【スタン】白単ミッドレンジャーの憂鬱
逆嶋アリス(https://twitter.com/invertedetrevni)と申します。
今回プレイヤーズコンベンション横浜2024におけるジャパンスタンダードカップに参加したため、深夜バスが出るまで1時間以上あるので記念に残します。もう一週間経ちますが⁉
特に実績はありませんが、普段オープンチャット及びDiscord上の「MTGモダン会」というコミュニティでプレイしています(その中のよくデッキが変わる人です)。興味を持たれたら、是非参加してみてください。
1.デッキ選出について
今回は白単ミッドレンジ(余談ですが、どう考えても白単コントロールだと思うのですが、Meleeでは白単ミッドレンジに分類されます。何故……?)を使用しました。簡単に言うと、ドバドバ除去を撃って相手のリソースが枯れたらチクチクと殴り出すコンt……ミッドレンジのデッキです。
現スタンで最もプレイされた際に相手が苦手意識を持つであろうカードの内の1枚が《太陽降下》であると思われる点と、環境上で最多と思われる「赤単アグロ」や、人気な「エスパーミッド」及び「ラクドスミッド」に有利が取れる点、使用者数の多い「版図ランプ」(ちなみにここまでをtier1と想定していました)に五分が取れ、また調整中に急躍進してきた「毒性」デッキに対抗しうるデッキとして白系のコントロールを選出しました。
調整の過程で①取り回しの良い《カルノサウルス》をタッチし、《ナヒリの決意》を始めとするブリンクを多用してアドを取っていくt赤型(コントロールデッキで貴重な生物が着地後に相手ターンまるまる不在にする《ナヒリの決意》はプレイアブルと思えませんでした)、②使いやすい黒の除去を追加し《多元宇宙の突破》や《無形の処刑者、ケイヤ》をフィニッシャーに据えたt黒型(《多元宇宙の突破》は強力なカードですが、撃てば必ず勝てるカードという訳では無い点と、基本平地サーチを多用するためトライオームや2色地形が複数積まれると事故率が増加しました)、③アーティファクトに特化したt青/青白象形型(使っていく中で《編まれた網》が環境に合っていると思えませんでした。仮に《不安定な象形橋》がブリンクに対応していたら選出していたかもしれません)や、いっそ④青白コントロール(ミッドレンジ環境でたまくつが存在している中で、あえて打消しを用いるモチベーションが沸かず、また完成ジェイスを使いこなすことができませんでした)をテストしていましたが、環境上プレイアブルなミシュラランドが複数種存在しているため《廃墟の地》を4枚以上採用したかった点、また必要なパーツが概ね白で揃っていると判断したため純正白単を用いました。
2.デッキ内容
テキストを聞かれることが多かったので、画像も貼っつけます。
土地(25)
1.《平地》(画像略)×13
普通に回れば、このデッキは基本平地サーチと廃墟の地があるため爆速でライブラリーから平地が減っていきます。
そのため、ゲーム毎に手札に加えた平地の枚数を記録し、平均した枚数を取っています。
平地の枚数⇒土地の枚数⇒ライブラリーの枚数という順によくわからん作り方をしていますが、結果的にマナスクリューもマナフラッドもほとんど起こらなかったため、あながち間違いではなかったと思っています。
2.《皇国の地、永岩城》×1
1枚まではデメリットも特に無いため、白いデッキの嗜み。
3.《ミレックス》×2
実は当初採用しておりませんでしたが、アーティファクトの作成元が乏しかったため途中で加入。正直毒殺は狙っていませんが、アンセムが何枚か重なっていると、良いクロック生成元になります。
4.《廃墟の地》×4、《解体爆破場》×2
インスタント除去が放浪皇ぐらいしかないため、ミシュラン対策に投入。枚数比は好みです。セット順をミスった版図を咎めることは何度かありましたが、有効打まではなかなか持っていけません。
5.《道路脇の聖遺》×3
白単の貴重なリソース源。アーティファクトに比べてエンチャントはやや置かれる機会が少ないですが、土地が不要になってきたら安定してドローに繋げられます。
稀によく《セラの模範》や《永岩城の修繕》で何度も使い回されることになります。
呪文(51)
6.《軍備放棄》×4
万能単体除去。主に放浪皇で飛ばせない警戒持ちや序盤のキーカードを抜いていく蝙蝠に撃っていましたが、版図でアトラクサが出てくる頃には割と間に合ったりします。
