【様々な矯正方法紹介①】「非抜歯」で「短期間」で歯並びが完成!ミューワイヤー矯正
歯科医院をカウンセリング回りして、様々な矯正方法を知った筆者が、有名な矯正方法からマイナー矯正までを紹介していきたいと思います。
まず、第一弾は「ミューワイヤー矯正」。なんじゃそりゃ、聞いたことねーわ!と思うかもしれないが、これはなかなか奥の深い矯正方法なのである。このミューワイヤー矯正のメリットを一言で言うと、「非抜歯」で、しかも「短い期間」で矯正できるというもの!けっこうすごいでしょ?でも、もちろん物事には一長一短がある。
ここから、ミューワイヤー矯正について、詳しく説明していく。
(第1弾がわりとマイナーな矯正方法だけど、メジャーな矯正方法もこれから掲載予定です☆)
●そもそも、ミューワイヤー矯正とはなにか、から説明するね☆
通常、歯が並ぶスペースがなくて、ガタガタの歯並びや、いわゆる出っ歯の場合、歯を並べるスペースを作るために抜歯することが多い。ミューワイヤー矯正では、歯を支える顎の骨自体を矯正治療しながら大きくし、歯を後ろに動かしてスペースを作っていくことで、その人が本来持っている歯の正常な位置に歯が並ぶという矯正である。
ミューワイヤー矯正のミュー(MEAW)の意味は、輪の形に曲げられ、自由に歯を動かすことができるワイヤーという意味。歯を動かしやすいように、1本1本の歯に、輪の形のワイヤーを装着させることで、すべての歯を前後上下に動かすことができる。(具体的にどんな矯正器具なのか知りたい人は「ミューワイヤー矯正」で検索してみてね!)
●期間
6ヵ月から1.5年程度
●予算
75万円~110万円程度
●メリット
・矯正期間が短い
・歯を抜かないで歯を並べるスペースを作るための、非抜歯矯正が可能
・噛み合わせのバランスが整いやすく、正しい噛み合わせになる
・後戻りがしにくい
●デメリット
・矯正器具を装着した時の外観が目立つ。
・口の中の違和感・異物感を通常の矯正よりも強く感じる
・通常の表側・裏側矯正よりもより食事がしづらい
・通常の表側・裏側矯正よりも痛みが強い
●知っておいた方がいい注意点
・この矯正では、上の歯に付けた矯正装置と下の歯に付ける顎間ゴムを活用する。顎間ゴムをかけることで、それぞれが引っ張り合う力で歯の移動を行う。顎間ゴムは食事の時間以外はつけ続ける必要がある。
●感想「メリット多いからやってみたいけど、でも見た目が強烈すぎるっ!!!」
この矯正を取り入れている矯正歯科は、非抜歯矯正に力を入れている矯正歯科である。
抜かずに歯を奥に動かすことができ、比較的短期間で終了でき、正しい噛み合わせが作れるというメリットに、わたしは強く惹かれた。そこで、南青山にある、この方法を取り入れている有名な矯正歯科に訪れて、院長先生ご指名で指名料5,000円を払い、矯正のカウンセリングを受けた。
まずは、ミューワイヤー矯正の装置の写真を見せてもらった。輪の形に曲げられた独特の形のワイヤーのために、歯に装着した写真を見ると、通常の表側矯正より更に激しい見た目になり、正直相当目立つなぁと感じた。表側ワイヤーだけで、目立つかどうか悩んでいるレベルの私には、このミューワイヤーの装置を付けることに躊躇してしまった。でも、メリットが多いので、最後まで悩みに悩んだ。
ただ、装置を付けている期間は短いものの、その間は食事がしづらく、お粥・スープ・ヨーグルトという流動食が主食になるという体験談を聞いた。
更に、この矯正が通常の表側ワイヤー矯正よりも更に痛いというのを聞き、痛みに弱い自分にはとても無理だと判断したのだった。
●この矯正に向いている人
治療期間が他の矯正と比較して短いケースが多いので、結婚式前に1年ほどかけてこの方法で矯正する人も多いと聞いた。ミューワイヤー矯正では、ただ単に歯並びを綺麗にするだけではなくて、本来のその人の歯が持つ正常な位置に並べ、噛み合わせのバランスを整えて、口の中から健康にするということを理念とする矯正である。
ミューワイヤー矯正の期間は、マスクか何かでしのぐ人もいるらしい。歯を抜かずに歯並びを整えたくて、短期間だからと見た目を割り切り、かつ、痛みも乗り切る覚悟がある方には非常にオススメな矯正方法である。