史上最年少の上場企業代表取締役で話題!新進気鋭のアパレル企業yutori(5892)の将来性はどうなの?【いろはに企業分析】
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さて、10回目となる今回の個別株紹介では、古着コーディネートを紹介するインスタグラムアカウントの運営から人気を博し、現在では30を超えるブランドを立ち上げた新進気鋭のアパレル企業yutori(5892)について分析していきます!
過去の記事でも様々な個別株を紹介しているので、気になった方は、ぜひチェックしてみてください✨
さて、それでは早速yutoriに投資するのがアリなのか見ていきましょう。
これまでの業績や株価の推移、僕自身の投資経験から将来性を分析していきます🔍
yutori(5892)ってどんな会社?
「そもそもyutoriってどんな会社?」となる人もいると思うので、会社の説明から入ります。
冒頭でも紹介した通り、yutori (5892)はファッション系SNSの運営からブランド立ち上げまでも手がけるアパレル企業。
以下は公式HPのトップ画像です。
溢れ出る若者感…🕶
それもそのはず、yutoriは上場企業の中でも社員の平均年齢がずば抜けて低いことで有名な企業なんです!
社員の平均年齢24歳、設立者の片石貴展さんに至っては史上最年少の30歳で上場企業の代表取締役になったとして話題になりました。
そんな社内の若々しさを活かし、yutoriは若年層をターゲットにしたアパレル事業を展開中。
主な事業内容は以下の通りです
古着コミュニティ『古着女子』の運営
30を超えるアパレルブランドの立ち上げ/運営
多くのフォロワーを抱えるSNSアカウントを自社ブランドのマーケティングへ直接活かすことができるほか、運営するアパレルブランドもD2C型なので、利益率の高いビジネスモデルを構築することに成功しています。
yutoriの創業は2018年6月と、かなり新しめの企業。
創業から約5年半となる2023年12月には東証グロース市場に上場し、証券コード5892として登録されています。
業績
企業の概要が分かったところで、過去の業績を見ていきましょう。
売上高と営業利益等の推移は以下の通り。
yutoriは元々ZOZOの傘下として運営され、2023年3月期には赤字を出していました。
しかしながら、2024年3月期にはビジネスがうまく軌道に乗り始め、売上約75%UPと共に黒字化を達成。
ZOZOから独立し、上場してからも順調な滑り出しを見せています。
業績向上の要因はブランド認知度の上昇がメイン。
主力ブランドである9090やHTHが人気のフットボールブランド「umbro」とコラボレーションを実施。
新しい顧客層からの認知を得られたほか、売上にも大きく寄与する結果となりました。
また、yutoriが運営するSNSアカウントの総フォロワー数も順調に伸びており、ブランドの認知拡大へ貢献しています。
特に、上場に際してメディアで取り上げられたことで、yutori全体への認知度が上昇しているようです。
上場して間も無く、なかなか業績の見通しが難しいところではありますが、ひとまず業績面では来年にも期待したくなる企業と言えそうですね!
株価推移
続いて株価推移も見ていきましょう。
上場して9ヶ月と間もない段階ですが、既に株価は上場時の2倍以上に上昇。
8月の大暴落後も順調に株価を回復させ、史上最高値の水準までもう一歩という段階に来ています。
チャートだけ見るとかなりの株価上昇を期待したくはなりますが、ボラリティが高い点には要注意。
特に、流通している情報が少なく判断材料に欠ける一面もあるため、良い意味でも悪い意味でも決算に振り回される可能性が高いでしょう。
ここまでのまとめ
yutoriの業績と株価推移を振り返ってきましたが、ここで一旦ポイントをまとめてみます。
ZOZOから独立後も黒字化を達成し、順調な滑り出しを見せている
若年層をターゲットに、自社SNSやコラボレーションを通じて認知度を拡大中
株価は上昇傾向にあるもののボラティリティが高い
個人的に気になった懸念点
自分が若い人に甘々になっているせいか、これまでのポイントを振り返るとyutoriがかなり魅力的な銘柄に思えてきます。
しかしながら、yutoriについて調べていく中で不安材料となった点があることも事実。
ここでは、それらの中から個人的に重要だと思った懸念点を2点ピックアップして紹介します。
情報が少ない
これまで何度か触れてきましたが、yutoriは上場企業の中でも圧倒的に早く成長し、わずか5年半で上場を成し遂げた企業です。
このように聞くと、yutoriが突如現れた超新星のように感じてしまいますが、これは同時にyutoriの歴史が浅いということも示しています。
投資においては、長期的な目線に立ち、過去数十年のデータを分析することが安全な取引をする上で重要となってきます。
その点において、歴史が浅いゆえに情報が少なく、将来の予測を立てにくいという事実は、yutoriへの投資を考える上でどうしても不安要素になってくるでしょう。
また、流通している情報が少ない場合、株価は決算に大きく左右されることとなります。