7.《キャンディーの道標》×4
このデッキの潤滑油第1号。タップイン土地が無いので、1ターン目の理想挙動になります。土地の安定化やマナが余った時のライフゲイン&ドロー、墓地から拾ってきて使いまわし、作成の材料等1マナとは思えない働きを見せます。このカード+煉瓦と土地1でキープをするな(1敗)
8.《失せろ》×4
万能除去。運命的不在とほぼコンパチですが、環境に《徳目》《熊野》《婚礼》等エンチャントが意外と多いため、こちらが優先されます。
また、このデッキはPWに非常に弱いため、盤面をコントロールするうえでのキーカードになります。
ちなみに、1,000円弱と高価なため当初2枚で運用していましたが、ボロス召集の台頭を聞き《先導者の号令》《アニム・パカル》の対策のため急遽2枚買い足しました。後者はほとんど使用されませんでしたが…。
9.《骨化》×2
失せろを2枚で運用していた頃の名残です。エンチャントを割れませんが、パーマネント・カードのため、墓地から拾ってきて再利用することができます。《永岩城の修繕》とは名コンビ。
結果的に、版図ランプにパリンパリン割られ続けて再度のETBをプレゼントしていたので、△1~2枚で良かったと思います。
10.《窯焼きの煉瓦》/《コズミュームの窯》×4
このデッキの潤滑油2号。平地を持ってきてくれる上に、何故か2点ゲインまでしてくれます。こいつも《永岩城の修繕》で捨てながら拾ってくると、もう気が狂う程気持ちええんじゃ。
裏返るとトークンを2体出しながらアンセムになります。嘘みたいな話ですが、データを取ってるとこいつがフィニッシャーになっているケースが一番多かったです。そのため文句なしの4枚採用。
11.《不撓の門番》×1
カルロフ邸でやってきた実験体。《永岩城の修繕》で釣りあげる意味が無いため当初評価は低かったですが(なお《セラの模範》で裏向きに唱えることはできる)、回してみると相手のパーマネントにも触れられるのが予想以上に強かったため一枚採用しています。当日3体のニッサを葬りさった、ニッサキラーです。
12.《ギラプールの守護者》×2
潤滑油たちやロランをブリンクする人。
リミテ下手くそなので飛行が付いてるだけでクロックになると思い、当初3枚採用していましたが、1枚不撓の門番と交換しています。
13.《永岩城の修繕》/《修繕する建築家》×3
このデッキのエンジン及びこのデッキのエース。ここまでで既に何回永岩城って言ってんだよって感じです。一発で変換できないんだよ!第1面の1章は平地サーチ、2章は手札を1枚捨てることでCMC2以下のパーマネントカードを釣り上げることができます。この時、捨てた後に再起誘発が起こるため、何故か捨てたカードを選ぶことができます。そのため、3ターン目に煉瓦捨て煉瓦釣り平地サーチや、不要な土地を割られた骨化に置き換えたり、どういう訳か白なのに3ターン目にランパンまでできるのです。
第2面は、戦闘を行ったら1/1のスピリットを生む3/4警戒という、アグロからすると絶妙にうざったい生物になります。
総じて挙動範囲が広く、キモい動きができるため、使っていて非常に気分が良いです。ただし平地サーチとしては3ターン目以降で撃つのはやや遅いため、3枚としています。
14.《婚礼の発表》/《婚礼の祭典》×3
お値段と賞味期限以外めちゃつよのカード。
お高いためギリギリまで使っていませんでしたが、諦めて一週間前に買いました。
第1面はトークン出しで延命orドロー、裏面はアンセムです。デッキ内クリーチャーの数的にほぼトークンが出ていると思います(余談ですが、イラストは明らかに吸血鬼なのにトークンは人間なのは、食餌ということなのでしょうか)。
使ってみて思いましたが、やっぱり強いので強いです。
ただ、このデッキアンセムがめちゃめちゃ大事という訳でもないので、最悪置物割りの的として割り切りましょう。
15.《精霊界との接触》×2
置けば《飛行機械による拘束(カラデシュ)》なのですが、メインは2マナ魂力での終了ステップまでのブリンクです。
本デッキ唯一のインスタントタイミングでのブリンクであり、撃たれた除去等に対してETBを再利用することができます。
ただし、保険にはなりますが3マナとして使うには絶妙に弱く、当然盤面にブリンクさせたいものが無ければ腐るため、持て余し気味になることが多かったので、ギミックカードですが2枚の採用としています。うっかり終了ステップに魂力起動するのはやめようね!
