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お金について勉強したことで固定観念を改めた話

2023年5月頃から株や資産運用など、お金に関する勉強をしてきた中で気づいたことがあるので、
いつか自分の進む方向が正しいのか迷ってしまった時の為に、今思っていることを書いて残しておこうと思います。

・お金は人と人を繋ぐ橋

例えばスーパーに行くと様々な物が売っています。
野菜は野菜を作る人がいて、それをスーパーに卸してくれるから、スーパーで野菜を買うことができるようになっています。
魚は魚を捕る人がいて、それを卸して、捌いて加工して食べやすい形にしてくれる人がいるから買うことができます。
肉、酒、調味料、飲み物、何でもそうです。
そういった物を生産する仕事をしてくれる方々がいることで、私たちの食生活は成り立っています。
食生活だけでなく、居住や衣服などの生活必需品、移動手段からYoutube等の暇つぶし、当たり前のように使っているサービスまで、その仕事をしてくれている人がいるからこそ今の生活は成り立っています。
そしてこれらは全て価値があり、お金で繋がっています。

お金の勉強を始めるまで、仕事をして、給料を貰って、給料を使って買い物やサービスを受けることを当然の事として受け取っていました。
しかし、自分ができない、自分がやっていない仕事をしてくれる人がいるからこそ、今の自分の生活が支えられているということに気づきました。

認識を改めてからは、「世界、すげえ」と思うようになり、
色んなサービスに感謝できるようになりました。
自分の仕事も「誰かにとっての価値を産む仕事」だからこそ給料が発生するのだと認識できたことで、仕事が少し楽しくなりました。

・結局の所、人間は労働から逃れることはできない

お金について勉強をし始めた頃は、
「いつか大金をガッポリ稼いでFIREするぞ!」と意気込んでいましたが、
いつしか「実際FIREしたら俺はどうなるんだ?」と思い、FIRE達成者による、FIRE後の生活について綴るブログや動画などを漁っている時期がありました。
見ている限りでは、結論は二極化していました。

一つは、FIREすることで労働からは解放されたが、燃え尽き症候群になったり鬱になったりと、様々な理由で苦しそうな人
もう一つは、FIREしたが事実上のサイドFIREで、仕事を続けているがなんやかんやで幸せそうな人

最初の話にも関連しますが、労働≒経済活動は、
「人間同士、出来ないことをして貰って生活を支え合っている」
という考えが下地にあり、金銭が発生する労働は誰かに自分の仕事を認めてもらうという「誰かに承認してもらう為の活動」とも考えられます。
人間は社会的な生き物なので、労働を手放すことで
他社との繋がりと承認を失う=社会的な死≒精神的な死
になるのかもしれません。

自分語りになりますが、
私は過去数回転職と、その間にニートを経験しています。
ニートになって数週間~1か月程は最高でしたが、
以降は暇すぎて逆に苦しくなってバイトを始めたり、やりたい事はやりきって満足したから就職する、といった運びになっていました。
また、当時ネットで知り合ったニートのお仲間との通話で
「ニートは有り余る時間を享受して楽しみ続ける才能がいる」という話題で盛り上がったりしていました。
(彼も結局バイトを始め、最終的には就職していました)

経験上の話も合わせて、私はFIREして仕事を失ったら逆に苦しくなる人だと思います。
逆に、FIREすることで自分の納得の行く仕事を自分の好きな時間でできるというメリットがあるという考え方になり始めました。
結局の所、大半の人間は労働から逃れることはできないんだと思います。

・株式投資の本質は「金を稼ぐ」ことだけではない

そもそも株式投資の発祥は大航海時代の話。
船を作って国外の希少な物資(胡椒とか)を持ち帰ることで、莫大な利益を上げることができた時代。
しかし、船や航海士への投資は遭難すればゼロとなるハイリスクハイリターンな投資なので、
「リスクを抑えるために皆で少額ずつ出し合って航海を実現しよう!リターンも出資比率に応じて分配するよ!」
というのが株式投資の仕組みの始まりです。

まあ確かに上記のような投資活動によって莫大な利益を上げられる可能性があるのはそうなんですが、
元々は「海外の物資あったら最高じゃね?」と考えた人がいたのが始まりな筈です。
投資というのは、このような「今はないけどあったら嬉しい物事を実現する」というのも本質情報の一つである気がしています。

勿論日々の生活も大事なので、資産管理、資産運用という点での株式、投資商品の売買を否定はしません。自分もやってますしね。
でも、こういった実現したら嬉しい未来に投資するということも悪くはないんじゃないかなと思います。
実際自分もこのマインドで投資を行っていて、楽しませてもらっています。
今は資産が少ないので手を出せませんが、いつかはスタートアップ企業への投資なんかもやってみたいと思っています。

この考え方は、こちらの動画で学ばせて貰った事がきっかけになりました。


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