今夫婦がお互いのためにしておくこと

こういった非常時、夫婦はお互いのためにどうするべきか。


冷静でいたいけれど、なかなか不安でそうもいかないかもしれません。

余裕がない時こそお互い助け合えるのか、いがみ合ってしまうのかが可視化されるものです。震災の時、結婚が増えたのは覚えている人も多いかと思いますが、宮城県仙台市の宮城離婚相談所への離婚相談は前年比2倍になったという記事もあります。今、大切な人を支え、自分の不安も支えてもらうために何が今できるのかを知っておきたいタイミング。

夫婦が互いのためにできる大切ことは簡単です。「今、1番辛いことは何?」と語りかけ、否定せずに相手の気持ちを聞くことです。

「いつまで続くかわからない」「ずっと子供が家にいて何もできない」「うつってないか、うつしてしまわないか、目に見えないから不安」「お金どうしよう」様々な不安がきっと色々積み重なっていることでしょう。これ、もちろん夫婦じゃなくてもです。友人と、恋人と、誰かと分かち合ってください。

辛さを言語化して、否定せずお互い受け止める、これができるだけで解決策がなくとも「ああ、自分の辛さは誰かに受け止めてもらえる、孤独ではない」と思える。その時の気持ちは「寄り添ってもらえた事実」としてこの先も一つの繋がりになるものです。これは、難民キャンプなどでプロが使っているテクニックでもあります。孤立状態を防ぐために「今、一番辛いなことは何?話してみて」と語りかけるんですね。つらさを悪化させるものは孤立感だからです。逆に言えば、孤立を防ぐことができれば光がさします。

「解決策がないことを話し合ってもしょうがない」という考えの人が多いとも思いますが、しょうがないどころか、孤独のケアという意味ではとても大切なことです。家庭単位でできることはそういう不安を少しでも取り除いてニュートラルな状態になるべく近づけることです。

日々恐怖を煽られる、同じような内容のニュースに触れ続けると視野はどうしても狭くなります。仕事、家事、育児、コロナ、くらいには今自分の容量をコロナに明け渡している状況でしょう。状況は刻々と悪くなっていますし、決して楽観して良い状況じゃないけれど、冷静でいることは両立できます。

冷静だと、生きるために必要な情報もキャッチできます。国からの支援は使えるもの、どんどん申請しましょう。(国の今の支援状態が充分であるという意味ではありません)

ちなみに私は日頃コメンテーターとして週3、4で生放送のニュースに触れていますが、もうこの2ヶ月はコロナ一色です。でも、毎日毎日いろんな専門家に話を聞いて「専門家でも見解違ったりするな……」なんて思いつつ結局は「こまめに手洗いしろ」と結論は決まっているんですね。あとは「密閉された人の集まる所になるべくいくな」。今はそこからさらに「不要不急の外出するな」ですね。

そこに、各家庭互いのメンタルケアを視野に入れると良いなと思う次第です。非常時に相手がどう接してくれたか、は記憶にもずっと残ります。

そして気がつかないうちに心は疲弊してしまいます。心の疲弊、軽視しないほうが良いというのは、何度もメンタルをやられた私が痛感しています。

そして、こういう時、家庭内暴力が増えるというニュースもあり、非常に心配です。

すぐにでもSOSを。速すぎるSOSなんてものはありません、躊躇せず。
こちらにDVの全国の相談先があります↓

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/pdf/center.pdf

さて、こういったヒントをたくさん詰め込んだ新刊もどうぞよろしくお願い致します。
きっと夫婦で過ごす時間が長くなる今こそ是非です。

Kindleもあります!

「すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある」↓

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