2023.3月中シアター上野

新型コロナ対策のマスク着用が個人の判断に委ねられたこの日、eyeさんの突然の登盤が発表されたシアター上野へ。

香盤順は、
1: eyeさん
2:夢乃うさぎさん
3:愛奈さん
4:水咲カレンさん
5:望月きららさん

暖かい陽気に加えて混み合う劇場内は、暖房も効いていて非常に厳しい環境だった。1回目からうなだれるお客さんも散見され、eyeさんも、トークタイムでは汗だくで対応しながら「化粧を直しても汗が止まらなくて直らない」と話すくらいであった。

eyeさんは、先月のあわらミュージック劇場と同じ演目だったが、ステージが変わると見え方が変わる。あわらミュージック劇場よりもコンパクトなシアター上野のステージでは、演目の細かな変化に気付ける。

衣装には若干の変化があり、18cmから20cmになったと言う蛍光ピンクのピンヒールは、蛍光色の衣装とネイルも相まって、暗転時にその存在感を凄く放っていた。
偶数回の演目でも、立ち上がりのキメどころでは、ブレが一切見られず完璧にキメていてとてもかっこ良く、その瞬間、暑さに茹だる場内の空気もシャキッとしたように感じた。

特に素晴らしかったのは、4回目のステージだった。途中から鳴り物を持つお客さんが来場してから、他のお客さんも手拍子を入れやすくなった。手拍子を入れるのが難しいリズムの演目もあったが、鳴り物を持つお客さんの腕が良く、ステージとお客さんのノリに一体感が生まれてとても良い状況が作られた。

この日は場内のコンディションが香盤の印象にもかなり影響を与えていたように感じた。
踊り子さんのパフォーマンスによる空気の作り方だけではなく、観劇しやすい環境が整っている事も、その日の印象を大きく左右するように思う。

しかし、あの茹だる場内でお客さんが誰もマスクを外さなかったのは、さすがだなと思った。この日から任意に委ねられた感染対策、今後も手探りで変化をしていくのだろうが、体調のコンディションも万全にして楽しく観劇をする為にも、慎重に実施していきたい。

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