16.《第三の道のロラン》×2
環境にエンチャントorアーティファクトを見る機会が多いと感じていたため入れていた置物対策枠です。
サイドの万能除去になる《払拭の斬撃》とよく入れ替わっていましたが、壁になるにのとブリンクor釣り上げで再利用できるためロランを採用しています。たまに何故僕は千円払って再利用の賢者を使っているのだろうと虚しくなることがあるのが一番のデメリットです。
17.《侵略樹、次元壊し》×1
馬鹿みたいにデッキ枚数が多くなってるので、繋ぎとして入れています。日本語でおk。コントロール相手にはそれなりにアドバンテージを稼げるので、サイドボードで積まれていることが多いです。
個人的には、このカードで版図を壊滅に追いやれるぐらいの性能が欲しかったです…。
18.《オレリアの立証者》×1
カルロフ邸からのテスト枠です。
所謂「回れば強い」枠のため、あえなくサイドアウトしていくことが多かったです。回しきれなければ強くないからね…。
一応腐っても令和の賛美天だと思っているので、赤単相手には刺さるかな~と思っていましたが、赤単に当たらなかったのでよくわかりません。コンベンション後は赤単が皆ボロスになっているのでいまだにわかりません。
19.《セラの模範》×3
このデッキの中間管理職。
遅れて現場にやってきて、下っ端を使い回していきます。死は労働をやめる云々。
飛行付きでクロックになるうえにこいつも3/4のナイスバディであり、また何故か釣った獲物が墓地に送られると2点ゲインできるので、赤単相手に滅法強いです。
なお、シチュエーションは薄いですが、ブリンクすれば追放PIGは回避できます。ちなみに、追放&2点ゲインはPIGなので、瞬速持ちであれば追放される前に唱え直すことができます。滅多にないことですが、一応このデッキでもスラル君で再現できるので覚えておきましょう。
また、相手によれば《多元宇宙の突破》等でよくパクられますが、他の候補と違い生物なので上記の《精霊界との接触》魂力でパクり返すことができます。
20.《放浪皇》×3
言わずと知れた方向音痴。
本デッキでは除去、ライフゲイン、クロックの三役を務めますが、現スタンでは意外と警戒持ちの生物をよく見るため、除去役としての価値はパイオニア等より下がると思います。とはいえ、意外とインスタントタイミングの除去は限られているので、ミシュランやスクーナー船が見えたらしっかり構えましょう。
△2より、先制攻撃を付けて打ち取るというシチュエーションの方が印象に残っています。
21.《太陽降下》×4
デッキコンセプト。説明不要。
22.《マイトストーンとウィークストーン》×2
リソース減と除去を兼ねる器用な奴。マイナス5修整はなかなか強力で、シェオルをふっとばしてくれたりしてくれます。白単で2枚ドローもめちゃめちゃでかいです。
また、地味にマナ能力も、呪文を唱えられないだけで護法や作成コストにつぎ込むことができるので、忘れた頃に役に立ちます。
23.《永遠の放浪者》×2
常在型能力はほぼインクの染みみたいなものなのですが、プラス能力・±0能力、マイナス能力が全てこのデッキに合致しているという設定以外でも神みたいなお方。
マナコストのせいで2枚積みですが、基本的にサイドアウトはしないですね。チミル抜いて枚数増やせよ。
24.《告別》×2
便利除去。
スタン最強カードの一角らしいですが、このデッキを使ったことある人は、皆《啓示の刻》とは言わないから《次元の浄化》をくれと言います。
とはいえ、生物を除去しながら墓地対or置物破壊を任意でできるのはえらいですね。培養させろ(強欲)
25.《内なる太陽、チミル》×2
当初は打消し対策でサイドに入っていたのですが(それはそれで嘘みたいな話ですが)、使っているうちにサイド→メイン1→メイン2と増えていっています。なお、打消し対策になったことはありません。貧弱な白単のアドバンテージ力を底上げし、一度場に出ればコントロールを盤石にしますが、基本的には有利なマッチアップを更に有利にし不利なマッチには邪魔になるという性質なため、サイドアウト筆頭になります。
サイドボード(15枚)
S1.《払拭の斬撃》×2
追加の置物破壊。ロランの欄で触れていましたが、当初このデッキの置物対策枠はこのカードですが、《放浪皇》でも言っていたとおり意外とクリーチャーがタップしないケースが多いため、ブリンク性能が評価されました。
