短期的なトレンドが生まれてから終わるまで

エントリーしやすいトレンドについて考える。
トレンドの発生については、レンジ相場を経てトレンドが発生する時がわかりやすい。

ジリジリ値動きしていくトレンド(ゆるい、長期的なトレンド)は明確なエントリー(明確な反発)ポイントを見つけることが難しいため、スルーしたほうがいい。

トレンド相場におけるエントリーポイントとは、多くの人がその相場に参入していて利確や損切りの価格が明確になったところなので、それがわかりにくい相場はエントリーを控えること。

ゲジゲジレンジからのトレンド発生

ゲジゲジレンジの場合は、大陽線や大陰線が急に現れる。一方的なトレンドになりやすく、かつ超短期で大きな動きがある。動いた割に戻ってこない場合は、E計算して反発ポイントの目処を立てる。その後短期的なトレンドは終了しやすい。
このトレンドが終わったあとは、フィボナッチリトレースメントを使っておくと良い。

ボリンジャーバンド平行レンジからのトレンドの発生

レンジの中で売買がある相場は、周期性の乱れをきっかけにトレンドが発生しやすい。移動平均線で反発したり、ボリンジャーバンドの上下バンドの方向が傾きやすい。
また、フィボナッチリトレースメントで反発していることがある。その場合は、その後の展開でもフィボナッチ数が意識される可能性がある。

トレンドが現れたあと

上昇トレンドで高値の切り上がりと安値の切り上がり
下降トレンドで高値の切り下がりと安値の切り下がりが観察できる。
トレンドの初動部分でE計算、N計算したラインをあらかじめ意識したり、
直近の高値や安値、上位足の抵抗線などを確認しておく。
チャネルラインを引いておくのも目安になる。
トレンドの終焉における逆張りエントリーポイントに備えておく。

トレンドの終焉

3つの山の頂点付近(エリオット波動の5波)を逆張りポイントにする。
事前に確認しておいたE,N計算や上位足の抵抗線との一致が根拠になりやすい。勢いに逆らった逆張りなので、根拠を揃えた上でエントリーすること。
また、頂点を形成したあとの高値更新(ダイバージェンス)や、長い髭の次足、ダブルトップやダブルボトムの2つ目の山(谷)でもエントリーする。こちらは勢いの衰えや転換サインを根拠にしたエントリーとなる。こちらも当然、根拠を揃えないと負ける。

トレンドのその後

ダブルトップやダブルボトムを形成したあとは、ネックラインや利確の値幅を意識する。短期的に反発しやすい。

その後、レンジを形成して次のトレンドが発生するか、トレンド転換する。
トレンド転換時は、レンジからのトレンド発生と同様に勢いが強いため逆張りせずに様子を見るのが良い。

トレンド後のレンジ形成はレンジ期間が短くても(ボリンジャーバンドが十分にスクイーズしていなくても)勢いの強いトレンドの源になりやすい。

トレンドが継続する場合は、三角保ち合いになる可能性が高い。

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