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専門医資格の取得と更新

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どの専門医試験が難しいのか。

たとえば総合内科専門医試験と消化器病専門医試験のどちらが難しいのか。 めちゃくちゃ幅広い範囲から出題されるのと 専門分野のマニアックなことが出題されるのと どちらが難易度が高いと感じるかにもよるだろう。 専門医制度は国家資格ではないので 基本的には不合格者をだす試験ではない。 高校や大学の進級試験とはまったくちがう。 だから出題範囲も指定されている。 試験が難しいと感じるかどうかの決め手は、 出題されやすいポイントを受験者がわかっているかどうかだ。

試験にでそうなポイントを予想するには

専門医試験が難しいと感じるかどうかの決め手は、 出題されやすいポイントを医者が気づけるかどうか。 想定外の問題が出る試験ほど難しく感じるのは当然だろう。 どうやったら専門医試験にでそうなところに気づくことができるのか。 知る方法は3つ。 ① 学会誌の特集ページを読む ② 学会理事メンバーが興味関心のある事柄に気づく ③ 過去問 ②と③の情報を手に入れるには、残念ながらそれはあまりインターネットには書いていない。 自分が常にアンテナを立てていることや人脈が必要になる。

試験問題をつくる人の気持ちになってみる

専門医試験にでそうなポイントを予想するには その学会が主催する学術集会やセミナー、講演会に参加すること。 そこで取り上げている事柄を知るのが近道だろう。 基礎分野よりも臨床分野のほうを注目する。ただし製薬会社の色が強くでている講演会では、試験にでるでるポイントは見つけられないだろう。 医学雑誌で、学会理事メンバーが執筆している、臨床に関する文章を読むのもよい。 その学会が編集している雑誌だけでなく、 幅広い領域の医師を対象とした雑誌、たとえば日本内科学会雑誌とか日本医師会