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ジェフ千葉サポーター的悔しかったあの試合・オブ・ザ・J2

毎度おなじみいぬゆなです。

僕は1日10時間くらいは寝たいという結構なロングスリーパーでして、さすがにそんな長時間寝てると生活に支障をきたし気味なので短い時間の睡眠で満足を得たいなと思っておりました。noteにエッセイを書いて優秀賞を取ればライズTOKYOさんがぐっすり眠れる寝具をくれるということで、思い出すだけでも眠れなくなりそうな悔しかったあの試合たちを心臓がちぎれる覚悟で思い出してみます。
(J1時代を知らないサポーターなのでJ2降格後の試合に絞られています)

悔しかったランキング第3位 2012年J1昇格プレーオフ決勝戦 ジェフユナイテッド市原・千葉対大分トリニータ

僕はジェフ千葉サポーターなので当然ジェフが負けた試合が並ぶわけですが、ここ10年の新規サポーターが選ぶのはやはりこの試合でしょう。

相性のバツグンに良い大分トリニータが相手で、旧国立競技場開催で地の利◎、現地に駆けつけたサポーターの数も2~3倍くらいの差があり、ここで勝たなきゃいつ勝つんだよという感じのシチュエーションでした。

ここで勝たなきゃいつ勝つんだ」という言葉が、こんなに重くなるとは当時僕たちは露程ほども思っていなかったのです。

ジェフは何度か決定機を作るものの、試合は0-0の膠着した展開。86分、DFラインの裏に抜け出した林丈統がループシュートを決め大分が先制。そのまま試合終了。

対戦成績で勝ち越していて、地の利もあり、引き分けでも昇格というお膳立てがありながらも、元所属選手に劇的決勝ゴールを決められて敗退という絵に書いたようなバッドエンド。虚淵玄でもこんな脚本書きませんよ。雨の国立を去る僕たちの足には石を蹴飛ばす力もなく、トボトボと帰宅の途につきました。

9年の時を経て、自分の会社でこのとき負けた大分トリニータさんをサポートするようになるとも思っていなかったですね。(何の恨みもないので気持ちよくサポートさせていただいてます)

悔しかったランキング第2位 2014年J1昇格プレーオフ決勝戦 ジェフユナイテッド市原・千葉対モンテディオ山形

ジェフ千葉は2013年もプレーオフに進出するものの、アウェイの徳島ヴォルティス戦で1-1の引き分け。年間順位のアドバンテージにより敗退しました。

翌年2014年、シーズン途中で就任した関塚隆体制でジェフは躍動。他クラブの足踏みにも助けられ、年間成績3位でプレーオフに進出します。5位のギラヴァンツ北九州がJ1ライセンスを所持していなかったため、ジェフはプレーオフ準決勝免除。とにかくなんでもいいから1試合だけ勝つか引き分ければJ1、という状況になりました。

モンテディオ山形と対戦するプレーオフ決勝戦の直前、何の巡り合わせか天皇杯準決勝でも山形と対戦することに。どちらのサポーターも超行きづらい大阪で行われた試合は2-3で山形に軍配が上がり、正直この時点でかなりヤバさは感じていました

そしてプレーオフ決勝戦では、前半37分に山崎雅人に決められたゴールが決勝点となり0-1で敗退。2012年のプレーオフ決勝戦よりも、0-1で負けている時間が長かったので覚悟を決める時間も長かったなあ、という感じでした。苦しみはより大きかったですね。しかも「あれ、このゴールよく見たら戻りオフサイドじゃね?」って話、当時はまだDAZN時代に入っていないということもありネット世論はそんなに盛り上がらなかったけどVARが導入されていれば判定が覆る可能性相当高いと思われ、やはり高いカネと人を投入してテクノロジーを入れる意味というのは大きいものだなと思わされます。

