド」ではさらに
魔物同士を配合して強くするシステム
が取り入れられ、今後のモンスターズでも
踏襲されることになりました。

ちなみに、ドラクエ5で仲間にできるなかで
最も有名な魔物といえば、スライムナイトの
ピエール
ではないでしょうか。

序盤で割と簡単に仲間にできるだけでなく、
主人公と同じ剣や盾といった武具を装備でき、
炎や呪文への耐性の強さ、味方をサポートする
回復呪文を使いこなす有能ぶりで、
最後の魔王戦まで使い続けられます。

ピエールを序盤に仲間にするかどうかで、
その後のプレイの難易度が大きく変わる
といっても過言ではないでしょう。

その他にも多くの魔物を仲間にでき、
最初は弱いと感じていた魔物が終盤で強く
なったり、レアな魔物も仲間にできたりと、
育成好きならきっとのめり込むでしょう。


魅力⑤ 主人を待ち続けるかつての相棒

とある剣を守るキラーパンサー

奴隷を脱した主人公ですが、
その旅の途中でとある依頼を受けます。

カボチ村という田舎の農村では、化け物が
畑を食い荒らし、食べる物がなくなった
村人がみな飢えていました。

主人公は、その化け物を退治する
依頼を受けることになります。

化け物の正体を知る由もない主人公は、
退治するために西の洞窟に出向きます。

そして、洞窟の最深部にたどり着くと、
そこに待っていたのは、かつては
いじめられているところを助け、
一緒に旅もしたベビーパンサーが
成長したキラーパンサーでした。

主人公が奴隷として連れ去られた時、
「じきに野生を取り戻すでしょう」と
捨てられたベビーパンサーでしたが、
成長し、キラーパンサーとなっていたのです。

月日が経ち主人公を忘れたキラーパンサーは
最初こそ襲いかかってきますが、
このキラーパンサーは倒すことができません。
幼少の頃にビアンカとの別れ際でもらった
リボンを差し出すと主人公の仲間になります。

これだけでも涙ぐましい展開なのですが、
仲間になったキラーパンサーが主人公に
差し出したのは、亡き父パパスのつるぎでした。

10年という長い期間が経過したにもかかわらず、
パパスのつるぎを守り、主人を待ち続ける
キラーパンサーはまるで忠犬ハチ公のよう。。

しかし、問題はその後でした。
キラーパンサーを連れて依頼元の村に戻ると、
化け物とグルであると村人に誤解され、
信頼を失ってしまいます。

生きるために畑の作物を食べていたとはいえ、
決して人は襲わなかったキラーパンサーですが、
村人からすればそう思うのは当然かもしれません。

大人になってからプレイすると、人間の心理を
リアルに描いていると感心させられます。

ちなみに、テリーのワンダーランドでは、
このキラーパンサーとの再会の場面が
見事にオマージュされています。
旅の扉の「おもいでのとびら」という名前も、
ドラクエ5をプレイしているとグッときます。

また、ドラクエ8ではこのキラーパンサーに乗り、
広大な世界を駆け巡ることができます。
私も含めドラクエ5好きは歓喜したことでしょう。


まとめ 感動的かつ革新的なストーリーは、初めてのドラクエにもおすすめ!

いかがでしたでしょうか。

これまで「ドラゴンクエスト」という作品を
プレイしたことがない方にも、
この5は強くおすすめできます。

実際に歴代シリーズの人気投票の中では、
ドラクエ5が見事1位に輝いていました。

過去作の1~4から大きく世界感を変えましたが、
悲劇や理不尽を乗り越え成長する主人公や、
親子3代での旅、結婚、花嫁選び、
魔物を仲間にするシステムなど、
感動的な要素でプレイヤーの心を揺さぶり、
革新的な要素で見事成功した作品といえます。

ゲームや映画、小説でも、クリエイターにとって
前作を超えられるかというのは大きな重圧であり、
「前作の方が面白かった」「今回は駄作」
と言われてしまうこともあります。

私もnoteに何を書こうか迷うこともありますが、
ドラクエ5を見習い、革新的なアイデアを
出し続けていけたらと思っています。


それでは、今回はこの辺で失礼します。


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