【未完 #9】新たな創作の波を乗りこなす:インディーゲームと漫画文化の未来への展望 (一気に投稿中)

はい、どうも、いぬねこ先生のがんばり語ラジオを始めていきたいと思います。 そしてようやくですね、第1回目の収録が終わりまして、まあ動画として投稿できるという形になりつつあるというね、長くなりましたが、ようやく進みつつある感じでございます。 そして足はまだ治っておらず、もう少しゆっくり歩かないと、短めの距離にしないといけないなというところだったりするんですけど。さあ、最初1本目の動画を撮り終えた結果、思うのはですね、メイキングに関しては難しいなという話です。だいぶ古くなっているので、正直検索したら出てくる情報が多数あるという。 なのでわざわざ僕が言う必要はあまりないんですよね。何か聞かれて、偶然自分の中からポロリと落ちたりするようなことがあれば、何か話したり、過去のことは資料がいっぱい残っているので振り返りながら話すみたいなことがあるのかもしれないとは思ってはいます。
なので、そんな感じでゆるいラジオを繰り返していくんだろうなというところでまたラジオをしていけたらなと思います。

ではではさっそく何を話していこうかって思っていたりするんですけれども、そういえばそういえばとても元気になることがありました。 というのが、『負けヒロインが多すぎる。』マケインですね。こちらの作品を見て数年ぶりにアニメに感動したので、何か話していけるんじゃないかなと思って。個人的に久しぶりのアニメ語りというか、みんなに向けては初めてのアニメ語りというか、アニメ語りをする場所がここについに誕生したと思いながらちょっと語りたいんですけど。よかった。大変よかった。最近のアニメの良くないところというのは、メジャーになってきてしまったがためにいろんな人に向けてコンテンツを作ることになっているので、本当のアニメのすごさである「特定の部位に向けて全員できる集中的に作り込む」という、集中させることによってテーマが浮き彫りになって感動するものができるというものがあると思うんですけど。漫画とかそうですよね。一人の作家さんが何か自分のテーマに沿って作り込んで、それによってすごいものができたりとか。
それをアニメの規模でやると、人数が人数で表現が奥深い分、かなりすごいことになるんですけど、最近のアニメはそれがないと。 残念ながらいろんな人に向けて作るようになってしまったので、それが起こらないと。
マケインに関しては、もちろんラノベ作品からではあるんですけれど、やっていることがとても極まっているという感じで、最近はなかったものですごく良いです。


今現在は一話を見たところで終わっています。その上での感動ではあるのですが、力の入れ方がだいぶ違うというのが見ててわかるってやつなんで。おそらくきっと名作になります…!

みなさんもほんとうにいいアニメって見ててわかりますよね。
なんかもういろんなところからわかるっていうのが。

昨今質が高くなりすぎて、求められる水準が上がりすぎたせいというのもあるので、見てて"力の入れ方がだいぶ違う"みたいにわかることってそうないんですよね。
たしかに昨今はどれも質は高いくて「それなりにまんべんなくやってるな」みたいなところで作り込んではいるんですけど、

マケインに関しては一つ一つ、すっごい細かく丁寧に作り込んでるのがわかるので、とても嬉しいです。

それで、具体的に何がすごいか、思い当たる限り話していきたいところではございますが、まず最初に冒頭ですよね。
そして冒頭&冒頭ですよね。

基本的に素晴らしい作品っていうのは、冒頭プロローグがちゃんとしてるんですよね。何か主人公をいきなり映すのではなくて、「 これから主人公が出会うであろう事件」などを描いて、そこでは主人公が出ておらず、 今後、主人公の日常が事件に巻き込まれた時に、"最初に描かれておいた事件に関するもの"っていうのが、 主人公が出会う事件と一緒に絡み合うと。
このような構成になってるのがいいので、 最初に描くものは事件に関するものだったりするんですけど、ちゃんとやってますよね。 どんなものが描かれるのかということをちゃんと描かれてる。説明されてる。 そしてなおかつ油断がない。ワンカット、ワンカットをこんなアングルで描くのかみたいなのをちゃんとやってる。
しょうもない絵ではなくて、AIでも出せない絵っていうのをこれでもかとやってくれてる。
あらゆる角度のいい角度っていうのをちゃんと取ってやってくれてて。

そしてこの冒頭の最初が終わったところで、先ほど言った冒頭&冒頭ですよ。 次の冒頭もいいですね。無駄がない。完璧に必要なところから始められてるという。

通常冒頭の次に出てくるのが主人公の日常を丁寧に描く描写なんですけど、マケインでやられているのは、見事に主人公を出しながらも他のキャラクターが目立つように主人公以外のキャラを「同時に立たせる」ということにもすごい成功してる。

マケインではヒロインがいかに可愛く描けるかというのも重要になっているところなので、"同時に立たせられたこと"でヒロインをいい感じにする作り方ができているというね。



ここまでならまぁ「しっかりお話を作り込んで、それを踏まえて最初の始めを決める」っていうのは、大体誰でもできるんですよ。 きっとね。なんですけど、マケインでできないわすっごい。ってなるとすれば、表情の豊かさですよね。そして、変態的なところですよね。この2つは真面目にお話の構成をやり込んで初めの組み立てを立てたら、逆に硬くなって消えちゃうんですよ。普通。

でもマケインは変態性は出せているし、この作品をアニメ化した際の描き方というのも最高で、120%引き出すことができているということで、ここまでを見て、この作品は他と違うなと。

かつての名作というのは最初のスタートダッシュのところを最高の走り方をしているなと。なんて素晴らしいフォームなんだ。ということで序盤にわかったりするんですけど、 マケインはちゃんとやっている(最高である。)というのが、僕が思うところで、

これらをやってさえしたらね、後は何でもいいよと思えて安心して見ていけるんですよ…!




