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三日連続美術館巡り/みうらじゅんFESマイブームの全貌展

間もなく終了する「みうらじゅんFES」へ行ってきました。
GW合わせで開催されており、友人と行きたいねぇなどと話していましたが、互いの都合がなかなか合わず結局終了間近の木曜に行くことができました。

こちらは全国各地での巡回展で、今回は茨城県筑西市の下館美術館での開催です。昨年のさいたま文化センター開催のFESにも参加しましたが、一年ほどで「コロナ画」(みうら氏が描き続けている連作の巨大絵画)が大量に増えたと聞き、新作を含めて是非見たい!とはせ参じたワケです。

街の中に忽然と現れる美術館

みうら氏と私は同年代です。(みうら氏がちょっとお兄さん)
なので描かれるモチーフを一つ一つ確認するだけで楽しさが倍増します。
一枚の絵は独立した作品でありつつ、連作なので横につながる作品とモチーフやテーマが関係しています。
F10号キャンバスの現在の総数は138点。
昨年は(前回の時点だと確か50点程少なかったはず)それらを壁にすべて並べて展示していましたが、今回の下館美術館はまず一点ずつを独立して展示し、最後に壁一面に並べて展示する方式でした。
巨大壁画の如く全面展示の迫力ももちろん圧巻で見ごたえがあります。
けれども、一点ずつを間近で具に鑑賞できるのも楽しすぎます。
『あ!これキャプテンウルトラの!』
『バンドル星人!!小林稔二出てたよね?』
『いた!いたよね!!』
友人と鑑賞なのか雑談なのか不明なくらいきゃっきゃと楽しませていただきました。

楽しすぎて今回の撮影を忘れたので昨年のコロナ画でお茶を濁すの巻

みうら氏のFESに参加して毎回思うのは、これだけの作品(特に幼少期の諸々)をきちんと保存されていたご家族(恐らくお母さま)に頭が下がります。
我が家も男子の一人っ子です。残せるモノはもちろん保存してますが、本人の意思で親の知らぬ間に捨てたブツがけっこうあるようです(笑
私は資料保存魔ですが、どうやら息子は違うらしく…。
そーゆートコだよ?と言ったところでスルーされるの必至なのは重々承知しております(笑

さて、今回の率直な感想は…。
「みうらFESは行けるなら会場毎に行くべきである!」
です。
下館美術館の展示は飾って見せるだけでなく、複製を作って細部まで見られるようにしてあったり、どうしたらすべてを満遍なくしかもキレイに展示できるか?を突き詰めていたり、空間の割り振りを細部まで考えていたりと、見せる事への細かな追及があったかと感じました。
一回観たからもう見ない…のはもったいないです。
開催される場所にかかわる方々の見せ方を都度ごとに楽しむのが良いと思いました。
(あ、下館美術館ではみうら氏がキュレーターとして解説される「コロナ画」の動画を流しておられました。あれ、全部が揃ったら円盤で販売してください!買います!!)

昨年より仲睦まじい感
初見(川崎のFES)の頃より写真が退色したよーな?
母が見たいと言ったので撮影しました(笑
隣が普通の美術作品なので見落とすトコロでした(注意

これまで収集されたり作られた全部が一堂に会するFESを今回も存分に楽しませていただきました。
駅まで戻る道すがら地元のお店さんがFESのポスターを貼っておられたのがとても印象的でした。

下館駅
街中の店舗さんにも!
守谷にも!(てゆか祇園祭多いなぁ

次は京都ですか!
頑張りますよw