【世界遺産】ヨーロッパの建築様式

世界遺産検定二級の出題範囲の「ヨーロッパの建築様式」に関する世界遺産をまとめました。

ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)

・フランス
・ギリシャ・ローマ建築(アーチ構造)
・前19世紀にアウグストゥスの腹心の政治家
 アグリッパが建設したものの水道橋の一部
・3層のアーチ構造
・白亜紀の石灰岩
・水源地と供給地の高低差17mで
 1日2万m^2供給した
・登録基準:1,3,4/1985年,2007

ポン・デュ・ガール
地図

ラヴェンナの初期キリスト教建造物群

・イタリア
・ビザンツ様式
 聖堂建築にドーム天井で、
 内部にモザイクと大理石
・ユスティアヌス帝
・サン・ヴィターレ聖堂
・5,6世紀頃、東ローマ帝国
(・聖ウィタリスの聖遺物への信仰)
・登録基準:1,2,3,4/1996年

サン・ヴィターレ聖堂
内部の壁面
モザイク画
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アルルのローマ遺跡とロマネスク建築

・フランス
・ロマネスク
 ローマ風。石造りの分厚い壁や半円アーチ。
・円形闘技場やサン・トロフィーム聖堂
・登録基準:2,4/1981年

円形競技場
サン・トロフィーム聖堂
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ケルンの大聖堂

・ドイツ
・ゴシック式
 ゴート風で、高い天井とステンドグラスの窓
・1248年に、建築家ゲルハルトが
 アミアン大聖堂を手本にして建てた
・リブ・ヴォールト
・登録基準:1,2,4/1996年

ケルン大聖堂
アミアン大聖堂
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フィレンツェの歴史地区

・イタリア
・ルネサンス様式
 古代ギリシャやローマを模範とした幾何学
 図形を基調とした。
・メディチ家
・ブルネッレスキが設計した二重構造の円蓋
・登録基準:1,3,4,9,10/1979年

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
(通称:フィレンツェのドゥオモ)

バイロイトの辺境伯オペラハウス

・ドイツ
・バロック洋式
 過剰な装飾、凹凸の強調、絵画
 ※ヴェルサイユ宮殿など
・ブランデンブルク辺境伯フリードリヒの妃
 ヴィルヘルミーネが造らせた
・建築家ジュゼッペ・ガッリ・ビビエーネ
・リヒャルト・ワーグナー音楽祭
・登録基準:1,4/2012年

オペラハウス
ちず地図

ヴィースの巡礼教会

・ドイツ
・ロココ様式
 バロック様式の延長で軽快で優美な室内装飾
・ドミニク・ツィンマーマン
・登録基準:1,3/1983年,2011

ヴィースの巡礼教会
内装
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ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター・アビーとセント・マーガレット教会

・英国
・新古典主義/歴史主義様式
 古典様式を再評価した新古典主義と、
 過去の建築様式を用いる歴史主義
・ゴシック・リバイバル
・ビッグベン(=エリザベスタワー)
・登録基準:1,2,4/1987年,2008

ウェストミンスター宮殿
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ストックレ邸

・ベルギー
・近現代建築
 産業革命による鉄やセラミックなどの新素材
 わ用いた自由な造形
・ゲザムトクンストヴェルク
・登録基準:1,2/2009年

ストックレ邸宅
地図

まとめ

・ローマギリシャ様式:ポン・デュ・ガール
・ビザンツ様式:サン・ヴィターレ聖堂
・ロマネスク様式:サン・トロフィーム聖堂
・ゴシック様式:ケルン大聖堂
・ルネサンス様式:サンタ・マリア・デル・
         フィオーレ大聖堂
・バロック様式:バイロイトの
        辺境伯オペラハウス
・ロココ様式:ヴィースの巡礼教会
・新古典主義様式:ウェストミンスター宮殿
 /歴史主義様式
・近代建築:ストックレ邸


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