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いよいよライドシェアが解禁されます!週明けのマーケットで話題になるか?

皆様、こんにちは。本村健です。

桜が開花しましたが、今年は花持ちも良さそうでその分長くお花見が楽しめそうです。

相変わらず地元の浅草では、平日でも外国人観光客が増して週末にもなるとここは日本なのかと見間違えるほどの賑わいです。隅田川の桜祭りで凄いことになりそうです‥‥汗

人力車やタクシーもフル稼働ですが、来週から一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」のサービスが始まります。

◾️初の試み来月からライドシェアが始まる

ライドシェアについておさらいしますと、日本でライドシェアが解禁される理由は、タクシー不足の解消を目的としています。

コロナ禍によりタクシードライバーが2割ほど減少。また、廃業したタクシー会社も少なくありません。一方で、利用者数は回復してきており、インバウンドも好調でコロナ前まで戻ってきており、外国人利用者も増加しています。タクシーは移動手段であるため、タクシーが不足すると行動が制限され、周囲の経済活動にも影響を及ぼします。

これらの課題を解決するため、ライドシェアの必要性が高くなり、2023年12月に政府が行うデジタル行財政改革会議でライドシェアの解禁を進める方針を決めました。

「ライドシェア」をめぐっては、都市部や観光地では、配車アプリのデータを通じて、タクシーが不足する地域だと認められた場合に、タクシー会社の管理のもとで行うことができる制度です。
国土交通省は、今月13日に4つの都府県の一部の地域でライドシェアのサービスを認めると発表しました。
認められたのは、東京都は、23区と武蔵野市、三鷹市、神奈川県は、横浜市や川崎市など、愛知県は、名古屋市や瀬戸市など、京都府は、京都市や宇治市などの地域となっています。
これらの地域ではタクシーの不足に合わせて地域ごとに定められた曜日や時間帯が限定され、一般のドライバーが有料で人を運ぶサービスができるようになります。

通常のタクシーのような流し営業(車を走らせながら路上で乗客を見つける行為)はNGとなり、配車アプリで依頼が入った場合にのみ迎車して乗客を乗せることが可能になります。知識と技術がある二種免許ドライバーではない一般ドライバーにとって流し営業は危険を伴うことから、自家用車を使う場合は、タクシー専用車にある自動開閉などもないため、乗車・降車のリスクなどを考慮されるようです。

ざっくりな解説になりましたが、個人的な見解では人命を預かる特殊なサービスになりますが、これからバイトやパート感覚で短時間で仕事をする人が増えると思いますが、もう少し導入までのきめ細かなルールや準備期間、適性検査やドライバー研修などの時間が必要ではないかと懸念しています。

◆話題の銘柄 Pick UP:【6613】QDレーザ


今週は、半導体レーザー技術を活用したデバイスを開発、販売。弱視向け眼鏡を育成。電子機器も注力する企業。【6613】QDレーザを取り上げます。

上記でも解説しましたが、ライドシェアに関連しそうな企業として取り上げます。

同社は、半導体レーザの開発・販売から、独自の網膜投影技術を用いたアイウェア製品まで、多岐にわたる事業を展開しています。

特に、通信・加工・センサ用のレーザデバイス事業と、レーザ網膜投影技術を使ったレーザアイウェア事業が主力となっています。

また同社の技術は、非常に多様な産業に適用可能です。

5G基地局、データセンサ、自動運転用LiDAR、スーパーコンピュータ、顔認証、バイオ検査、視覚支援、眼底撮影、レーザ加工、スマートグラス、車載通信、視野検査など、その適用範囲は広範です。

これにより、多くの産業での成長とビジネスチャンスが期待されています。

話は変わり、昨年ですが都内ハイヤー・タクシー最大手である日本交通株式会社とQDレーザは、ドライバーの安全向上と運転寿命延伸を目指す取り組みとして、定期健康診断にてQDレーザの網膜投影技術を応用して開発したRETISSA MEOCHECK(レティッサ メオチェック)による眼の健康チェックを実施。

QDレーザが開発したRETISSA MEOCHECKは軽量コンパクトな可搬型の機器で、専用のタブレットと接続して使います。視野の様々な位置に投影される光の点が認識できたらスイッチを押すという簡単な操作で、周辺視野を含めた「認知」「判断」「操作」ができていることを確かめられます。測定後は反応できた割合に応じた得点とそれをもとにした「眼年齢」スコアが算出、表示されます。さらに、反応の偏り、弱い光への反応、同年代との比較などの基準による測定データの解析を行うといいます。

注視する理由ですが、小型可視レーザーとドライバーを内蔵した新たなデバイス開発に成功し、自社製電子機器使った眼の検査サービスをタクシー業界に続きトラック業界へも展開しています。

ドライバーにとっては一番大事なのはであり、物流や運送業界をとりまく「2024年問題」もあり、事故防止のため事業者の検査が頻繁に徹底される事が予想され今後も需要があると睨み長期目線で注視します。

6613】QDレーザ 日足チャート(引用:TradingView


◆個人的に気になる銘柄:【9082】大和自動車交通


今週は、東京のハイヤー・タクシー大手。一等地に営業所。子会社多数で不動産賃貸など。【9082】大和自動車交通を取り上げます。

2月にも一度わたしのコラム、「話題の銘柄」にて取り上げています。

ライドシェアに関しましては、繰り返しになりますので解説は省略させていただきます。

同社は、「ライドシェア関連」の本命としてマーケットでは注目されています。政府は、ライドシェアの導入を巡って、タクシーが不足している地域や時間帯などにかぎり、タクシー会社の管理のもとで一般のドライバーが有料で人を運ぶことができる新制度を設ける方向で調整されましたが、来週から運用がいよいよ開始されます。ドライバー不足のタクシー会社にとっては収益機会の拡大につながるとの見方や思惑があります。

荒れる相場に、テーマや柱を失った日本市場は週明けに解禁されるライドシェアは、株価材料やニュースなどでも話題となりやすく値動きがあると睨み「国策」に絡んだ銘柄として2週間程度の中期目線で買いで注視します。

投資手法としては、個人的な見解ですが、週明けのスタートの前場の値動きをしっかりと見たいところです。

上昇するなら買い。下落するなら前場は様子を見て後場に仕掛けるか止めるか判断したい。

興味のある投資上級者の方は、新規買いや返済売りも逆指値をうまく活用したいところです。

9082】大和自動車交通 日足チャート(引用:TradingView

個人的なロスカットのラインは、心理的節目と考えます880円割れとみています。

わたしの投資法は、狙ってダメなら早めに損切って次の銘柄へ。

わたしのコラムを参考にされている方は思惑通りに吹き上げましたら、あなたの判断で利益の確定をお願い致します。


また来週お会いしましょう。本村健でした。



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※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。

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