【2021松本山雅】vs山形(7/11)A プレビュー 『W山田』
・山形戦プレビュー
ついに久しぶりの勝ち点3をもぎ取った山雅。
前半戦を終えて5勝7分9敗の16位で折り返す。
今節の対戦相手山形とはホーム開幕戦にあたる3節で対戦。
ハーフスペース奥を取ってからマイナスクロスで河合のゴールにより1-1の引き分けとなった試合だが、山形も松本も当時とは監督が変わり大きく状況が異なる。
特に山形はクラモフスキー・川井体制になってから調子を上げ、現在2位京都と8差の6位にまで浮上している。また、直近8試合負け無しの4連勝中と好調。
・山形メンバー予想
前節と同じメンバーと予想。
藤嶋がケガ。藤田が前節突然のベンチ外で状況が気になるところ。
前回対戦時からの変更としては松本怜が負傷離脱中。熊本が序列を下げて山崎が入っているというような状況になるだろう。
・山形の特徴
基本的には縦に早いカウンターをベースにしながら、ある程度保持に特徴を持ちたいという狙いのサッカー。
特に守備では前線の4人と運動量の多い中盤が連動したハイプレスをかけてくる。
その反面ウィークポイントも明確にあり、狭く設定された最終ラインの両脇の裏には、SBが遅れて対応するシーンが目立つ。
ロングボールを効果的に供給することが出来れば、相手のハイプレスをひっくり返すことは十分に可能か。
攻撃は2パターン。
4-2-3-1のままのビルドアップと左肩上がりのビルドアップ。
左SBの山田拓のポジショニングがキーになり、その周辺以外は特段大きくポジショニングが動くことはないため、かみ合わせをある程度考えることで解決するだろう。
また、もうひとつのポイントは山田康のポジショニング。一応2トップの一角という扱いを受けることが多いが、柔軟にリンクして攻撃を組み立てていく。
山雅も前回対戦は山田康のハーフスペース突破をきっかけに失点している他、現在まで全ての試合に先発し、3ゴール3アシスト。
ダブル山田の動きをどう捕えるかが鍵になる。
・山雅予想戦術
メンバーはこちら。
3-4-2-1での予想で、スタメンの変更は2人という予想をしている。
まず、守備は前節と同様に人を捕まえる方針と予想。
アンカーが居ないため、トップ下は使わずノーマルな1トップ2シャドーで組む。
ポイントは山田拓に対するマークで、前節と同様にWBの方あがり(SH化)を導入。ただ、かみ合わせ的に5枚で守る時間が増えるため、より守備適正の強い外山を右に起用し、SHの中原と対峙し1vs1が求められる場所に下川を起用すると予想した。(普通に表原が2戦連続同じタスクという可能性は十分ある。)
そしてプレスは右利きの野田から左サイドの展開を封殺し、背後を消しながら遅れて誘導していく形。
スペースに誘い出してそこで奪い取りたい。
攻撃は基本的な3-4-2-1の攻めから、前節のように湧き出ていくような攻撃を展開したい。
また、相手のSHのマーク次第でWBへの配球を臨機応変に変えていきたい。
常田のところで少しでも時間を作ることが出来れば、逆サイドの外山に正確なボールを期待できる。
もちろん相手としてもそこに対してのプレスは工夫してくるだろう。
山雅としてはポジションを入れ替えながら前進し、時にはキーパーから裏を返すことで相手のプレスを無効化していきたい。
・さいごに
恐らく名波監督が選手にかなりの熱量を持って伝えているとは思うが、1勝した次の試合で如何にその流れを継続できるかというのは今後にとって重要だ。
素晴らしいゲームとなるよう。
そして、結果が伴うよう。
最高の週末を楽しみたい。
One Sou1