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移動平均線の基本と移動平均線を活用する分析方法


まず初めに移動平均線とは?

移動平均線は様々なテクニカル分析の中で最も幅広く用いられるものの一つとして考えることができ、検証作業がやりやすい(視覚化しやすい 客観的に見やすい)
特徴として短期移動平均線ほど値動きに敏感である一方、長期移動平均線は反応に鈍い。

意識していくポイント

相場を見る一つの基準になり得るモノサシのようなイメージ
移動平均線は2本・3本と表示させることによってシグナルの騙しを減らすことができる
(1本の時よりも転換のタイミングとしては遅くなってしまうがその分精度上がる)


個人的には短期線・中期線・長期線の3本の表示を約10年間見てきて、シンプルにわかりやすく、シグナルのタイミングもわかりやすいと感じます。


期間の設定に関してはどの数値でも問題はないと思っていて、一度決めた数値の傾向や特徴をいち早く感じ取り、データを取ることが重要になりそこから何を得ることができるのか、どう活かすことができるかが鍵となってきます。

設定する際には自分のライフスタイルに合わせる必要があるため、期間を短くするとシグナル回数は必然的に多くなり、逆に期間を長くするとシグナル回数は極端に減っていきます。(スキャルピング・デイトレード・スイングトレード)

移動平均線はトレンドが始まったことを教えてくれるもの(あくまでも事後的なもの)だからこそ確実性というものはなくそこにあるのは確率を扱うこと確率論を意識することが重要になります。

価格変動の3つの局面として安定上昇局面(ゴールデンクロス)安定下降局面(デッドクロス)それ以外(もみ合い・トレンドなしと判断)客観的に相場を観察することができる。

マーケットにトレンドがある時移動平均線はうまく機能するイメージマーケットに強いトレンドがあるのはそう多くはなく、移動平均線に基づくシステムは20〜40%利食いを早める場合などでも50%前後くらいの勝率に収束していく。

ここで勘違いして欲しくないのは、勝率が低いというのは移動平均線に基づくシステムでは利益を上げることができないという意味ではない。

リスク管理能力とトレードの基本ルールに従っていけば利益を上げることは可能になる。
実際の手法のヒント〜簡単なルールについて移動平均線を3本表示する移動平均線大循環分析のパーフェクトオーダーを使う様々な時間帯・ロスカット別に分けてそこから期待値がプラスである取引を淡々と繰り返すイメージ。

移動平均線が3本一致+株価(ローソク足)の位置と時間帯を見て判断する。

基本順張りで勝率重視ではなく、一度により大きな利益を取り、一度の損失を最小限に抑えることに重きを置く。

この手法を作ってからのデータで見てみると15分足が2015年から2022年(8年分データ)勝率33% RR3,3(リスクリワード)期待値1435円5分足が2017年から2022年(6年分データ)勝率26% RR3,2期待値173円これが軸となる手法であり更に分割利食いの手法もあるこれを日々の相場に合わせ選択していく自分の中のイメージはシステムトレード(移動平均線をベースにした手法)+裁量での分割利食いなどの枚数調整をしていくことで日々変動する相場に合わせ、常に流れを意識するトレードを心がけています

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