いくらyutoriに成長見込みがあったとしても、短期的に株価が暴落するケースは十分に考えなければなりません。
新しい企業であるがゆえにこれからの伸び代に期待したくなりますが、リスクを避けたいという方はもう少し時間を置き、判断材料がある程度出てきてから投資をしても遅くはないでしょう。
『D2Cブランド』をどう見るか
yutoriの運営するブランドは、D2C型ビジネスモデルを採用しています。
D2C型とはDirect To Customerの略称で、簡単に言えば小売店が介入せず、メーカーが消費者へ向けて直接販売を行うということです。
D2C型のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
小売店が挟まらないため、利益率が高い
顧客データを収集しやすい
しかしながら、メリットがある反面、当然D2C型のデメリットも存在します。
代表的なデメリットは以下の通り。
収益の安定化が難しい
商品力やブランド力、マーケティング力が必須
集客が難しい
簡単にまとめれば、「たまたま目についたからノリで買っちゃう」というような機会が少なく、コアなファンがいないと収益をあげるのが難しいということ。
ある程度知名度があればこれらのデメリットをカバーできたりもしますが、創業したてのyutoriにとってD2C型ビジネスモデルを取ることは、ややリスキーな選択であると言えるでしょう。
現在、yutoriは自社のSNSをうまく活し、全体では黒字化を達成しています。しかしながら、なかなかファンが付かず赤字が続いているブランドが一部存在するのもまた事実。
今後、yutoriが新たなブランド設立や買収を目指していく上で、D2C型を採用していることがどう影響するかは、見通しが難しいと言わざるを得ません。
将来性はあると言えるか?
以上の点を踏まえたうえで、yutoriの将来性について検討していきましょう。
結論から言うと、yutoriは将来に期待したい企業だと言えます。
理由は大きく以下の2点。
直近の好調な業績
優れたマーケティング力
それぞれ見ていきましょう。
直近の好調な業績
先ほども振り返った通り、yutoriは着実に自社ブランドを成長させ、売上を伸ばしています。
まだまだ歴史が浅い企業ではありますが、2024年3月期の急成長からも、今後の伸び代に期待したいところです。
一方で、D2C型を採用しているという点や、2024年3月期の売上が他社ブランドとのコラボレーションに牽引されたという事実を鑑みると、売上にやや振れ幅がありそうなのも事実。
直近では増収増益となっているため、将来に期待できると言いたいところですが、今後も安定的な成長を遂げるかどうかについては、不安が残る一面もあるでしょう。
優れたマーケティング力
冒頭でも触れた通り、yutoriは会社全体でかなり若い人材が揃っています。
若年層をターゲットにしたアパレル企業として、社員とターゲットとの感性が近いという点はかなり好印象だと言えるでしょう。
特に、yutoriが運営するSNSは若年層でも人気を博しており、実際、僕の友人もほとんどがアカウントを認知しています。
ECサイトでの販売が主流となっている現在において、SNSで強力な発信源を持っていることは一つの明確な強み。
社員に若い人材が多く、優れたSNSマーケティングを行える点からも、yutoriの将来性に期待したいところです。
もっとyutoriを知りたいあなたへ
ここまで、yutoriについてインターン生の目線から分析をしてきました。
ですが、もっと詳しい分析を見たい方もいるのではないでしょうか?
私がインターンとして所属するインベストメントブリッジでは、「ブリッジレポート」というものを出しています👀
ブリッジレポートでは、yutoriの業績動向や今後のビジョンについて、プロのアナリストが分析を行っています!
もっと詳しくホシザキについて知りたい方は、ぜひご覧くださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか🎵
yutoriは優れたSNSマーケティングから若年層のファンを獲得し、目下急成長を遂げている企業です。
上場したてであり、ビジネスの振れ幅も大きそうではあるものの、その分爆発力もあるため、yutoriは将来性に期待したい企業だと言えるでしょう。
yutoriへの投資を考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしていただければと思います✨
しかしながら、どんな投資にもリスクは必ず存在します。
ご自身でもしっかりとリサーチを重ねたうえで、自己判断で投資をするよう心掛けましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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本記事の執筆はインターン生の塚田が務めました(^▽^)/
それではみなさん、また別の記事でお会いしましょう🎵
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