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東京都知事選の公約から読み解く!相場がありそうな銘柄とは

皆様、こんにちは。本村健です。

街では色とりどりの紫陽花(あじさい)がきれいに咲いています。

干からびた紫陽花がありましたが、何故か例年とは違うような気がします。

わたしが幼少期の頃は雨に濡れた紫陽花の葉っぱには、大きなかたつむりがいました。最近はめっきり見なくなりましたが、あのでんでんはどこに行きましたか?

関東地方はやっと梅雨入りしましたが、昭和の時代でしたら、もはやひまわりが咲くような気温です。この時期の直射日光に今年も猛暑が来ると思うと秋まで体力が持つか不安な今日この頃です。

さて、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明した小池百合子知事蓮舫元参院議員少子化対策などを柱とする公約を公表しました。
公約の中に、株式市場で賑わうヒントが隠されているかもしれませんね!

◾️小池氏の主な公約


•調整池の整備による水害対策

•シェルター整備でミサイル危機に対応

•富士山噴火を想定した降灰対策

•女性活躍基本条例の制定

•年収の壁を越える取り組みの加速

•都独自の認知症専門病院創設

◾️蓮舫氏の主な公約


•パートナーシップ宣誓制度の利便性向上

•東京版・行政事業レビューシート導入でガラス張りの都政実現

•公金や補助金の支払先の原則公開

•都が保有する情報をオープンデータ化

•知事直轄の円卓会議設置によるボトムアップ政治

•神宮外苑再開発の見直し


小池氏は子育て支援として、▼保育料の無償化を第一子まで拡大することや、▼子育て世帯への家賃負担の軽減を盛り込みました。

一方、蓮舫氏も▼少子化対策として、非正規労働者らの待遇改善などによって「現役世代」の手取りを増やすことや、▼行財政改革として、予算執行の検証などを行う「ガラス張りの都政」の実現を目指すとしています。

厚生労働省が発表した2023年の「人口動態統計」によると、女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す「合計特殊出生率」で東京都は0.99と1を下回った。全都道府県で最低となっており、小池、蓮舫両氏がそろって公約の目玉に掲げたことで危機的な状況となっている少子化への対応が知事選の大きな争点と位置付けられた形です。

東京都の出生率が危機的な状況に、どちらが当選しても公約通りに実行されるのであれば、連想からわたしが「子育て関連株」として注視します企業2社ですが‥

昨年末に、わたしのコラムで取り上げましたが、年始から急騰して底堅い値動きです。柱は認可保育園運営。保育園物件扱う不動産仲介、コンサルティングも。子育て支援事業に注力する【7097】さくらさくプラスです。

【7097】さくらさくプラス 日足チャート(引用:TradingView)

もう1社は、働くお母さんが安心して仕事が出来る環境をサポートする企業です。
働く女性の支援目的にベビーシッターと介護の在宅サービス、保育所等運営のエデュケアを展開する【7358】ポピンズあたりも長い目で見て連想から物色されるのではないかと値動きを監視中です!

【7358】ポピンズ 日足チャート(引用:TradingView)


◆話題の銘柄 Pick UP:【5287】イトーヨーギョー


今週は、コンクリート製品中堅。マンホールやライン導水ブロックが主力。無電柱化や環境関連も。【5287】イトーヨーギョーを取り上げます。

上記に引き続き、東京都知事選の公約から読み解くこれからマーケットで話題になりそうな銘柄として取り上げます。

◾️小池百合子都知事3選めざし公約発表 保育料無償化の拡大や無電柱化


東京都知事選に3選を目指して立候補する現職の小池百合子氏が今週18日午前、オンラインで記者会見し、公約を発表した。「もっと!よくなる!『東京大改革3.0』」と題し、2期8年の都政をさらに発展させると述べた。

公約では、めざすべき都市像として「セーフ・シティ」「ダイバー・シティ」「スマート・シティ」の三つを据えた。

「セーフ・シティ」としては、マンション防災の強化や木造住宅密集地域の解消促進、「無電柱化」などを進めるとした。自然災害への対策として、木造住宅が密集する地域の解消や、4年前も公約にしていましたが電柱をなくして電線を地中に埋める「無電柱化」の取り組みなどをさらに進めるとしています。

また、同じく都知事選挙に立候補している航空自衛隊の元航空幕僚長の田母神俊雄氏も「災害に強い街東京を作る」ため、1週間分の水や食料の備蓄を行うほか、「電線の地中化」や揺れを感知して電気を止める感震ブレーカーの設置を進めるなどを公約に掲げています。

話は変わり、同社は先月24日の大引け後、25年3月期の単独業績予想について、最終利益を8500万円から2億300万円(前期比2.0倍)へ上方修正しています。

前回の東京都知事選挙でも、「無電柱化」を公約に掲げた小池百合子都知事ですが、電線地中化関連株は同氏関連株としてマーケットでは広く知られています。前回の東京都知事選挙は小池氏が圧勝する形で再選され、開票日翌日の株式市場では、注力している無電柱化政策を改めて買う流れとなり物色されました。

好業績にもかかわらず足元の株価は年初来安値の水準に推移しており2019年10月の高値からしばらく調整され、私見ですが割安感や底打ち感があり「相場は繰り返す」と中期目線で買いにて注視。

【5287】イトーヨーギョー 日足チャート(引用:TradingView)


◆個人的に気になる銘柄:【5586】Laboro.AI


今週は、機械学習を活用したオーダーメイド型AI「カスタムAI」の開発などを手掛ける企業。【5586】Laboro.AIを取り上げます。

特に目新しい株価材料が出たわけではありませんが、高値から調整局面にある同社を取り上げます。

米国では生成AI市場の拡大を背景に驚異的な業績の伸びを示すエヌビディア<NVDA>が時価総額を膨張させています。東京市場でも個別物色の最有力テーマとして一部の関連株が再び賑わっています。

私見ですが、5月の高値から急落し最近の値動きは落ち着いているように映ります。

注視します理由ですが、今年の3月から急騰しましたが他の賑わったAI関連株と比較しますと底堅さや値動きの軽さもあり、ここで山を張り今週は逆張り狙いで買いにて注視。

【5586】Laboro.AI 日足チャート(引用:TradingView)

個人的なロスカットのラインは、心理的節目と考えます970円割れとみています。

ここを下回るようなら、わたしは一度は損切りして仕切り直します。

わたしのコラムを参考にされている方は思惑通りに吹き上げましたら、あなたの判断で利益確定の売りをお願いします。

また来週お会いしましょう。本村健でした。



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※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。

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