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BOKUMO.に関わるトリマーさんに一読してほしいこと

初めまして。
夜分遅くに大変失礼致します。

私は、某ホームセンターに
勤務しているトリマーです。
突然なのですが、
お伺いしたいことがございまして
メッセージを送らせて頂きました。

以前、短期間だけなのですが
BOKUMO取り扱い店舗に
勤務していたことがあり
2019年に行われたセミナーに
参加させて頂いたこともあります。

愛犬には(チワワ)、BOKUMO
シリーズを使わせて頂いてから
毛並みが柔らかくなりました。
個人的にも、クレンジング、スキンケアローション、乳液を毎日使用し、とてもお世話になっております。
特に、スキンケアローションと
乳液はわんこも人も使い心地抜群です。

ホームセンターでは会社から
決められたシャンプーしか使えなく
メインで使用しているシャンプーが
泥成分だったり、お肌敏感な子には
薬用シャンプーや、パピーシャンプーを薦めないといけないのが現状で
シャンプー後の保湿も導入されておらず、実際お肌が乾燥してたり
赤みがある子が、本当に多いです。。。
ホームセンターもわんこに優しい
トリミングに変わればいいなと日々
悩みながら働いていて、その限られた中でも、わんこに達の為に出来ることを探していて、持ち込みシャンプーのご提案などもしており
勝手にBOKUMOシリーズをオススメして、お客様自信で購入したものを持ち込みシャンプーとして使用させて頂いてる子もいます。
この間、個人の仕事用インスタにもストーリーでBOKUMOのご紹介させて頂いたのですが、取り扱い店舗ではないのに、勝手に紹介していいのだろうかと思い、すぐに消しました。
ただ、この様な行為が
大変失礼なことをしているのではないかと不安に思い
いけないことであれば謝罪しなければいけないと思い
インスタグラムの方へDMをお送りさせて頂いたのですが、こちらにもメッセージを送らせて頂きました。
もし、ご一読して頂けましたら幸いです。。。お忙しい中、このようなメッセージをお送りしてしまい
本当に申し訳ございません。
※原文そのまま(絵文字省略)


ある日こんなメッセージが届きました。これを読んで、みなさんはどんな感想を持ったでしょうか?


これはおそらく、氷山の一角で。あちらでも、こちらでも起こっている事象なのかもしれません。


転職先でもお客様におすすめ頂けるということはメーカーとしては売上の面では大変嬉しいことではあるものの、ぼく個人としてはとても憤りを覚えています。


誤解を恐れず、簡素に表現すれば「そんな売上はいらない」と考えています。


ここからはこの現象と向き合って、お返事をさせていただきたいので長くなりますがお付き合いください。


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某ホームセンターに勤務しているトリマーさんへ


はじめまして。SIPPO-HAPPO(株)代表の野間厚志です。まずは勇気を出してメッセージいただけたこと、誠に感謝しています。とはいえ、あまり嬉しい出来事ではないので、それを文字にしてみたいと思います。


全文noteに出してもいいとおっしゃってくださったこともとても助かりました。今後同じことが起きないように、すでに同じようなことをしてしまっているヒトたちにも読んで頂きたいと思います。


ところで、あなたのお名前は何とお呼びしたらいいでしょうか。ぼくはどこの誰かわからない方にこのnoteを書くはめになってしまいました。


よければ、お名前を教えて頂けないでしょうか。べつに取って食おうなんて思ってもいないし、以前勤務していたサロンさんを調べようなんて気はまったくありません。(書いている途中で知ってしまったのですが、これはこれでよかったかなと思います)


ただこのメッセージをくれた方のお名前くらいは知っておきたかったです。謝罪なら特に。


せっかくすごく長く文章を書いてくれているのだけれど、把握しにくいので要約させてください。ここでは貴方がどう思っているかではなく事実のみを列挙することとさせてください。


・BOKUMO.の取扱サロンさんを辞めた 
・ホームセンター内のトリミング部門に就職した 
・そのホームセンターは取扱店ではない。
・ホームセンターの仕事用個人instagramでBOKUMO.を紹介した 
・ホームセンターのお客様にBOKUMO.をおすすめした


上記の事実(行動)をふまえて


ぼくに謝罪する必要があるかどうかを確認したいということでいいでしょうか?(主訴)



少しスッキリしましたね。



結論から言えば謝罪する相手はぼくではなく、過去の君の上司と、現在の君の雇用主に謝罪をすることが優先順位としては高いかなと思います。


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過去の上司へなぜ謝らなければいけないのか?