とはいえ、条件を満たせばボーナスで《皇》マイナス1相当のトークンが出てくるのはちょくちょく役に立ちますね。
S2.《第三の道のロラン》×2(画像略)
追いロラン。
毒性にビビり過ぎだろ。
S3.《門衛のスラル》×2
カルロフ邸お試し枠その3。
こちらのデッキでも機能不全を来たすカードは多いため諸刃の剣にはなりますが、意外と刺さる相手は多いため、大体のゲームでサイドインしていました。
版図ランプをこのカードだけで殺しきれたら良いのですが、残念ながら《力線の束縛》が飛んできます。
S4.《クチルの側衛》×2
墓地対&ライフゲイン&除去対策。除去対は自分が撃ったカードでも有効なため、たまにマッチポンプしています。
こちらも使ってみてわかりますが、アドこそ稼ぎませんが占術2の時点で非常に便利であり、そのうちメインに入ってきそうな気がしています。
S5.《一時的封鎖》×4
早いゲーム対策。
一枚は《集団失踪》を取っている予定でしたが、デッキ登録締め切り日に紙で持っていないことが判明したため、無事四積みになりました。
正直、アンセムが抜け始めている現時点のボロス召集に対して、どれだけ刺さるのかは検証できていませんが、コンベンション後に増えてきている≪陰湿な根≫デッキには非常に効き目が高いため、この枚数でもあながち間違いじゃないと思っています。
ちなみにこれだけ入れていたのにコンベンションで一度もサイドインすることはありませんでした。
S6.《大天使エルズペス》×1
人によってはニューカペナのペスだったりする枠ですが、あちらの強みをいまいち感じられませんでした。
このデッキと同様に白系のコントロールではPWに触れにくいため、主にそういったデッキに対してサイドインしていくことになります。
基本的にプラスと小マイナスを連打し、奥義を使うことはありません。
現在では、もう一枚くらい枚数を増やしたいと思っています。
S7《痛烈な一撃》
対赤単。
現環境で白をタッチしているなら入れといて損無い枠。
たまに対ラクドス等で赤以外にも4点飛ばしてたりする。
【おまけ】検討していたが選外になったカード
①《野心的な農場労働者》/《歴戦の聖戦士》
初動枠で検討。裏返れば3/3絆魂は大きかったのですが、安定してパワーの異なる3体を供給するのは難しく、それなら使ってみると意外と強かった煉瓦君を4積みすることになりました。
②《機械の母、エリシュ・ノーン》
サイド枠として検討。
版図を絶対殺すマンですが、やはり5マナは重く、戦線が既に構築されていることがほとんどであり、なかなかサイドインされることはありませんでした。今なら再考の余地があるかもしれません。
③《邪悪を打ち砕く》
エンチャント破壊を取るなら毒性を恐れるあまり《払拭の斬撃》《ロラン》でアーティファクトも見ようとしていましたが、今思うと《斬撃》で討ち取れないアトラクサ等も除去できるため入れとくべきだったカード。
④《板塞ぎの窓》
毒性恐怖シリーズはもういいよ! サイド枠。提出1日前まで真剣に採用を考えていましたが、ツイッターで《血清の罠》はパーマネントバウンスと知った瞬間消えていった一枚。
検索するとちょくちょくサイドで見ますが、活躍していたのでしょうか。
⑤《石の脳》
サイド枠。
若干悠長である点と、コンボデッキがあまり無いと判断していたため採用しなかったカード。
現時点で《死人に口なし》が使われているところをみると、採用しても良かったように感じます。
⑥《万難を排して》《巻物変容》
メインブリンク枠。
《巻物変容》はクイックアクションな上に念願のエンチャントブリンク、《万難を排して》はブリンクと釣り竿の二役とそれぞれ可能性は感じます。
今後テスト予定。
3.本デッキの相性&コンベンション成績
相性
ミッドレンジ≧アグロ>攪乱的アグロ>コンボ≧コントロールの順で勝ちやすくなっていきます。コンボっていましたっけ……
・BG系のミッドレンジにはわかりやすく有利で、脅威のほぼ勝率100%を誇ります。エスパー等は妨害を厚く引いてこられるとやや厳しくなってきますが、基本的にこちらの除去札が間に合うでしょう。
・アグロに対しても有利~微有利を取れ、なんやかんや延命措置が多いため、対赤単は勝率は高いです。ボロスについては検証中です。
