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専門医資格の取得と更新

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2019年2月の記事一覧

総合内科専門医試験は難しいのか

2018年度の合格率は60%前後という結果だったようだ。 ベテラン内科医が受験して60%しか合格しないなんて、激ムズ! と思うかもしれない。 その通り。 その通り? 私が受験した2014年頃、同期に受験者はいなかった。受験会場で会ったのは見た目40歳以上、60歳代もいた。大学教授、総合病院院長など著明な大御所とたくさん会場ですれ違った。 大御所の合格率は想像以上に悪い。2回落ちて3回目の受験でやっと合格した某院長が身近にいるほど。 しかしその医者らの診療レベルが悪いわ

どの専門医試験が難しいのか。

たとえば総合内科専門医試験と消化器病専門医試験のどちらが難しいのか。 めちゃくちゃ幅広い範囲から出題されるのと 専門分野のマニアックなことが出題されるのと どちらが難易度が高いと感じるかにもよるだろう。 専門医制度は国家資格ではないので 基本的には不合格者をだす試験ではない。 高校や大学の進級試験とはまったくちがう。 だから出題範囲も指定されている。 試験が難しいと感じるかどうかの決め手は、 出題されやすいポイントを受験者がわかっているかどうかだ。

試験にでそうなポイントを予想するには

専門医試験が難しいと感じるかどうかの決め手は、 出題されやすいポイントを医者が気づけるかどうか。 想定外の問題が出る試験ほど難しく感じるのは当然だろう。 どうやったら専門医試験にでそうなところに気づくことができるのか。 知る方法は3つ。 ① 学会誌の特集ページを読む ② 学会理事メンバーが興味関心のある事柄に気づく ③ 過去問 ②と③の情報を手に入れるには、残念ながらそれはあまりインターネットには書いていない。 自分が常にアンテナを立てていることや人脈が必要になる。