もちろんね、負けヒロインが多すぎるということで、コンセプトがやはり上手いというところから始められているので、さすがだと思いますし。あとはランディングページ。紹介ページ的なものをホームページかどこかで見たんですけど。絵師さんの絵が最高すぎました。デフォルメの絵といい。ちゃんと描いているときの絵といい。いい絵描いてるなということで、作り手みんなの体勢がすごくいい。すこぶる健全な状態になっているというのが、 ウェブページのところから見てもわかって、昔の黄金期と言われる、もちろん今はアニメーションや演出はかつてないものだったりはするんですけど、映像が発展途中だったぶん他の部分がめちゃめちゃ丁寧にやっていた頃の、コードギアスからシュタインズゲートとかまどかマギカとか、 あの頃の力具合はすごいものがあるんですよね。それを久しぶりに感じられたということで、 僕らが見えるようなものにしてくれているということで、お客さんの中に入っているような感覚になれたので、本当に嬉しかったです。





こうしたね、今後のお話でほかにも素晴らしいポイントは色々あるのかもしれないんですけど、特に僕はこの冒頭部分をやってくれただけでひたすら感謝なんです。

やっぱり今後のアニメでマケインほどいい体制で作って、最初に詰め込むっなんていうのは、全体の体制がすこぶる健全で完全に整ってないとできる所業ではないと思うので。

いっぱい作らなくちゃいけないっていう、今の制作環境においては、そうそう見られるものじゃないと思うんですよね。
儲けるためにはやっぱり売れやすい作品で数を作っていくのがいいですし、へたに力を入れようとして大ポシャをするわけにもいかない。
いまのクオリティインフレ環境って、ドラゴンボールのフュージョンみたいな感じのゴジータやゴテックスにならなくちゃいけないようなもので「片方の力が入っていればもう片方も力を入れなくちゃいけない。バランスを崩すと大失敗になる」ということできっと難しいと思うんですよね。



もちろんこれはあくまで僕の妄想です。そういうのが見えてきてると思いこんで、漫画とかアニメとか、そこを見たりやったりというのを、僕が勝手に自分の創作熱をさめさせちゃってるんだと思います。

いまではポジティブな話ではあるんですけど、同時期にAIが来て、培ってきた描き方的なノウハウが誰でも出来るようになったという、想定外のダメージを負うこともあったということで、あえて「漫画みたいな状況や文化になるような条件が整いつつあるAI」というのに乗ろうとしてるんですよね。
それが一つ具体的にあるとすれば、たぶんインディーゲーム。

というのもまず漫画が生まれた条件について整理してみたいと思うんですけど、




日本の漫画文化が発達した条件というのは「紙が安価で、絵で物語を楽しむ絵巻物文化が江戸時代には庶民化されてあって、パロディへの許容度も醸成されていて、子供へのお小遣い文化による子供の自由な選択が可能にした週刊少年漫画として仕上がった(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=3XwpQF3XLe0)」ということがあると言われているんですよね。
そうすると、もともと子供のもので、漫画同様に物語を楽しむ余地があったゲームというのは、今後のインディーゲームによって、開発コストの大幅な削減と、つくり手が増えることによる二次創作としてのゲームが増えたりすると「表現や作品として魂を入れられる場所になってくれる」という可能性がありそうっぽくて、ここに自分が培ってきた物事を載せられたらいいなぁって思ってるんですよ。

もちろんどうなるかはわかんないんですけどね。
でも、開発コストさえ大幅に下がって週間で個人でアップデートしていけるような環境になってくれば、漫画やアニメに匹敵する以上の表現できる幅があるので、ここでなにか作るのってすごくワクワクしそうな気がしてるんです。そう...!

そしてですよ。ゲーム業界もまたソシャゲ周りが中国で決着つきつつあって、ラノベの異世界モノジャンルみたいなフロンティアがなくて次へ行けない状況になりつつあるなかでですよ。
ホロライブさんが『holoindie』を設けてくださってて、二次創作ガイドラインも整えてくださってて、先程挙げた”漫画文化発達の条件”をいいかんじに馴らしてくださっているので、色んな才能が集まる場所になりそうな気配もしないでもない。 ということで、いまは

書きコメから描く、いぬねこ&こねぬい🤍❤で、ホロライブさんをモチーフにこねぬいさんに頑張って描いてもらいながら、いろいろいろとがんばっているところなので、ぼくも作業に戻りたいと思います!




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