・UWメンター等は、クロックを立てられてこちらの除去を捌かれ続けると、巻き返す前に死んでしまいます。除去に対してブリンク・フェイズアウトを多用され、ビート以外に勝ち筋がある毒性もやや厳しくなってきます。
・青を含むコントロールにはリソース差で勝てないため、基本的に厳しいゲームを強いられます。こちらは生物をほぼ並べないため、PWを出されてしまうと、素早く対処できないとほぼ詰みです。場合によってはハンドやライブラリーまであっという間に飛んでいきます。
・版図ランプについては、等倍~微不利程度に思っていました。理論上大天使の2点が全部顔に飛んでくるぐらいしか苦手な要素が無いはずなのですが…。そもそもあのデッキ分類を何に取ったら良いかわからん…。
コンベンション環境
赤単・毒性少なくて草。あれだけ悩みに悩んで対策を積んでいた毒性、tier2でしたね…。版図ランプが多いのはわかっていましたが、急に出てきたボロス召集に困惑していました。
コンベンション戦績
1.版図ランプ 負負
2.BGミッド 勝勝
3.版図ランプ 負勝負
4.ラクドスブリーチ 負負
5.黒単 勝勝
6.BGミッド 勝勝
7.版図ランプ 負負
3-4 ドロップ
対版図ランプ全部落としていて草。
もちろんどのプレイヤーも非常に取り回しが上手く、こちらがもたもたセットアップしている間に大天使やアトラクサを差し込まれて負けるというゲームになっていたのは事実ですが、思い返してみると《向上した精霊信者、ニッサ》を早出しされて対処に困っていたという印象が強いです。4版図6ニッサ見た…。 また、「太陽降下を《群れの渡り》に構え続ける→渡り後降下したら本命を通される」といった展開や、「我慢できず降下する→渡られる」という展開が度々あり、プレイが嚙み合っていなかったように思えます。
総じて、主な敗因としては、環境を読み誤ったということが言えるでしょう。余談ですが、印象に残ったゲームとしては4ゲーム目に当たったラクドスブリーチですが、非常に綺麗なデッキであり、自分がこのデッキを持ってこなかったことを悔やむばかりです。テスト時にこのアーキタイプも回していたものの、なんかもっさりしているな~と感じていましたが、諜報ランドと《押し出し+引き抜き》が加わるだけでこんなに締まったデッキになるとは思っていませんでした。
4.今後&所感
コンベンションを終え、僕は今後このデッキはおそらく使いません。
主な理由としましては、今回7ゲーム中EXターンを4回出しており、単純にこのデッキは何ゲームも繰り返すスイスドローに向いてないのです…。
自分はある程度練習しているためどの程度尺が要るのかわかっていますが、初めて接する対戦相手は必ずしもそうではないですしね…。
そういう意味では、このデッキは比較的勝つまでに時間を要する版図ランプと相性が悪かったりします。
対戦相手の皆さま、ジャッジの皆さまご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
(余談ですが、二日目サイドイベントモダンでホワイトサンドを使用しており、EXターンがもう1増えています。あの時のエスパージャンクを使われていた方ごめんなさい…。)
また、カルロフ邸が着地し、青白等のコントロールデッキが徐々に力をつけているように感じられます。前述のとおり、本デッキは非常にコントロールに対して弱いため、今後メタゲームのバランスが変わってくるなら、より脅威を押し付けられるデッキを用いるべきだと考えています。
(一方で、《陰湿な根》デッキには非常に強いので、良し悪しといった感じです)。
とはいえ、コンベンションから帰ってきた後も、アリーナでのラダーやフリプで回していると、非常にトリッキーで自由度の高く、また所謂「うまぶり」プレイができるデッキであることも何度も再確認しています。
色々試してみていいるのですが、やはり白単に帰結する可能性も無きにしもあらずといった状況です。
メタゲームを重視し、どのアーキタイプを使用していくのか慎重に考えていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
興味を持たれた方は、是非白単コントロールを試してもらえると嬉しいです。
どなたか版図ランプへの効果的な対処法を教えてください。
終わり。