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地域メディアで気をつけたい写真のこと

地域メディアを運営していると、色々な方から「参画したい」と声がかかると思います。1人で運営しているとそこまで気にならないのですが、写真の撮り方やサイズなど統一しておくとサーバーのデータ保全にも繋がり、より読者さんのストレスを解消できることになります。

今回はより読まれるために写真をどう加工するか、サイズ感を持つかを解説していきます。

読者は何で記事を読むか?

まず知らなければいけないのは、読者が読んでいる端末はなにか?です。Googleのアナティクスを使いながら読者動向をウォッチしている運営者は多いと思います。アナティクスには訪問してくれた読者の属性を知れる項目がセットされていて、年齢、地域、男女別と訪問時の端末まで見ることができます。

端末調査の項目にはPC、タブレット、スマートフォン(以下、スマホ)とOSの動向まで分析ができて、さらに時間別のPV数や滞在時間、離脱率も分析できます。ここで端末別の滞在時間と離脱率に注目して、滞在時間が短ければサイトそのものに原因があるし、離脱率が高いとサイトの回遊率が低いと分析できると思います。

では端末が分かったところで自分の持っているスマホで自分のサイトを見てみましょう。ぼんやりと記事を流し読みしてるとあることに気が付きませんか?

写真の大きさを統一すると読みやすくなる

自分のサイトとよく読まれているサイトを見比べると、写真の大きさで記事が隠れてしまったり、写真だけ読み込みが遅く、記事を読み終えるまでに表示されない、なんてことはありませんか?
運営サイトのサーバー速度にもよるのですが、写真のサイズが大きくなればなるほどサイト表示の速度は遅くなります。

スマホで撮影した写真であっても、保存のサイズが大きければ大きいほどサーバー負荷は大きいはず。記事中にサイズそのままで貼り付けてしまうと見た目のサイズ感は同じでも表示される速度は遅くなります。
また、写真サイズが統一されてない場合、記事中の写真表示がバラバラと映ったり、写真が小さく表示されたりすることもあります。

この原因を解消するには写真加工ソフトを使い、表示させたい写真のサイズを全て統一すること。スマホでもPCでもタブレットでも綺麗に表示される最小の大きさで加工してやると、記事が表示されたと同時に写真も表示されるようになります。
サーバーにアップロードする前に加工すれば、サーバー負荷を抑えることにもなり、よりユーザーの読みやすいサイトになっていくでしょう。

写真の大きさはどのサイズがベストか

先ほど、スマホでもPCでもタブレットでも表示できる最小のサイズがいいと述べました。WordPressだけでなく最近のブログサービスはほとんどレスポンシブ設定ができるはずです。PCサイトと遜色のないデザインがスマホやタブレット表示されていると思います。

また、記事の編集はPCを使うことが多いので、写真サイズを変更するのも容易ですよね?記事の確認もPCで行う人もいるのではないでしょうか?

では写真サイズはどこまで落とせばいいかというと、横1000ピクセル以下、縦500ピクセル以下くらいがベストだと思います。このサイズだとPCで読んでも小さくなりすぎず、スマホで読んでも大きく表示されることもありません。記事作成中にスマホやPCからプレビューで確認しながら進めることもおすすめします。

写真加工ソフトはシンプルなUIのものがいい

写真加工ソフトはフリーソフトから有料ソフト、WEB上で加工できるサイトまで様々です。使い慣れた写真加工ソフトをお持ちなら、それを使うこに越したことはないのですが、写真サイズを変更するだけならなるべく起動の軽いソフトを使いたいところ。
Win10やMac OSで使える軽い加工ソフトは以下の3つがおすすめです。

・Photo Scape

多彩な機能で画像を自在に編集、加工できる画像処理ソフト。少々広告もはいりますが、まー使いやすい。画像のリサイズだけだったら十分、トリミングも任意範囲を切り取れるし、文字入れもしやすい。ダウンロードタイプなのでオフラインでもGood。Mac版もあり。

・Photo Shifter

トリミング、リサイズなどの加工が行える画像ビューア、撮りためた画像を一括でリサイズするなら使いやすい。変換の形式の多さは有料ソフト並み。こちらもオフライン加工ができるので作業に集中したいときはいいよ。

・Gimp

オープンソースで開発されている画像処理ソフト。高価な有償グラフィックソフトにも引けを取らない多機能さがうり。というかフリーなのにAdobeのPhotoshopより使いやすいとの声もある。使い勝手は高性能PCをもってるならいいと思う。筆者も広告(チラシね)作成の時にはよくお世話になる。本屋さんへ行くと「独学ナビ」みたいな分厚いほんが2500円くらいで売られている。でも書いてある内容はほとんどネット上で読める。

Photoshopまで買いたくないけど、本格的な画像処理ソフトを触りたい人にはおすすめ。
ちなみに筆者は1番上のソフトを愛用中。起動が軽い、大きさ変更時に縦横はばを固定できる、一括変換も可能と、結構使い勝手よくできてるので自社サイト以外のクライアントさん向けの写真もそれで加工してます。UIはシンプルが一番、使用しているPCはWin10でグラフィック性能もそんなに高くないので。

各ソフトともMac版があります。ただ、ライターで画像処理まで請け負うとなると結構現実的ではないんですよね、画像処理だけでリソースが取られちゃうので。かんたんなサイズ変更とかトリミング修正とかのソフトが有ればいいかなと。あとGimpとかPhotoshopが重いんだな、これが。

写真はせめて縦か横のサイズを揃える

地域メディアに限らず、クライアントさん向けの提出する写真が複数あるのなら、せめて縦か横のサイズを統一しましょう。クライアントさんは写真の質や枚数を求めてるかもしれませんが、載せるサイトによっては写真サイズがレギュレーションで決まっていることも多いはず。普段から写真のサイズ加工ソフトを触っておけば慌てなくても済みますよね?

また、自分で日記がわりに書いているようなブログでも写真サイズを揃えておくといいですよ。一枚目はスマホで小さめサイズ、二枚目以降はゴリゴリの眼レフで撮影した大きなサイズの写真では統一感がないばかりか「あ、この人何も考えて運営してないな」と感じてしまいます。というか、自己満足のWordPressサイトには多いこと。あとやたらと©︎(コピーライト)を気にして写真に著作権を訴えたりね。

とにかく誰に読んでもらいたいか?読み手の立場になってとは文章にこだわるだけじゃなくて、読みやすさ=スピードであることも一つ考えながら進めていくといいですよ。

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