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悪質な口コミや投資詐欺に効果がありそうな企業に注視!


皆様、こんにちは。本村健です。


桜が終わってツツジが色鮮やかにきれいに咲いています。藤の花も見頃ですが、大型連休が始まりましたがお出かけになる方は多いかと思います。

今年は物価高の影響や宿泊料金の高騰もあり、お金を使わず自宅で過ごす方も多いようです。

わたしも経験がありますが、人気観光地に旅行に出かけて癒されるつもりがあっちこっち歩いたり飲食店などで待たされたり、人混みを見るだけでもストレスを感じる時があります。帰りの電車でどっと疲れたりする時もあります。体は疲れていても気持ちはリフレッシュできているので良い疲れなのかもしれませんね!(笑)

さて、今週話題になったニュースですが、現在60歳までとされている「国民年金」の納付期間を65歳までに延ばす案を、厚労省が議論しています。延長した場合、支払い額は単純計算でおよそ100万円の負担増に。負担に見合った給付を将来受けられるのか、将来世代の年金受給額はどうなるのか…若者からは賛否の声があるようです。

何故、物価高が続くこの時期にこんなことを言い出したのかと疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、そもそも今年は5年に一度の「財政検証」というものが行われる年です。これは公的年金の財政状況を確認して、約100年後までの給付の見通しを示すというものです。検証結果は夏頃に公表される見通しです。

◾️どうなる自民党‥国民の審判は?

先週も触れましたが、岸田首相の政権運営を左右する衆院3補欠選挙の投開票日が明日28日に行われます。ご存知のように注目される「島根1区補選」は、唯一自民候補が出馬し、与野党が対決する構図になっていますが、国民年金支払い延長論や今週、自民党を辞職した議員など選挙の票に影響を及ぼす可能性があります。

新たに選出された議員には、「パパ活」では無く政治活動に専念してくれる方に期待をしたいです。これまでも度々の不祥事続きの自民党にはもう呆れて笑うしかない‥

島根で自民が惨敗すると少なからず株式市場への影響も懸念され、岸田政権に対する国民の審判が下される日です。

旅行先や自宅でも兎にも角にも皆様は楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さい。

◆話題の銘柄 Pick UP:【3967】エルテス


今週は、炎上や内部脅威検知などリスク管理支援が柱。警備業や自治体のDX推進も。サイバーセキュリティとSIが主力。サイバー攻撃監視に定評のある【3857】ラックと提携。【3967】エルテスを取り上げます。

◾口コミで「利益侵害」、医師がGoogleを提訴へ…


報じられていますが、地図上の口コミ、「営業権の侵害」米グーグルが提供するインターネットの地図サービス「グーグルマップ」の口コミ欄で、一方的に投稿された悪評を放置されて営業権を侵害されたとして、全国の医師ら約60人が今月18日、グーグルに損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こしました。悪質な投稿を書かれた側が、投稿者自身ではなく、サービスを提供するプラットフォーマーの賠償責任を問う訴訟は異例のことです。

グーグルマップはネット上で店舗や施設の名前、連絡先、住所などが表示され、グーグルのアカウントがあれば、利用者が匿名で5段階の評点をつけたり、口コミを投稿したりできる。

口コミ欄は利用者の平均的な評価や施設の詳細が分かるとして支持され、地図サービス利用者の99%がグーグルマップを利用しているとの民間の調査結果がある。一方、「悪意に満ちた投稿が書き込まれる」などと、その「弊害」を指摘する声も出ていた。病院の口コミ欄には「頭がいかれている」「人間扱いされなかった」などと悪評を投稿され、5段階の評点が1のケースもあった。診察内容には守秘義務があり、口コミ欄に反論を投稿することも難しく、グーグルに削除を求めても応じてもらえなかった医師もいるという。

また、話は変わり先日わたしのコラムでも取り上げました投資詐欺ですが、著名人の名前や写真を無断で広告に使用し、投資などに勧誘する「なりすまし詐欺」が社会問題になっていますが、なりすまされた著名人のひとりであるZOZOの創業者の前澤友作氏は、米国の弁護士と連携して米国のMeta社を告訴するとしている。

Meta社に対して前澤氏は、「自分のなりすまし広告が出続けているので、なりすまし広告を削除して欲しい」と申し出たが、Meta社は「AIを使用して広告を審査するなど、なりすまし広告をなくす努力をしているが、全部は無くせないので理解して欲しい」というばかりだという。

