2022年4月4週目以降の見立て(金利と物価の関係)
■先週の振り返り
長期金利上昇やFRB主要メンバーが利上げ発言をしたことにより下落局面が多かった。米CPI通過後は上昇の場面もあったが上値が重い状況が続いた。
■今週の見立て
米国確定申告は4/18までとのこと。その後余ったお金を再投資に回す投資家が多い場合、株価は一時的に上昇に転じるという見方もあるとのこと。
しかし先週は長期金利の上昇が急激に続いたため、上値が重かったので、今週の長期金利の動きに注目しつつ決算期待銘柄をウォッチしていきたい。
▼日経平均株価_日足チャート
![](https://assets.st-note.com/img/1650178047725-ZptkbeVx5z.png?width=800)
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▼ダウ平均_日足チャート
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▼ナスダック
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長期金利の上昇が落ち着けば上昇の兆しも見えてくる可能性はある。
■今週の経済指標_日本
4/20(水)8:50 3月貿易統計
4/22(金)8:30 全国消費者物価指数(CPI)←比較的重要
■今週の経済指標_米国
4/18(月)23:00 NAHB住宅市場指数←既にピークアウトして最近は下落基調
4/19(火)21:30 住宅着工件数
4/20(水)23:00 中古住宅販売件数
4/21(木)21:30 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
4/21(木)23:00 景気先行指標総合指数
4/21(木)26:00 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言←重要
■注目セクター
・防衛
三菱重工業、川崎重工業、興研、日本アビオニクス、シグマ光機etc..
■日本経済の状況
スタグフレーション局面を迎えている
スタグフレーションとは?
物価上昇と景気後退が同時に起こること
ウクライナ問題の影響で食料品、エネルギーの価格が高騰。
日本は輸入に頼っているので、貿易収支は悪化。物の値段が世界全体で上昇しているので、家計を必然的に圧迫。
では一方
■なぜ物価が上がる(インフレ)になると金利を上げるのか?
結論:物の価値とお金の価値はシーソーの関係にある
物の価値が上がるということはお金の価値が下がるということになる。
例:1個100円だったりんごが、1個200円になってしまいました。
この状況は「100円そのもののの価値が実質半分になっている」ことを意味します。
つまりお金の価値より物の価値の方が高いので、お金を倍払ってものを買わないといけないです。
中央銀行(日銀)はこれを阻止しようとします。
対策として市場に出回っているお金を回収して「金利を引き上げる(お金の価値を上げる)」ことを実施します。
こうすることで、お金の価値を上げるので、1個200円になってしまったりんごを1個100円の価値になるまで、戻していきます。
(具体的には銀行から借りる際に金利も上昇するので、企業は投資を控えるようになります。また銀行にあずけているだけで、もらえるお金も金利上昇によって増えるので、消費を控えるようになります。そうすると段々と不況になってくるので、今度はまた市場に出回るお金の量を増やして企業は投資、個人は消費を促して経済を刺激します。この循環を作っていくことが経済を推し進める上で大事になってきます。)
また別の視点では物の値段が上がることはお金の価値が下がることを意味するので、お金の価値を守るために金利を上昇させるということもいえます。
各国の中央銀行(日本で言う日本銀行)は「物価の安定」「雇用の最大化」を市場に出回るお金の量を調整して実施しています。
参照例:https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1123855571/
■4月5週目の決算
4週目はあまり注目決算はないですが、5週目からいよいよ本決算発表が本格化
・4月26日
ファナック
東海旅客鉄道
・4月27日
東日本旅客鉄道
住友林業
オリエンタルランド
キーエンス
マネックス
エムスリー
・4月28日(GW前最終営業日)
レーザーテック
ソニーグループ
村田製作所
小松製作所
東京電力HD
日本M&A
SCSK
メルカリ
MonotaRo
商船三井
→期待で上がっている銘柄のチャートみれ乗れるものがあれば、乗りたい
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