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ICL体験記(2)手術当日とその後


※下記はICLを薦めるものではなく、あくまで個人の感想です。

さてILC体験談前編に引き続き、後編です。

前編はこちら
https://note.com/inutowatashi/n/n929734d4629d

術後2ヶ月近く経ったので検査〜手術〜術後の感想を書きますが、この類の話はネットに溢れているので軽い気持ちでどうぞ。(こういうのって「なぜ選んだか」、「当初の想定と比較してその後どう捉えているか」というところに情報の価値あるよねとか思ったりゴニョゴニョ・・・)

結果

まず結果から書きます。

<視力>

前:左-3.25 右-3.75

後:左1.5 右1.2(1週間後)→左1.5 右1.5(1ヶ月後) ※見え方的には右が見えづらい感覚。

<懸念だった見え方>

  • ハローグレア→術前の説明通りの見え方で術後すぐはバキバキにハローグレア起きてた。ただ気になり具合は手術直後からは和らいで、1ヶ月後にはほぼ気にならなくなる。「まあこんなもんか」という感じ。感覚的には「見えてはいるけど、脳が処理して気にならないようにしてるのでは?」と思っている。(真偽不明)

  • 乱視→ほぼ変化なし。乱視にはならなかった。

  • 直射日光が当たるところではめっちゃ眩しい。サングラス必要。

当日レポ

(超雑に書いてます。ネット上に体験談たくさんあるのでそちらをご参考ください)

<手術前>

まずICLかレーシックか決めきれずに検査実施。15種類程度かなり詳細な視力や目の大きさなどの検査を行うので、半日がかり。平日だと午前では終わらないので仕事は1日休む必要があるかも。待合室には50人位の人が待っていてすごい繁盛しているご様子・・・。

検査の結果ICLもレーシックもできるということなので、ICLを選択(理由は前編にて)

後日改めて病院に行き検査。院長と診察。度数をどうするか相談。「PCメインの仕事であればそこまで上げない方が良い。右目が効き目なので左の視力は下げておいた方が良い。ICLのレンズは度数が細かく指定できないので」と言われたが、左だけ視力弱いのは気持ち悪そうなので、両目1.5にするように依頼した。(正しい選択だったか今も不明)

<手術当日>

当日は一日がかり。検査して手術用の瞳孔を広げる目薬を何度もさして待機。手術室前の壁沿いにずらっと並んだ待機用の椅子に座って前の人の手術が終わるのを待つ。なんというか、自分が個性を持った一人の人間というよりは、アノニマスな”目”を持つアンドロイドになったような不思議な気分になる。完全な流れ作業の風景に、安心した方がよいのか不安になった方がよいのか、あまり感じたことのない感情になる。

手術自体はトータルで20分くらい。医者によって時間は異なるよう。

手術中は、事前にYoutubeでシミュレーションしていたのでドキドキしながらもそこまで慌てずに完了。

視界がかなりぼやけた状態で帰宅。

<術後>
しばらくは顔を洗えない、プールに入れないなど生活上の不便はありましたが、言われた通りにして裸眼生活へ移行。

術後翌日に病院、一週間後、一ヶ月後にも行かないといけないので仕事しながらだと結構きついなと思った。(私は有給中に実施したので大丈夫だった)

全部終わった今の所感

①快適!

メガネとコンタクトをしなくてよいのは快適。ドライアイや乱視なども特に無し。目についてかけていた意識を手放せて素直に嬉しい。直射日光浴びる時にはサングラスがいるなと思うくらい眩しい。ハローグレアは思ったより気にならない。

②左右の視力差と期待値の問題

(いわゆる”ガチャ目”)になる可能性をもっと知られてもよいと思った。私の場合は右目が若干弱いと感じる(両目で見ている分には全く気にならないレベル)これはICLでもレーシックでも起きる現象。同じ時期にレーシックを受けた友人は、左目2.0、右目1.5になっていた。実際に、免責事項の冊子にも「狙った視力にならないことがあります」と記載されているし、医師からも「視力1.5を”目指します”」と言われる。更に、視力低下した際にはコンタクトやメガネで補助する必要についても書かれている。(それが嫌で手術してるのに、どういうことwと思ったが、実際それが推奨されている。ICL→視力に違和感→レーシックかメガネ、コンタクトを推奨しているみたいで、ICLのレンズ交換は勧められていない。)

ICLで視力が気に入らなくてレンズを交換することは補償の範囲外。(少なくとも私が行った病院では)レンズの大きさが合わない場合は無料で交換可能。期限あり。つまり、視力の補償はしてくれないということです。実際かなり精密に検査しているのでそこまで大きくずれることはないと思いますが、ここはちゃんと自分の期待値コントロールをしておいた方が良いなと思いました。ここが許容できない場合は手術を受けない方が良いかも。例えばメガネやコンタクトであれば、視力の変化によって細かく両目が同じ視力になるように矯正できますが、ICLやレーシックはそう簡単にはできない。メガネやコンタクトを手放すためにやったけれども、結局両目の視力差が万が一起こってしまった時に、その左右差を許容できなかったらもう一度手術か、メガネを再度することになるということです。ここが一番の考えるべきポイントだと思いました。幸い私は上記のような状態になっていないのですが、この可能性は誰にでもあると思いました。(例えば視力検査の時の視力が通常時と違った、術後の視力低下のスピードに左右差があったなどで)

③総じて

術後に考えたことは以上です。費用的なこと、術後視力の保証がないこと、視力のみならずハローグレアや眩しさなど見え方自体が変わるということなど、色々マイナスポイントはありますが、総じてやってよかった方が勝ると思っています。人生は有限なので、目について考える手間と時間を手放せた(今のところは)というのが一番大きなポイントです。

おしまい!

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