見出し画像

【行動の説明】もっと理解したい【心は行動の原因ではないから】

ここ2年ほど行動分析学を学んできているけど、

学べば学ぶほど

行動の理由はこれでしか説明できない

と思う。

僕も行動分析学を知る前は

心の状態や先天的な資質などを

めっちゃ考えてたけど

今は、いわゆる遺伝的なものだったりで

自分の行動を理解しようとするのは

とても危険だなと思う。

確かに妙に納得するし

なんちゃら診断の説明を聞くと

何も考えなくてよくなるから

楽になるし

すぐ結果が見える

結果を他の人と共有して

同意を得られて

嬉しくなるし

なんちゃら診断を使うっていう

行動をめっちゃ増やしてるよなー

って思う。

行動分析学学ぶ前は

僕もこんな感じだったから

すごい分かる。

でも、今となっては行動の説明に

なってないと考えるし

それでワクワクする行動をする人が増えるとも思わない!!

というわけで、まだまだ理解すらできていないことを学んだ行動分析学の本から学んだことをシェアしていきます!

行動分析学入門-ヒトの行動の思いがけない理由 著:杉山尚子 出版:集英社新書

行動分析学入門と書かれた本。

同じような内容も読んでるし、聞いてるし、説明もしてきたけど

本を読むたびに基礎的なことでも

『どういうこと?』

とまだまだなる。

実践しながら学んで、学んで実践してをもっと繰り返さないと。

というわけで、この本への1番大きな問いはこちら。

行動分析学の考え方とは?

その僕なりの答えが

行動の原理に基づいた科学で行動を変えていくこと

なんとなくそれっぽい答え

それでが深堀していきます。

行動の原理とは何なのか?

それが

行動に対して行動前後の環境を分析して行動の原因を分析していくこと

行動前後の環境とは

行動前→行動を事項する際に、行動前の条件が行動に影響を与える

行動後→行動後の結果によって行動に影響を与える

行動に影響を与える環境が行動の前後にあるということ

なので、行動の前後をみて行動がなぜ起こったのかを分析していこう!

というのが行動の原理ですかね。

それでは大きな問いの

行動の原理に基づいた科学で行動を変えていくこと

なぜ行動の原理の科学を使うのか?

まず行動分析学では欲求や意志などの心も行動の原因を求めるべき対象です

ようは意志などは行動の理由にはならないということ

意志などの心を直接説明しようとすると、新たな概念を作り出して、新たな概念の説明の為にまた概念を生み出す

ことが始まります。

概念の説明が原因の対象となります。

もはや説明困難になってきます。

何かの行動を説明したい

〇〇が心にあるからだ

〇〇はなぜ生まれる?

〇〇は××によって生まれる

××はなぜ生まれる?

××は△△によって生まれる



みたいな感じで説明に説明をどんどん加えてる。

しかも、

その行動は○○だからだ

といってしまうと

行動がなぜ起こったかを説明がしてない

ある行動を○○という言葉に言い換えただけ

確かにそうだなと思う

几帳面
物静か
怒りやすい
頑固
柔軟
などなど

ある行動の頑固や几帳面などの言葉に言い換えているだけで

行動の説明にはなってない

という内容に確かにそうだなと何回もなる。

このようなことが起きないように

行動の原理を科学で使うと

行動の法則を明らかにして、
行動改善を実践的にすることで
主観である概念を作り出さない

ことができる。

最後に大きな問いの

行動の原理に基づいた科学で行動を変えていくこと

どうやって行動を変えていく?

・実験を通して新しい条件を加えながら行動変化を観察して行動の原因を探る
・行動前~行動~行動後のどこにアプローチするか探る
・現在の行動の頻度を測定する→新しい条件を加えて頻度を測定する。これを2回繰り返すことで偶然性を排除する

最後は少し日常的に使う言葉から離れてしまいましたがどうかお許しください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?