BOKUMO.は「最低限の知識」を有していないお店には販売していません。そのために電話での口頭テストを実施させて頂いております。それはご存知でしょうか。


理由を簡単に説明すると、メーカーとしての矜持として適切なご案内をお客様にできないのであればお取扱い頂きたくはないですし、店舗に置いてほしくもないし、おすすめしてほしくもないのです。動物病院からのお取扱い希望がある場合も同様の扱いをさせて頂いています。


それは「BOKUMO.ってこんなすごいんだよ!」と言ってほしいわけではなく、「お客様の愛犬にはこのシャンプーが合うと思います」という接客をして頂きたいためです。


お客様の愛犬に合うものをご案内できるだけの知識があること、そしてその時にご案内する製品がBOKUMO.であれば嬉しいのですが、本当に合うと思うのであればBOKUMO.でなくてもいいのです。


つまりお客様から見たときに「BOKUMO.の置いてある店舗はお客様にとって間違いのないシャンプーを選択し、提示することができる」というご認識を持って頂きたい製品なのです。ただたくさん売れればいいというブランドではありません。



この業界にいることで貴方も見えている部分かもしれませんが、時間やお金を使って勉強をし、誠実に営業をしているお店が損をしてしまう世界で、せめてぼくだけは誠実なお店を応援したいという想いからこのブランドを展開してきたし、これからもずっとそれは変わりません。これを守れなければBOKUMO.の価値は半分以下になると言ってもいいでしょう。



おそらく全てのBOKUMO.の取り扱い店の責任者の方はそのお店でBOKUMO.という製品を通してお客様と対話の時間を作ったり、お客様のわんちゃんの健康を維持してあげたいという想いがあって、テストに合格するためにたくさんの時間を使ってくださっています。



その結果、お客様から一定の支持が得られるようになれば「まじめに勉強して良かった、これからも適切な接客を心がけよう」となり、お客様にも取扱い店様にも良いカタチになるのだと考えています。



弊社がお取扱いを許可した店舗で仮に問題が起きたら一緒に悩みますし、ご一緒に考えさせて頂くことになります。テストをするということはそれくらいの責任がぼくにあると考えています。



貴方にわかって頂きたい事が1つあります。取扱いを許したのはテストを受けられたご本人だけだということです。くれぐれもそこを勘違いしてほしくはないのです。



店舗のオーナーさんがテストを受けられたのであれば、その従業員の方のレベルをぼくは担保しません。つまり以前そこにいたは通じないと考えています。だって貴方はテスト受けてないですし。



逆にテストを受けられたのが従業員さんであった場合ですが、その方が転職したらBOKUMO.のお取扱いをやめて頂くようにお願いしています。だってそのお店に許可を出したわけではなくて、そのトリマーさんにお取扱いをお願いしたのですから。まっとうに今の職場でご紹介いただくのであればせめて「現職場で上司より許可を得た上で、元職場でお買い求めください」というご案内がよかったのかなと思います。



このnoteを書いている途中、貴方の元職場の上司の方からもご連絡を頂きました。丁寧に謝罪いただき、決して貴方の悪口は言わず、(辞めた子は)イイコなんですが・・・すみません。と。転職先でも頑張ってほしいからあまり事を荒立てたくはないとおっしゃられていました。



貴方のやったことは、そういった努力をされてきた元職場に泥を塗る行為で、元上司に多大な迷惑をかけているという現実があった。ということだけは、しっかりと心に刻んでいただきたいと思います。



これらを踏まえてどうするのかはぼくの立ち入る範疇にありませんので、貴方にお任せします。ここまでを理解できたのならおそらく、これから襟を正してくれるのではないかと思いますので、ぼくは応援します。


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現在の雇用主への謝罪


貴方がやってしまっている事でひとつ、社会人として重大な間違いがあります。それは「自社の利益を削って他社に利益をもたらす」行為です。


あなたは雇われている身ですよね。仕事というものは何があっても「雇われている場所に利益となるよう働く」ことです。嫌ならその場所を中から変えていくか、その労力を割きたくないのであれば辞めるべきです。


例えそれが個人的に「いやだなぁ」とか「気が進まないなぁ」なんて思っていたとしても、雇われている場所に貢献することが貴方と雇用契約を結んだ場所との取り決めなはずです。


具体的な話しをしましょう。


勝手にBOKUMOシリーズをオススメして、お客様自信で購入したものを持ち込みシャンプーとして使用させて頂いてる子もいます。


これです。取扱店ではない場所で、お客様に購入を促し、店舗で使用する。ぼくの中で考えうる限り最悪のシナリオです。あまり目につくようであれば貴方ではなく、店舗責任者さまと大人のお話し合いをさせて頂かなければならないでしょう。