試合終了後僕は「(山口)智ーー!!!来年こそ頼むぞーーー!!!」と精一杯声援を絞り出したものの、山口智はこの年で契約満了。つらいを通り越すオフシーズンとなりました。

悔しかったランキング第1位 2017年J1昇格プレーオフ準決勝戦 名古屋グランパス対ジェフユナイテッド市原・千葉

人の記憶は移ろいやすいもの。もうおわかりかと思いますが、このnoteは悔しかったランキングというか大事な試合で負けた記録を古い方から並べているだけです。記憶が新しいから悔しいという単純な脳みそです。

さて、2017年のプレーオフ。ハイラインハイプレス研究家フアン・エスナイデル監督のもと、シーズン最後の怒涛の7連勝(リーグ戦7連勝はクラブ記録)、最終節ではキャプテン近藤直也が劇的アディショナルタイム弾を叩き込んでプレーオフに滑り込んだ勢いそのままに乗り込んだアウェイ名古屋、昇格プレーオフ準決勝戦です。

なんでかよくわかりませんが名古屋にはホームで2-0、アウェイで3-0と完封でシーズンダブルを食らわせていたこともあり、さすがに今年は勝てる、上がれるという雰囲気ムンムンでした。エスナイデル監督の「アホみたいな失点ガンガンするけどそれ以上に獲りまくって勝つ」というギャンブルで勝ったらその金そのまま全部賭けるのを繰り返すみたいなサッカーの影響もあり、いつになくジェフサポが元気だった記憶があります。

もちろんここに書いているということはジェフは負けました。名古屋の田口泰士がボールを腕に当てながらも、セルフジャッジせずプレーを続けて同点ゴールを決めたことが、一気に名古屋に勢いを与えたように感じましたね。彼が今ジェフに在籍しているというのも奇妙な巡り合わせを感じます。

まあ、最後に7連勝してようやく6位に滑り込むってそれまでどれだけ勝ち点落としてたんだよという話なので、1年をトータルで見れば結果は妥当かとも思うわけです。そうでも思わなきゃやってられません

悔しかったランキング番外編 2019年J2リーグ第42節 ジェフユナイテッド市原・千葉対栃木SC

さて、あまりにもつらすぎて筆が乗ってきたのでもう1試合。プレーオフではない、ジェフにとっては(昇降格に関して)消化試合だった2019シーズン最終戦です。

この試合は、ジェフ側にとってはクラブの象徴 佐藤勇人の現役ラストゲーム。栃木側にとっては、勝利した上で他会場の結果によってはJ2残留という勝利がマストというのがそれぞれの状況。

結果としては71分、田代雅也のゴールによって栃木が勝って劇的なJ2残留を決めます。栃木サポーターは大盛りあがり。僕はただただおめでとう、という気持ちでその様子を見ていました。

そう、佐藤勇人の現役ラストゲームに負け、多少なりとも栃木サポーターが嬉しそうでよかったよね、という気持ちで引退セレモニーを迎えていることが、悔しいのか情けないのか虚しいのか、とにかく愉快ではない感情でした。

シチュエーションは違えど、最終節の劇的勝利で結果が出ることの喜びは2年前に味わっています。純粋に栃木サポーター・関係者を祝福する気持ちはあります。ただ、J2での10年間、苦楽を共にしてきた佐藤勇人の引退を、シーズンを通しても、最終節という試合の結果をもっても、よい形で迎えられないことに"慣れている"ことが自分自身寂しい……そんな気持ちでした。


さて、3試合+1試合悔しかった試合を思い返してみたわけですが、凄まじいサディスティックな企画ですねこれは!!脳への刺激が強すぎる!!今日は眠れないなーー!!これは良い寝具がないと眠れない!!あーーー!!!スッキリサワヤカな眠りを求めてしまうなーーー!!!あーーーー!!!!!

ということで、みなさんも悔しかった試合を思い返し、梅雨のジメジメに合わせて気持ちもジメジメにしてみるのもオツかもしれませんよ。グッバイ。


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