近年の投資詐欺グループは手口が巧妙化しており、Metaとしても偽広告だけを直ぐに識別するのは容易では無いようです。

本題に入りますと、同社は22日の大引け後、社会問題化しているSNS型投資詐欺につながる、なりすまし詐欺広告の検知サービスを開始すると発表。

近年、起業家やタレントなど著名人の画像を無断に使用した虚偽広告をフェイスブックやインスタグラムなどに広告出稿する行為が横行しており、これらの虚偽広告などを利用した違法な投資勧誘が社会問題となっていることを受けてリリースする。これまで同社には、著名なタレントと正式な広告契約を結ぶ広告主や、タレント事務所からの詐欺広告監視の相談が増加しており、これに対して同社では「なりすまし詐欺広告検知」をクライアントニーズに合わせてカスタマイズして提供していたが、今回Webリスクモニタリングサービスの正式ラインアップの一つとして提供することになったとしています。

今月12日には決算を発表しましたが、今期経常は75%増で5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなり、11期連続の増収となり株価は、しばらく調整されおり反発の兆しを感じます。

【3967】エルテス 日足チャート(引用:TradingView)

悪質な口コミ、なりすましにも、今後も「社会的な需要」がありそうな特化した数少ない企業として買いにて注視しています。

◆個人的に気になる銘柄:【5587】インバウンドプラットフォーム


今週は、 訪日客へWi‐Fi端末のレンタル、国内企業向けも。海外展開に積極的。インバウンド銘柄【5587】インバウンドプラットフォームを取り上げます。


◾️歴史的な円安でますます好調なインバウンド!


円相場が円安ドル高水準で推移しています。歴史的な円安の影響もあり、外国人観光客が急増していて、3月の訪日外国人数が初めて300万人を突破し、過去最多となりました。この流れは今後も続くだろうとインバウンド銘柄に注視です。

同社は、訪日旅行を主軸として、国内外の顧客に日本国内利用・海外利用が可能なWi-Fi端末やSIMカード、自動翻訳機などをレンタルする「Wi-Fiレンタルサービス」、オンライン上での情報発信やデジタルソリューションを活用した外国人の生活サポートを行う「ライフメディアテックサービス」、国内外にキャンピングカーをレンタルする「キャンピングカーレンタルサービス」、訪日旅行客向けのWebメディアを運営する「Webメディアサービス」、訪日旅行客を中心とした顧客に自社チャットアプリを通じてコンシェルジュサービスを提供する「チャットコンシェルジュサービス」、事業会社(飲食店、小売店、eコマース、アクティビティ運営会社、メディア会社、交通インフラ会社等)に対するインバウンド対応コンサルティングサービスを提供する「コンサルティングサービス」を展開しています。

訪日旅行客の困ったことで上位に上がるのが「無料の公衆無線LAN環境」が少ないこと。このような環境下で、同社は、いつでもどこでも簡単に高速インターネットに繋がるポケットWi-Fiのレンタルサービスを提供しております。空港での受け取りはもちろん、顧客の要望に応じてホテルなどへの直接発送も行っています。顧客ファーストのサービスを提供し「日本へのリピーター」の創出の一手を担っています。

同社に注目する理由ですが、比較会社とされるWi‐Fiルーターレンタルを主力とする【9416】ビジョンが、今週23日の大引け後、24年12月期において、初配当として中間11円、期末14円、年間25円の配当を実施する予定だと発表し、マーケットでは好感され株価は連騰しました。前期の業績が好調となり、成長投資を実施しつつ株主に利益還元ができる財務基盤・環境が整ったと判断したようです。

9416】ビジョン 日足チャート(引用:TradingView


話を戻して私見ですが、来月15日に同社は決算発表を予定していますが、インバウンドの好調さから中身は悪くないだろうと睨んでいます。

相場の地合いの悪さから株価は昨年12月に付けた安値に迫っており、この先も円安を追い風に引き続きインバウンドは悪くないと見て先回りして逆張り買いにて注視しています。

5587】インバウンドプラットフォーム 日足チャート(引用:TradingView

相場環境が不安定と言うこともあり興味のある方は、なるべく押し目を狙いたい。

個人的なロスカットのラインは、心理的節目と考えます1100円割れとみています。

わたしのコラムを参考にされている方は思惑通りに吹き上げましたら、あなたの判断で利益の確定をお願い致します。

また来週お会いしましょう。本村健でした。



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※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。

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