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’23ヴィクトリアマイル ラップグラフで予想

はじめに

 メイケイエールが回避したとはいえ、それでも超豪華メンバーのヴィクトリアマイルがやってきました!

 ディフェンデングチャンピオンとして迎え撃つは純白の女王ソダシ

 初対戦となる4歳勢は、ナムラクレア(スプリンター)・ナミュール(マイラー)・スターズオンアース(中距離馬)と、各路線のスペシャリストが集結。それぞれ、牡馬の一線級と戦って結果を残して来た俊英です。

 穴にも個性的な馬が揃い、不安定な天候もあって、どの馬が勝つのかわかりません。しかし、間違いなく見ごたえのあるレースにはなります!

ラップグラフ

集計:13~22ヴィクトリアマイル 10戦

ワンペースな持続力勝負がベースだが、どちらかといえば後傾ラップになりやすく、ラスト3Fの瞬発力も必要。

・ただし、ハイラップになると短距離戦のような底力勝負スローだと瞬発力勝負の要素が強まる。

・スプリンターと中距離馬が一堂に会するレース。どちらかといえばスプリンターの方が結果を残す。

米国血統(持続力)とディープ(瞬発力)が強い。ディープ産駒が少なくなってきた現在では、レースぶりから両方を兼ね備える馬を探したい。

・迷ったらデインヒル。同舞台の東京新聞杯で、デインヒル持ちすべてが掲示板(東京新聞杯ふりかえり)。

おすすめ馬

ナムラクレア

○G1タイトルこそないがスプリントの頂点に近い馬

○若いときは前に行きたがる馬だったが、近走は中団の位置取りで我慢している。マイルは対応できる

○2走前、直線の長い中京でラスト3Fを32.9の瞬発力を見せた。

○雨予報で馬場が渋りそうな中、前走は不良馬場の高松宮記念で2着。馬場不問の活躍が見込める。

デインヒルあり〼。

✕東京初めて。

気になる馬

スターズオンアース

実質3冠牝馬。能力的には最上位。

近3走で上り最速。ドゥラメンテ産駒らしい瞬発力ある。

○湿った馬場に対応できるかは不明ながら、母系に入っているモンズーンはドイツの馬なので、重馬場適性ありそう

✕近3走はすべて中距離。VMはある程度のスプリント適性が必要と見ているので、追走に戸惑いそう。

ナミュール

〇前走は同舞台の東京新聞杯で、大外枠からハイラップを先行して2着。走破タイムも優秀で十分戦える。

〇若い頃は瞬発力を生かす競馬が得意だったが、経験を重ねて持続力が問われる競馬への対応力を高めている。VMは両方の特性が生かされる好舞台。

○母父ダイワメジャーは重馬場得意。

デインヒルあり〼。

✕改善された出遅れ癖が再発しなければ。

その他短評

ロータスランド
瞬発力なく東京不向き。雨がもっと降れば経済コース確保で面白い。

サウンドビバーチェ
切れる脚がないので厳しい。大舞台に強いドゥラメンテにデインヒル持ちなので、血統だけ見ると一発ある。

アンドヴァラナウト
浮き沈みが激しい馬だけど、秘めた力はある。前走は前残りの競馬を後方から追い上げて0.4差。3着づけなら。

スタニングローズ
楽に先行できる遅いペースしか経験がなく、今回は追走に苦労しそう。

ソングライン
貴重な切れるキズナ産駒。スプリント適性高く、安田記念の勝ち馬。頭まである。要警戒。

イズジョーノキセキ
有馬記念で好走したように、マイルは距離が短い。メンバー揃っているここでは軽視。

ララクリスティーヌ
後継ラップをパワフルに差し切った前走は評価。ナムラクレアと同じミッキーアイル産駒なのでデインヒル持ち。全然買える。

クリノプレミアム
上りのかかるタフな展開なら大物食いある。今回は適性が低いが、馬場が重くなればなるほど期待値は上がる馬。

サブライムアンセム
若い頃に比べれば落ち着いたが、まだまだ素質だけで走っている。先々は楽しみも今回は軽視。

ステラリア
距離は明らかに短い。ただいつ好走するかわからない怖さはある。

ルージュスティリア
クラシックに出たかった素質馬が古馬になり本格化。ただ持ち時計がなく、今回は軽視。

ソダシ
大外枠は特に問題ない。連覇ある。

おわりに

 率直に言って、スターズオンアース・ソングライン・ナミュール・ナムラクレア・ソダシの上位人気5頭が抜けて強いと思っています。

 特にスプリンターとはいえナムラクレアには高い期待を寄せていて、重馬場になってもパフォーマンスが落ちない安定感が頼もしく、何より離れた5番人気がおいしいです!

 スターズオンアースは舞台適性が低く、1番人気とあって普通なら切るところですが、8割の力でも足りそうなほど強い馬だと評価しています。

 ナミュール、ソダシ、ソングラインは完全に横並びの評価ですが、東京新聞杯の予想とふりかえりを見たら、「迷ったらデインヒル」と分析していたので、それに従いナミュールを上位としました。

 穴にはサウンドビバーチェとララクリスティーヌを推しておきます。

ʕ•ﻌ•ʔ タノシミ♡


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 メジロマックイーン対トウカイテイオーの天皇賞・春が、競馬に関する最初の記憶。母がテレビ観戦しているところを、興味なく横目で見ていた。レース後、母は嘆いていたから、トウカイテイオーを応援して馬券を外したらしい。

 数年後、ウイニングポストやダビスタに触れ、本格的に競馬に目覚める。ナリタブライアンからディープインパクトまでの時期に熱中。一番好きな馬はヒシミラクル。2022年には牧場まで出向き、十数年越しに初めての対面を果たした。

 ディープインパクトの引退と時期を同じくしてプライベートが忙しくなり、しばらく競馬から離れる。それでもオルフェーヴルの凱旋門賞チャレンジは、リアルタイムでテレビ観戦した。

 ウマ娘ブームをきっかけに本格的に競馬に帰還。以後、予想記事を書いたり、血統を調べたり、牧場見学に行ったり、一口馬主になろうとしたりと、競馬が趣味の中心となりつつある。

 犬と馬が好き。

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