貴方が現在働くお店では、BOKUMO.が使用できない、でも目の前のイヌをどうにかしてあげたい。そういう気持ちをお持ちなのだと思います。ぼくはその気持ちを否定しませんし、素晴らしいことだと感じています。


しかし、貴方の職場に置いていないものをお客様へおすすめすることが良い振る舞いであるとは思えません。シャンプーというカテゴリーの製品がそこにはたくさんあるはずです。その中でもお客様にすすめられるものがまったくなかったはずがないのです。


つまり店舗の利益として残せるものをわざわざ接客の時間、つまり給与の発生している状態を使って、取扱いのない製品の購入をすすめる。雇用主からすれば背信行為にも近いことをしてしまっているのだという自覚を持ってください。


これは素直にごめんなさいをしたほうが良いのではないかと愚考します。


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今後の振る舞いについて


過去にあったことをこれ以上アレコレ言うのも気持ちが悪いので、これからの話しをしましょう。


これからBOKUMO.を使い続けたいという貴方の願いをかなえる方法をお教えします。


ひとつは、今働いている店の中で主体的に働き、雇用主に改めてBOKUMO.の取り扱いをしたいと交渉することです。ぼくはそこがホームセンターであろうがチェーン店であろうが「適切な説明のできる方」がいらっしゃる限りテストやお取扱いを拒むことはありません。


雇用主の信頼を得るため、しっかり働いて数字を出して、提案書を書いて、お客様と自分と店舗の利益になるカタチで誰に対しても誠実に店舗に導入することをおすすめします。



そうすればぼくは「まっとうに頑張る貴方」を応援することを約束します。


今回のようなトラブルは予見されたことではあるものの、あまり対策という対策が思いつかずにいました。改めて考える機会を頂けたことをありがたく思います。

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最後に


どうして私ばかりこんなことを言われなければならないのか?と考えていらっしゃるかもしれませんね。貴方以外に同じようなことをしている方も見受けられることもあるかもしれません。ですが、これは貴方のやったことを問うているのです。


とはいえ、確かに他にもご注意させて頂くべき方はいらっしゃるなぁと感じています。雇われでなく、オーナートリマーで定価で購入しお店でご使用されている方もいらっしゃるみたいなので即刻辞めていただきたいなと思っています。(これを見ている方で定価購入してご使用されている方、もしお見受けしたらご注意させて頂くことがあるかと思いますのでご了承ください)


繰り返しになりますが、弊社は「まっとうに頑張るプロ」を応援しています。


シャンプーを通じて、お客様との会話を盛り上げ、取扱店さまの扱う弊社以外の製品/サービスの売上の向上にも貢献できるといいなと考えています。


売上には貢献したいのですが、店舗の信頼を担保する上で、接客で嘘をついたり誇大広告を行うことを弊社は良しとしません。


例えばシャンプーは汚れを落とすものなので、どんな成分が入っていたとしてもシャンプーで皮膚が強くなることはありません。そういった「当たり前のことを、当たり前に」できるお店が増えていくような世界を創っていけたらいいなと考えています。


BOKUMO.の取り扱い店の皆様、平素よりBOKUMO.を応援して頂いている飼い主様。このようなnoteを掲載することになり大変申し訳なく思います。


代表として改めてお詫び申し上げます。


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お客様へ

BOKUMO.の置いてある店舗様は多種多様な思想をもっているとは思うのですが全て「シャンプーに関しての最低限の知識」を有していることをお約束します。そしてBOKUMO.のお取扱い店様は「勉強に一定の時間とお金をかけて」います。


できればどんな小さな買い物でも、はじめてBOKUMO.を教えてくれたお店でお買い物をするようにしてみてください。その売上がそのお店のさらなるレベルアップに使われることを、ぼくは知っています。


このnoteを読んでBOKUMO.を取扱店ではないところに持ち込んで洗ってもらうのはイケナイのかな?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、お客様がご自身で選んでくださった場合は何の遠慮もなくお持ち込みください。今回のケースはお取扱い店ではない場所で購入をすすめられてしまったことが問題だと感じています。


とはいえ、正式なお取扱い店でない場合には「施術者の知識」をこちらで把握できないため、何かあった場合に対処ができかねることも同時にご了承ください。


まだまだ取扱店が少ない現状で、ご不便をおかけして大変申し訳ございませんがご理解・ご協力の程お願いできますと幸いです。


スライド4


SIPPO-HAPPO株式会社

代表 野間 厚志


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